2016年度 上級生準合宿(5/2~5/7)

2016年度 上級生準合宿(5/2~5/7)


5月2日(月) 晴 (猿倉~小日向のコルBC)

メンバー 宮武 小清水 染矢 松本拓也OB

P2050585
 新宿駅に集合し、電車で白馬駅へ移動する。白馬駅到着後、テルモスにお茶を汲み、タクシーで白馬アルパインホテルに移動する。白馬アルパインホテルで挨拶をし、着替え、スニーカーをデポさせてもらう。その後、タクシーで二股に移動し、故梶川OBの追悼を行う。再びタクシーに乗り猿倉に到着する。猿倉山荘周辺は雪がない。ロングスパッツ、キャップを装着して出発する。登山道は夏道が出ていて、融雪によって登山道上は水が流れている。進んでいくと1350m付近からは雪面となる。雪は腐っていて木の近くは踏み抜きやすくなっている。1450mの中山沢の一部ではデブリが出来ている箇所がある。そこを素早く通過し、急斜面を登っていくと小日向のコルに着く。到着後、テント設営を行い、雪上訓練に移る。訓練の最中に三戸呂OBと合流する。その後、ブロック設営、トイレ作成を行い、この日の実動を終了する。
【訓練内容】
メインFix 0゜50’
       合計T)0゜50’

CT)猿倉(12:20~12:33)~小日向のコルBC(15:16~16:16)~メインFix確認(16:20~17:15)

5月3日(火) 晴後曇 【BC~白馬岳主稜取り付き~六峰~白馬岳~杓子岳~樺平~BC】

メンバー 宮武 小清水 染矢 松本浩OB 三戸呂OB 松本拓也OB

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出発直前に松本浩OBが幕場に到着する。学生と松本拓也OBは先に雨具の上、ヘルメットを装着して出発する。早朝は雪が固く締まっている。杓子尾根のP.1802mのコルを目安にトラバースし取り付きへ向かう。P.1802mのコル手前の登りで松本浩OB、三戸呂OBと合流する。取り付き付近は雪がついているが、進んでいくと一部藪道となる。八峰手前でハーネス、ザイルを装着する。ザイルメンバーは小清水-松本拓也OB,染矢-宮武で組む。七峰で藪の急斜面となった為、ワンアット30m×1P行う。さらに少し進んだ所で、脆い岩の急斜面となった為ワンアット40m×1P行う。六峰手前で藪の急斜面となった為、ワンアット20m×1P行う。途中、山本篤OBを含めた2パーティーの登山者と会う。六峰上部の急斜面は融雪が進み露岩が出ている箇所がある為ワンアット40m×1Pを行う。その後も細い稜線上を進んでいき、三峰手前で昼食を摂り、アイゼンを装着する。白馬岳直下の雪壁をワンアット40m×2Pをつるべ式で通過し頂上に到着する。途中の白馬山荘でアイゼンを外し、昼食を摂る。白馬山荘から杓子岳への登山道はほとんど雪がなく、夏道が出ている。杓子岳への登り返しで2年生1名のペースが落ちる。杓子岳頂上でアイゼンを装着し、双子尾根を下る。山頂からJ.Pまでは急斜面が続く為、注意して通過する。途中、2年生をワンアット30m×1Pで降ろす。進んでいくと、ゴジラの背手前でシュルンドが大きく開いていた為、北側を巻くようにしてメインFix50m×2P行う。双子尾根はシュルンドが開いていている箇所がある。また、藪道となっている為、通りにくい。樺平でザイル、アイゼンを外し、BCに着く。

CT)BC(3:35)~白馬岳主稜取り付き(4:58)~六峰(7:09)~白馬岳(11:40)~杓子岳(13:23)
~樺平(16:17)~BC(16:57)

