2013年度 剱岳個人山行(6/29-6/30)

剱岳個人山行行動概要

6月29日(土) 晴時々雨 【室堂ターミナル-別山乗越-剱沢小屋-別山尾根経由-平蔵のコル-南壁取り付き-南壁A2ルート-剱岳-平蔵のコルで幕営】

メンバー:長島 山本監督 

 さいたま新都心駅に集合して、その後室堂ターミナルに移動する。室堂派出所に挨拶をしに行き、その際差し入れを頂く。準備をした後出発する。室堂ターミナル周辺は観光客が多く混雑している。天気は晴れている。称名川は雪で埋まっているが、割れている箇所もあり注意して渡る。別山乗越への登りは雪で埋まっており、硬い所もあるためアイゼンをつけて登る。2650m付近からは登山道が出ており、アイゼンを外して登山道沿いに進む。別山乗越から剱沢小屋へ下る。到着後、剱沢小屋と登山研修所夏山前進基地に滞在している工事関係者の方に挨拶をする。剱沢小屋では差し入れを頂く。剱沢周辺には人は少ない。剣山荘からはアイゼンをつけ、雨が降ってきたため雨具を着るが、しばらくしたら止み一服剱で雨具を脱ぐ。一服剱からは登山道が出ている箇所が多くアイゼンを外し落石に注意しながら進む。平蔵のコルへの下りで、登山道が雪で埋まっており、シュルンドがあったので、鎖のボルトを支点に30m程懸垂下降をした後進み、平蔵のコルに到着する。本日は早月小屋まで行く予定であったが、日の入りを考慮して平蔵のコルにテントを張り、そこからサブ梱包で登攀することにする。アイゼンをつけて南壁A2取り付きへ下るが、取り付き付近にシュルンドができており取り付くことができない。取り付きの上部にシュルンドが無く壁と雪が繋がっている箇所があったため、本来の開始地点から20m程上部のバンドに取り付き、登攀を始める。登攀は最初長島がトップで行き、その後はつるべ式で合計5P登る。
1P目は、凹角を25m程登り、ハイマツのバンドで切る。2P目以降は、ほぼリッジ沿いに登る。また、上部へ行くほど浮石が多くなってくるため落石に注意する。ルート上には残置ハーケンが多く残されている。錆びていて古いハーケンも多いため強度を確認しながら支点に使用する。5P目の終了点から先は歩いて登ることができるため、ザイルを外してガレ場を登る。頂上到着後、写真を撮り、日が暮れてきたためヘッドランプをつけて平蔵のコルへと下る。カニのヨコバイでは鎖にカラビナをかけて通過する。暗いため足元に注意しながら下り平蔵のコルに到着する。

CT)室堂ターミナル(9:43)-雷鳥沢野営場管理所付近(10:16)-別山乗越(11:42)-
剱沢小屋(12:05-13:18)-前剱(15:40)-平蔵のコル(16:23)-南壁取り付き(17:07)-南壁A2ルート経由-剱岳(19:27)-平蔵のコル(20:15)

6月30日(日) 晴 【平蔵のコル-早月尾根経由-馬場島】

 

メンバー:長島 山本監督 

 ヘルメット、ハーネスをつけて出発する。カニのヨコバイを経由して本峰へと向かう。早月尾根への分岐にザックをデポして頂上往復する。頂上で写真を撮った後、分岐に戻り早月尾根を下る。道は登山道が出ている箇所が多いが、雪が硬くて急斜面の箇所もあるためアイゼンをつけ外ししながら下る。早月小屋周辺には雪が無く小屋は完全に出ている。人はいない。早月小屋から先も、残雪が残っている箇所がありスリップに注意しながら下る。登山客が多く馬場島まで20人程とすれ違う。その後は休憩をはさみながら一定のペースで下り馬場島に到着する。

CT)平蔵のコル(5:25)-剱岳(5:56)-早月尾根分岐(6:08-6:22)-早月小屋(9:26)-馬場島(12:10)

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