2016年度 冬富士合宿(11/22~11/27)

2016年度 冬富士合宿(11/22~11/26)


11月22日(火)

メンバー 宮武 小清水 染矢 小池 小田 佐藤

予定通りに部室に集合する。バスタ新宿に移動し、バスに乗って御殿場駅に向かう。御殿場駅で水を汲みタクシーで新5合目まで移動する。到着後テント設営を行う。テント設営後、小池が体調不良を訴えた為、体温を測ると38.4度の熱がある。その為、関OBが乗ってきたタクシーに小池を乗せて下山させる。その後、翌日の朝食の準備をして就寝する。


11月23日(水) 曇後霧後小雨

メンバー 宮武 小清水 染矢 小田 佐藤 関OB

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毛手袋、目出帽、ロングスパッツを装着した後出発する。大石茶屋を過ぎてしばらくすると霧が濃くなり10m~30m程の視程となる。雪は新6合目まで付いていない為、柔らかい砂利道を歩き、徐々に標高を上げていく。風は吹いているがバランスを崩すほどではない。途中、2パーティーの登山者とすれ違う。2050m付近で小雨が降り始めた為、アルパインジャケットとオーバーズボンを着る。新6合目に到着後、テント設営を行う。雪が付いていない為、設営は鉄ペグを用いて行う。休憩の後、関OBと4年生で幕場からトイレの間に滑落防止用のFixロープを張る。その後、谷山OBと合流する。

CT)新5合目(6:07)~2合8勺(8:27)~新6合目BC(11:47)

11月24日(木) 雪

メンバー 宮武 小清水 染矢 小田 佐藤 関OB 谷山OB

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ゴーグル、ヘルメット、ピッケルを装備しアンザイレンをする。食当の不手際と装備の装着に時間がかかり出発が遅れる。昨晩から降り続いた雪で積雪は25cm程となり、富士山の下部まで一面銀世界となる。出発してすぐに耐風姿勢の訓練を行って上部に向かう。登山道はうっすらと見えている程度である。天候が悪く、雪崩の心配がある為、訓練場所を変更し幕場から260m程登った斜面で雪上訓練を行う。訓練場所は50~60cm程の積雪量である。雪面の状況を考慮し一部内容を変更して訓練を行う。終了後、アイゼンを装着したまま、アンザイレンをして下る。帰幕後谷山OBが下山され、松本拓也OBと合流する。

【雪上訓練内容】
耐風姿勢            0゜10’
カッティング          0゜10’
キックステップ          0゜30’
アイゼン着脱          0゜30’
アイゼン歩行          0゜40’
滑落停止            0゜10’
コンテニュアス          0゜50’ 
ワンアット            0゜50’
               計)3゜50’

CT)BC(6:44)~2850m付近の斜面(8:08~12:45)~BC(13:18)

11月25日(金) 快晴

メンバー 宮武 小清水 染矢 小田 佐藤 関OB 松本拓也OB

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アイゼンを装着し、アンザイレンをする。装備の装着に時間がかかり出発が遅れる。天気が良く周囲の山々が見渡せる。昨日に比べて雪が締まっているが、吹き溜まっている箇所は膝上のラッセルとなる。順調に標高を上げ、大垂水沢に向かう。雪面のすぐ下に岩が隠れている箇所もある為、歩行に注意する。大垂水沢に到着後、雪上訓練に移る。大垂水沢の積雪量は70cm以上である。訓練中、頻繁に強風が吹く為注意する。自由歩行訓練に移り、20分程してから松本拓也OBと2年生2名は上級生雪上訓練を行う。訓練終了後アンザイレンをして下る。3000m付近で休憩をとり、そのまま帰幕する。

【雪上訓練内容】
<本隊> 宮武 小田 佐藤 関OB
アイゼン着脱         0゜30’
アイゼン歩行            0゜40’
滑落停止             0゜40’
Fix通過              0゜20’
自由歩行             2゜10’ 
              計) 4゜20’
<上級生> 小清水 染矢 松本拓也OB
Fix工作2P            1゜30’

CT)BC(6:48)~大垂水沢(8:29~13:38)~BC(14:27)

11月26日(土) 快晴

メンバー 宮武 小清水 染矢 小田 佐藤 関OB 松本拓也OB

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 アイゼンを装着し、アンザイレンをする。装備の装着に時間がかかり出発が遅れる。昨日よりも雪が締まっており、歩きやすくなる。登山道上を進まず、可能な箇所は直登して進んで行く。風はほとんどなく、歩き続けていると暑い。7合5尺で休憩を取る。7合5尺付近から雪面がアイスバーンに変わり、徐々に風が出てくる為、歩行に注意する。3400m付近で大垂水沢を進むルートの方が雪面が硬く歩きやすそうで雪崩の心配もない為、そちらを進んで行く。上部からは時々石が落ちてくるため注意する。大垂水沢を登り詰めると浅間大社に到着する。お鉢は雪が吹き溜まっている箇所とアイスバーンの箇所が混在している。浅間大社から時計回りに15分ほど歩くと剣ヶ峰に到着する。頂上で写真撮影をして休憩を取る。風は強くないが止まっていると寒い。剣ヶ峰を出発して白山岳を目指す。白山岳手前から北寄りの強い風が吹き始めた為、歩行に注意して進んで行く。お鉢回りを終え、来た道を下っていく。途中3400m付近でアイスバーンの適度な斜面があった為、カッティングとアイゼン着脱の訓練を行う。その後も慎重に下りBCに帰幕する。夜中、風で幕場付近に雪が吹き溜まった為、テントラッセルを行う。

CT)BC(6:33)~剣ヶ峰(10:02~10:35)~お鉢回り(10:35~11:38)~3400m付近(12:01〜12:29)〜BC(13:17)

11月27日(日) 雪後曇後霧

メンバー 宮武 小清水 染矢 小田 佐藤 関OB 松本拓也OB

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 風が強く、外が暗い為出発を遅らせる。テント撤収、Fixロープ回収、梱包をした後出発する。湿って柔らかい雪が新5合目まで続いている為、アイゼンは装着しないで下る。出発前は風が強く、雪が舞っていたが、出発して標高を下げると雪は止み、風は弱くなる。下部は所々砂利道が出ている。次郎坊付近で休憩を取り、新5合目に向かう。到着後アルパインジャケット、オーバーズボン、毛手袋、オーバーミトン、目出帽、ピッケルをしまい、キャップを装着して、林道を進んでいく。900m付近で1度休憩をとった後さらに進み、国立中央青年の家へ下山する。

CT)BC(7:30)~新5合目(9:10~9:27)~国立中央青年の家(11:05)

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