2005年度 冬山合宿(12/24-1/5)

2005年度 冬山合宿(12/24-1/5)


12月23日(金)

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村

部室に高野OB、中澤コーチが見送りに来られ、ありがたく沢山の差し入れを頂く。その後、予定通り部室から上野駅にダブル歩荷を行い、上野駅周辺で夕食を食べる。さらに上野駅16番ホームに菅澤OB、谷山コーチ、小久保OB、乙山OBが見送りに来てくださる。OBの方々と在京部員に見送られながら急行能登で離京する。

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12月24日(土) 雪時々曇 【滑川駅-上市-伊折-馬場島BH】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村

急行能登が大雪の影響で滑川駅に到着するのが4時間近く遅れる。上市駅から予約しておいたジャンボタクシーで伊折まで行く。伊折で出発準備をしていると、警備隊の雪上車が下りてきたので挨拶しヤマタンを受け取る。官物をデポして出発する。馬場島までは雪上車が通ったおかげで、ラッセルは必要なく順調に進む。発電所辺りで日が落ちたので、ヘッドランプを付ける。暗闇の中歩き、馬場島に到着する。ダブル歩荷の予定であったが、今日は時間が無いので、明日伊折まで逆歩荷することにする。

CT)滑川駅(9:45-11:03)-上市(11:30-12:20)-伊折(13:15-14:10)-馬場島BH(18:40)
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12月25日(日) 晴 【BH-伊折-BH】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村

伊折まで逆歩荷を行う。昨夜は雪が降らなかったので積雪は無く、早い時間に戻ってくる。

CT)BH(6:30)-伊折(9:25-9:50)-BH(13:50)
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12月26日(月) 雪時々曇 【BH-BC-BH-BC】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村

食当の不手際で出発が30分程遅れる。出発早々、腿から腰程のラッセル。なかなかペースが上がらないので、途中からトップは空身でラッセルを行う。遅いながらも一定のペースで進んでいくが、白萩川を渡る橋でトップを歩いていた1年生が橋に出来ていた雪庇を踏み抜き、雪庇ごと橋から3mほど落ちる。幸い落ちた場所が良く、無傷であった。橋を過ぎた所にテントを張り、逆歩荷に移る。行きに作ったトレースのおかげで往復2時間程で逆歩荷を終了するが、その後予定していた取り付きまでの偵察に行くことは出来なかった。

CT)BH(6:58)-BC(12:20-13:15)-BH(14:00-14:30)-BC(15:20)
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12月27日(火) 雪 【BC-1100m付近-BC】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村

歩き出しから取り付きまで、腰程のラッセルが続く。尾根に取り付くが、当初予定していたルートは雪が付いて傾斜が大分きつくなっていたため、30m程左の樹林の中を縫うように登っていく。胸程のラッセルが続き、ペースがなかなか上がらない。途中、予定していた尾根上のルートに戻るため、雪崩斜面をトラバースする。この際、Fix50mを1ピッチ張る。Fixを張った1100m付近で引き返し時間となったため、標識を補充しながらBCに戻る。

CT)BC(6:40)-1100m付近(12:25)-BC(13:15)
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12月28日(水) 雪後曇 【BC-引き返し地点1200m付近-BC】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村

食当の不手際で朝食が5分遅れ、出発が30分遅れる。大雪の中、C1幕営予定地を目指して出発する。昨日のトレースは完全に消えている。取り付きの少し上部で弱層テストを行うが、手首に軽く力を入れただけで上の層が簡単に崩れる。危険そうであるが、樹林の中なので大きな雪崩の心配はないと判断し上部を目指すことにする。膝程のラッセルであるが、2時間半程度で昨日の引き返し地点まで行く。そこから、上級生1名がワンアットで上部の偵察に向かうが、急斜面かつ小ブナグラ谷側が切れているので、Fix50mを2ピッチ、ルートを慎重に選びながら張る。2ピッチ張り終わった1200m付近で引き返し時間となり、BCに戻る。

CT)BC(7:00)-引き返し地点1200m付近(12:15-12:40)-BC(13:50)
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12月29日(木) 曇後晴 【BC-引き返し地点1450m付近-BC】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村

昨夜、雪は降らず比較的暖かい夜であった。朝、空は雲で覆われているが雪は降っていない。3日目のC1ルート工作に向かう。トレースは残っており、ラッセルも無く順調に進み70分程度で昨日の引き返し地点に着く。Fix終了点の1200m付近から更にFix50mを1ピッチ張る。そこからは比較的緩やかな斜面が続き、ひたすら腿から腰程のラッセル。尾根も広くなってきた1300m付近で、別のパーティのトレースと合流する。その後は特に危険箇所もなく、C1予定地の1400mに達する。時間が余っているので1450mまで行く。1450mに達するころには空は青空となり、剱岳周辺の山々が見渡せる。ここで昼食後、1400mで明日のテント設営のため整地し、標識を補充しながらBCに戻る。

