2015年度 谷川岳登攀個人山行(10/17~10/18)


10月17日(土) 

メンバー 松本 太田

高崎駅に集合し電車で土合駅まで行き、ステーションビバークをする。土合駅には他に15名程の登山者がいた。

10月18日(日) 晴 
【土合駅-西黒尾根登山口-ガレ沢のコル-トマの耳-マチガ沢本谷下降点-東南稜取り付き-オキの耳-熊穴沢避難小屋-田尻沢の頭分岐-西黒沢出合-土合駅】

メンバー 松本 太田

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 肌寒い為雨具の上を着て、暗い中を出発する。登山口で雨具を脱ぎ、登山道を登っていく。昨日までの雨の影響で地面は濡れており滑りやすい。日が昇り、開けた場所に出ると眺望が良く周辺の山々を見渡せる。ガレ沢のコル付近からは岩稜帯やガレた道となる所もあり、数箇所鎖が設置されている。そのまま登山道を進んでいき、トマの耳に到着する。マチガ沢本谷への下降点を慎重に探しながら進み、登山道から草付きの緩い斜面を20m程下る。ここでハーネス、ヘルメットを装着し、更に草付きの斜面を10m程下る。岩場の残置支点や新たなハーケンで支点を作り、沢筋を40m×2P、20m×1Pで懸垂下降する。下降地点からテラスを10m程トラバースしながら岩のトンネルのような場所を潜ると、東南稜の取り付きへ出る。取り付きからは残置支点が豊富にある。準備をして登攀を開始する。開始すると、マチガ沢から上がってきた1パーティーと出会う。1P目は凹角状を登りやや右に回り込んだ後テラスに出る。凹角状は濡れていて登りづらい。残置シュリンゲが幾つかある(30m)。2P目は、左の凹角状を登ろうと試みたが、難しいことに加え濡れており断念し、右ルートから登る。テラスから一段上がった後、3m程右にトラバースし、凹角を登りテラスに出る(25m)。3P目は一段上に上がった後左寄りに凹角を登っていき、テラスに出る(20m)。4P目はリッジ状を登っていきテラスに出て、枝を束ねて支点をとる(40m)。ここから先はⅡ級程度の岩稜や草付き交じりの斜面が続く為、5P目を延ばす。リッジの左側を登っていき、最後にリッジ上のテラスに出る(50m)。ここで登攀を終了し、踏み跡を辿ってオキの耳へ登頂する。山頂からは大勢の登山客で田尻沢の頭分岐まで大渋滞しており、特に岩稜帯やガレ場では渋滞している。分岐からの登山者は少なく、2名であった。樹林帯の中を良いペースで下り西黒沢出合に出た後、林道を進み下山する。

CT)土合駅(4:19)-西黒尾根登山口(4:50)-ガレ沢のコル(6:43)-トマの耳(7:25)-
マチガ沢本谷下降点(7:35)-東南稜取り付き(9:05)-オキの耳(11:48-11:59)-トマの耳(12:15)-田尻沢の頭分岐(13:25)-西黒沢出合(13:58)-土合駅(14:56)