5月4日(水) 雨後曇 【J.Pまで偵察、雪上訓練】

メンバー 宮武 小清水 染矢 松本浩OB 三戸呂OB

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天候を考慮し、J.Pを目安として行動する。早朝、出発時に松本拓也OBが下山される。雨具の上、ヘルメットを装着して出発する。双子尾根を進み、樺平に出る。ここで、ハーネス、ザイル、アイゼンを装着する。ザイルメンバーは小清水-松本浩OB-宮武、染矢-三戸呂OBで組む。樺平から上部では風が強くなり進みにくい。ゴジラの背でメインFix25m×1Pを行い、南側を巻くようにして登る。J.Pに到着するが風が強く、稜線行動が厳しいと判断し引き返す。ゴジラの背で行きと同様メインFix25m×1P行う。樺平でザイル、アイゼンを外し、BCに到着する。BC到着後テント張り替えをし、三戸呂OBが主体となって雪上訓練を行う。
【訓練内容】
ワンアット 0゜50’
懸垂下降 0゜40’
         合計T)1゜30’

CT)BC(5:00)~ゴジラの背(7:39)~J.P(9:46)~BC(13:50)~雪上訓練(15:10~16:40)

5月5日(木) 曇後晴 【BC〜樺平〜BC、雪上訓練】

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 雨具、ヘルメットを装着して出発する。昨日降った霙の影響で雪面、藪道共に滑りやすくなっている。しばらく登ると南側から風が吹きつけてくる。尾根上は融雪が進んでおり、シュルンドも大きく開いている箇所がある。樺平では風が強く風速30m/sを超える。そのためツエルトを出して7:30まで天気待ちをする。時間になっても風は依然強いままであるため、引き返すことに決定する。BCに到着後、ワンアット×5P、懸垂下降×3Pの雪上訓練を行う。

CT)BC(4:20)-2550m付近(4:30-11:32)-BC(11:46)

5月6日(金) 晴 【BC〜樺平〜杓子岳〜白馬鑓ヶ岳〜湯沢分岐〜BC、雪上訓練】

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ヘルメットを装着して出発する。雪面は固く締まっており、滑りやすい。樺平到着後ハーネス、ザイル、アイゼンを装着する。ゴジラの背でメインFix25m×1Pを南側のハイマツ沿いに巻くように張り通過する。J.P付近で休憩を取り、杓子岳を目指す。杓子岳直下は急登のため慎重に登っていく。杓子岳を下り、白馬鑓ヶ岳への登り返しで2年生1名のペースが落ちる。杓子岳から白馬鑓ヶ岳の稜線は夏道に所々雪が付いている。白馬鑓ヶ岳到着後つづら折りのガレ道を下っていく。湯沢分岐到着時、引き返し時間を30分過ぎていたので湯沢を下ることにする。太陽が照り付け、かなり暑い。下り始めは急であるため、トラバースしながら下っていく。沢の合流地点に到着した後、慎重に沢を渡り、双子岩を通過してBCまで登り返す。BC到着後テント張り替えを行い、ワンアット×3P、懸垂下降×2Pの雪上訓練に移る。

CT)BC(3:46)~樺平(5:36)~杓子岳(8:12)~白馬鑓ヶ岳(8:05)~湯沢分岐(8:29)〜BC(10:10)〜雪上訓練(12:05~15:10)

5月7日(土) 雨後曇 【三白平で雪上訓練、下山】

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雨が降っているため雨具を着て出発する。気温は低く、視界は50m程である。三白平に到着後、雪上訓練に移る。訓練終了後、テントを撤収し、梱包する。その後、双子岩にて追悼を行う。BC跡地に戻り、猿倉に向けて出発する。重荷のためスリップに注意しながら急斜面を下る。その後ルートファインディングに注意しながら進み、猿倉に到着する。
【訓練内容】
カッティング              0゜20’
アイゼン歩行              0゜30’
滑落停止訓練              0゜30’
キックステップ             0゜30’
ワンアット               0゜40’
コンテニュアス             0゜30’
Fix工作               3゜30’
                合計T)6゜30’

CT)BC(4:47)~三白平(4:55〜11:30)~BC(13:35)~猿倉(14:35)

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