2016年度 八ヶ岳西面個人山行(2/4-2/5)

2016年度 八ヶ岳西面個人山行(2/4-2/5)


2月4日(土) 快晴

メンバー 染矢 佐々木OB

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中央道原で佐々木OBと合流し、タクシーで美濃戸口へ向かう。美濃戸口には多くの車が停めてある。到着後準備をして出発する。登山道は凍っていて滑りやすい為、気を付けて進む。途中2回休憩を挟む。美濃戸口に到着後テントを張り、朝食を取る。空が白んできた頃に準備をして出発する。トレースははっきり残っており、順調に取り付きに向かう。雲一つなく、寒くない為快適である。取り付き手前でアイゼン、ヘルメット、アイスバイルを装着する。取り付きで、他大の学生3人と出会う。ロープを出して登攀を開始する。全体的に雪は少なめであるが草付きにピックを刺して進んでいく。1P目は斜度があり、登るのに苦労する。2~4Pは斜度も落ち、雪がしっかり付いており進みやすい。4P目終了後、コンテニュアスをして上部岩壁に向かう。6P目は凹角を直上する。ここが核心部で高度感があり、怖い。7P目終了後はバンドを詰めて石尊峰に着く。ここで写真撮影をして硫黄岳に向かう。風も弱く、周りの景色が見渡せ気持ちが良い。稜線上では10人程とすれ違う。硫黄岳は多くの人で賑わっている。その後赤岩ノ頭へ向かい、尾根を下っていく。日差しで木に積もった雪が融け始める。40分ほどで下りきり、赤岳鉱泉に到着する。

CT)美濃戸口(1:20)〜赤岳鉱泉(3:48〜6:00)〜石尊稜取り付き(8:00)〜石尊峰(12:52)~硫黄岳(14:10)~赤岩ノ頭(14:30)~赤岳鉱泉(15:10)

2月5日(日) 晴後雪

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午後から天気が崩れるという予報だったため、出発時間を早める。中山乗越を越えてすぐに行者小屋に着く。行者小屋にはテントが8張程張られている。その後文三郎尾根を登っていく。森林限界辺りは急な斜度が150m程続く。他にも6人程この尾根を登っている。取り付きへの分岐から取り付きまでは急な斜面を横切る為慎重に進む。取り付きで登攀の準備をして登攀を開始する。1P目はチムニー状の凹角を登る。核心部だが上手く足を置けば問題無く登れる。2P目は小さなフェイスを越えてリッジに出る。この辺りから雲に厚みが出て、雪が降りだす。また南寄りの風も強くなる。その後コンテニュアスで岩稜、雪稜を進み、上部岩壁に向かう。上部岩壁はどこから取り付くのか分かりづらい。浅いルンゼ状を登った上部岩壁の奥に登りやすいルートを見つけ、そこから取り付く。3、4Pは比較的緩やかで登りやすい。その後はコンテニュアスでルンゼを進み、稜線の登山道に抜ける。頂上山荘を通って頂上に到着する。稜線は西から風雪が吹きつけてくる為、すぐに下り始める。地蔵尾根の分岐から地蔵尾根を下るが、ガスがかかっており、雪でトレースが消えている為、ルートが分かりづらい。また急斜面、鎖場、梯子が続く為慎重に進む。樹林帯に入ると風が収まり、安心する。その後順調に下り、行者小屋を過ぎ、赤岳鉱泉に到着する。昼食を取り、テント撤収、梱包をして出発する。入山時は12張程あったテントも残り4、5張程である。雪が降り続く中、沢沿いに下っていく。美濃戸山荘で休憩を取り、そのまま下り、美濃戸口に到着する。

CT)赤岳鉱泉(4:11)〜行者小屋(4:45)〜赤岳主稜取り付き(6:09)〜赤岳(9:50)~行者小屋(11:16)〜赤岳鉱泉(11:40)~美濃戸口(15:09)

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