2012年度 春山偵察山行(11/1-11/4)

メンバー 宮津 小林 長島

11月1日(木)晴後雪【鹿島山荘-P.1331m-1850m付近】

夜行バス、電車を乗り継ぎ信濃大町駅に到着する。駅前で水を汲み、鹿島山荘までタクシーで向かう。鹿島山荘は閉まっていた。鹿島山荘から奥に進むとオババの碑がある。オババの碑から少し右側へ進むと、周りと比較すると傾斜の緩い箇所があるため、そこから爺ヶ岳東尾根に取り付く。薮は薄く、踏み跡がついている。ブナやカエデの木が多い。1180m付近から100m程、薮が局所的に濃くなっている箇所を進む。1260m付近には、尾根の南側に幕営適地がある。P.1331mからは主尾根と合流する。そこから緩やかなギャップがあり、それを越えると尾根が二重になっている。そこは鹿島側の尾根を登る。1470m付近で尾根は合流する。そこからは薮が濃いが、緩やかな尾根が続く。16時頃から雪が降り始める。1850m付近で辺りが暗くなってきたため、平らな箇所の薮を刈り、幕営する。

CT)鹿島山荘(8:34)-P.1331m(10:43)-1850m付近(16:10)

11月2日(金)雪【1850m付近-トンガリピーク-ジャンクションピーク-2450m付近】

準備をして出発する。昨夜の雪が積もり、20cm程積もっている。1900m付近から、ツガの木やハイマツが多くなってくる。2100m付近からトンガリピークまではヤセ尾根、急斜面となっているため、Fix予定地としてザイルを出して距離を測る。トンガリピークから先も傾斜は緩いが尾根が痩せているため、ザイルを出して距離を測る。その後ナイフリッジとなっているギャップを抜けると、矢沢側が切れているものの、小冷沢側は広い。ジャンクションピーク手前はやや急斜面となっている。ジャンクションピークは広い平地で、道標がある。そこから傾斜の緩い斜面を進むと、辺りが暗くなってきたため2450m付近で整地し、幕営する。

CT)1850m付近(6:24)-トンガリピーク(12:01)-ジャンクションピーク(14:52)-2450m付近(16:48)

11月3日(土)雪【2450m付近-爺ヶ岳中央峰-冷池山荘-布引山-鹿島槍ヶ岳南峰-冷池山荘】

準備をして出発する。昨日と同じくらいの積雪がある。森林限界は過去の記録からは2030mのはずであったが、2600m付近まで木が生えており、薮を漕ぎながら進むためペースが上がらない。2600m付近からは薮が無くなり、広い斜面を登っていき、爺ヶ岳中央峰に到着する。稜線上は風が強く吹いている。そこからは信州側は切れている箇所があり、積雪期には雪庇が張り出す可能性があるため、黒部側を進む。冷池山荘まではなだらかな下りが続く。冷池山荘でテントを張り、テント内で昼食をとった後、サブ梱包をして鹿島槍ヶ岳南峰を目指す。黒部側からの強い風と雪の中を登る。布引山までの登りと鹿島槍ヶ岳南峰までの登りは急斜面となっている。所々凍結している箇所に気を付けて進み、鹿島槍ヶ岳南峰に到着する。写真を撮った後、すぐに下り始める。ガスが濃いため、ルートに注意して下り、冷池山荘に到着する。

CT)2450m付近(6:10)-爺ヶ岳中央峰(7:47)-冷池山荘(9:10-9:52)-布引山(11:07)-鹿島槍ヶ岳南峰(11:55)-冷池山荘(12:57)

11月4日(日)快晴【冷池山荘-爺ヶ岳南峰-爺ヶ岳南尾根経由-相原新道登山口】

準備をして出発する。天候は快晴で風もほとんどない。爺ヶ岳南峰までは登りが続く。爺ヶ岳南峰からは、南尾根を偵察する。ジャンクションピークまで木は生えておらず、岩とハイマツの斜面が続く。尾根全体が広く、若干踏み跡がついている。ジャンクションピークは広く、幕営可能である。それ以降には目立った危険箇所は無く、広い斜面が続く。1700m付近で柏原新道と合流し、その後も危険箇所は特に無く、柏原新道登山口に到着する。

CT)冷池山荘(5‥27)-爺ヶ岳南峰(7:31)-柏原新道登山口(10:49)

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