CT)BC(6:27)-引き返し地点1450m付近(12:30-12:50)-BC(14:50)
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12月30日(金) 雪時々曇 【BC-C1-BC-C1】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村

本日はC1入り。ゴミをデポするためBC付近の木にぶら下げて出発する。トレースも残っており順調に進み、早い時間にC1に到着する。テント設営後、BCまで逆歩荷に向かう。夕方から雪が降り出したため、夜中1時に上級生がテントラッセルをする。

CT)BC(6:33)-C1(9:30-10:35)-BC(11:45-12:20)-C1(15:05)
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12月31日(土) 雪時々晴 【C1-引き返し地点1550m付近-C1】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村

朝、外に出ると雪は小降りになっているが、テントは半分ぐらい埋まっておりテントラッセルに苦労する。ACを目指して出発する。1450m付近までは早いペースで進むが、そこから先は腰から胸程までのラッセルが続き、ペースは上がらない。1500m付近に雪崩斜面があり、その先に岩トラバース箇所があるので続けてFix50mを2ピッチ張る。1ピッチ目は素早く張り終わるが、2ピッチ目の岩トラバース箇所の急な下り傾斜で時間がかかる。張り終えると、すでに引き返し時間となっていたのでC1に戻る。夜のミーティングで2ピッチ目が重荷では通過するのはFixがあるとはいえ危険と判断し、明日2ピッチ目は場所を変えて張り直すことにする。

CT)C1(6:38)-引き返し地点1550m付近(9:30-13:10)-C1(13:35)
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1月1日(日) 快晴 【C1-引き換えし地点1650m付近-C1】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村

朝から雲一つ無く、文句無しの快晴。AC予定地の大猫平目指して出発する。快調なペースで登っていき、昨日の2ピッチ目を張り直す。少し通過しやすくなる。その後は1550m付近までは腰程のラッセルが続く。1550m付近に雪崩危険箇所があったため、Fix50mを1ピッチ張る。さらに、そこから少し進んで急斜面でFix50mを1ピッチ張る。ここで時間切れとなり引き返す。

CT)C1(6:30)-引き返し地点1650m付近(12:40)-C1(14:10)
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1月2日(月) 雪

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村

予備日を使い果たしたため、これより上部へは行かず、本日から下山活動に移る。本日は上部のFix回収へ向かう。昨日のFix終了点まで行き、Fixと標識を回収しながら下る。Fix回収に時間がかかる。早い時間にC1に到着したので、1200m付近まで下部足付けを行う。

CT)C1(6:24)-C1(10:50)-C1(12:40)
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1月3日(火) 雪 【C1-BC】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村

本日はBHまでの予定であるが、12時半までにBCに着かなければBCまでとする。朝から猛吹雪で、テント撤収、梱包ともに手間取る。特に眼鏡をかけているものは眼鏡が凍りつき視界が非常に狭い。出発が1時間以上遅れる。昨夜の積雪でルートが分かり辛く腰程のラッセルでペースは遅いが、標識を探しながら下っていく。Fix回収でさらに時間がかかり、BC到着が予想以上に遅くなる。BCにデポしたはずのゴミが無くなっている。

CT)C1(7:37)-BC(14:55)
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1月4日(水) 雪 【BC-BH】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村

風雪の中テントを撤収後、再度出発前にデポしたゴミを探すがやはり見つからない。橋は雪庇を警戒し、確保しながら上級生が先に空身でトレースを付ける。橋の通過後は交代しながらラッセル。馬場島には早い時間に到着する。その後、明日行う予定の雪上訓練を前倒しして行う。訓練は、Fixを3ピッチ、雪洞作成、ビーコン探索を行う。派出所に挨拶に行くと、我々がデポしたゴミは獣に荒らされ、松本の山岳会クライミングメイトの方が拾って派出所に届けてくれたということであった。

CT)BC(7:45)-BH(9:55)
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1月5日(木) 曇後晴後雪 【BH-伊折】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村

馬場島荘、派出所に挨拶をしてから出発する。昨日通過した雪上車の後がかなり残っており、脛程度のラッセル。いいペースで進み3本で伊折に到着する。伊折で梱包訓練を行った後、冬山合宿の行動を終了する。

CT)BH(6:45)-伊折(12:30)

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