2008年度 冬山決算合宿(12/20-1/5)
12月19日(金)
メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木
上野駅までダブル歩荷を行なう。上野駅16番ホームに、天野OB、谷山OB、小久保OB、三戸呂OBが見送りに来て下さり、差し入れを頂く。その後、予定通り急行能登号で離京する。
12月20日(土) 快晴
メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木
上市駅からタクシーで剱青少年指導センター前ゲートまで入る。道に雪は無いため、輪かんは必要ない。官物をデポした後、準備をして出発する。一定のペースで進み2本で馬場島BCに到着する。到着時点で時間に大幅な余裕があり積雪が少ないため、次の実動を行なうことにする。サブ梱包し偵察隊、歩荷隊に分かれ出発する。
CT)ゲート(8:05)-馬場島BC (9:40)
＜偵察隊＞川村 野口
サブ梱包後、出発する。雪が少なく、赤テープを付けながら順調なペースで進む。1400m付近から膝から腿程のラッセルになる。C1予定地の1690mに到着後、引き返す。標識を補充しながら下り1本で馬場島BCに到着する。
CT)BC (10:10)-1690m付近(12:52)-馬場島BC(15:30)
＜歩荷隊＞平井 冨家 千葉 塚原 佐々木
テント設営後、サブ梱包し出発する。一定のペースで進み1本で剱青少年指導センター前ゲートに到着する。官物を梱包後出発し、2本で馬場島BCに到着する。
CT)BC(10:20)-ゲート(11:35-12:20)-馬場島BC (13:35)
12月21日(日) 晴後曇
メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木
雪が無く、順調に進む。松尾平付近から雪が出始めるが昨日のトレースがあるため、順調に進みC1予定地に到着する。整地、官物をデポした後、1本で下りBCに到着する。
CT)BC(6:28)-1690m付近(11:32-12:45)-BC (15:05)
12月22日(月) 雨後雪
メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木
早朝から雨が降っている。上部ではトレースが消えている箇所もあり、ラッセルをしながら登りC1に到着する。その後、テント設営を行なう。到着時間が遅いため上部偵察は行わないことにする。
CT)BC (6:10)-C1(12:35)
12月23日(火) 晴後雪
メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木
サブ梱包後、出発する。膝程のラッセルをしながら赤テープを付けて登る。上部では腿程のラッセルを行いAC予定地の早月小屋に到着する。整地後、下り始める。標識を補充しながら下りC1に到着する。
CT)C1(6:15)-早月小屋(10:35-11:20)-C1(13:05)
12月24日(水) 晴
メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木
テント撤収に手間取り出発が遅れる。脛から膝程のラッセルをしながら登る。途中で1年生1名が疲れを見せペースが落ちるが、気合いを入れ歩かせ早月小屋AC に到着する。その後、偵察隊、歩荷隊に分かれ出発する。
CT)C1(6:50)-AC(11:28)
＜偵察隊＞川村 野口 千葉 塚原
サブ梱包後、出発する。膝程のラッセルしながら進む。2370m付近まで行きFixを1P固定したところで引き返し時間となったため引き返す。
CT)AC(11:40)-引き返し地点【2370m付近】(13:30)-AC(14:10)
＜歩荷隊＞平井 冨家 佐々木
偵察隊と分かれた後、整地、テント設営を行いC1に引き返す。
CT)AC(13:20)-C1(14:15)
12月25日(木) 雪
＜偵察隊＞川村 野口 千葉 塚原
メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木
早朝から視界が悪いため明るくなるまで天気待ちを行う。アイゼン輪かんで出発する。膝から腿程のラッセルと風雪が強いためペースが上がらない。2450m付近にFixを固定したところで、引き返し時間となったため引き返す。慎重に下りACに到着する。
CT)AC(6:50)-引き返し地点【2450m付近】(12:55)-AC(14:00)
＜歩荷隊＞平井 冨家 佐々木
サブ梱包し出発する。トレースがあるため、いいペースで登り3本でACに到着する。水作りを行なった後、下り始めC1に到着する。
CT)C1(6:25)-AC(9:40-11:20)-C1（12:25）
12月26日(金) 雪
メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木
視界が悪く、強風であることとACから上部は、昨日から続く降雪による表層雪崩の危険があるため、本日は偵察隊とサポート隊共に停滞とする。9:10の天気図を描きテントラッセルを行う。
12月27日(土) 雪時々曇
＜偵察隊＞川村 野口 千葉 塚原
テントラッセルに時間がかかり出発が遅れる。胸程のラッセルをしながら登る。雪崩の危険がある斜面など雪の状態を慎重に見ながらルートを伸ばして行く。標識、Fixを掘り返しながら進み2500m付近でFix1Ｐを固定したところで引き返し時間となったため引き返す。慎重に下りACに到着する。
CT)AC(6:55)-2500m付近(13:30)-AC(14:50)
＜サポート隊＞平井 冨家 佐々木
サブ梱包後、出発する。昨日からの降雪でトレースは埋まり、腰から胸程のラッセルをしながら登るためペースが上がらない。12:00のトランシーバー交信で偵察隊がFixを張った後、引き返すとのことなのでサポート隊も引き返すことにする。その後、1本で下りC1に到着する。
CT)C1(6:27)-引き返し地点【2100m付近】(12:00)-C1（13:25）
12月28日(日) 雪
＜偵察隊＞川村 野口 千葉 塚原
早朝から非常に風が強く、視界が悪いため明るくなるのを待ってから出発する。風雪が強く、加えて標識、Fixを掘り起こしながら登るためペースが上がらない。2450m付近まで来たところで天候が悪く、上部は視界が20mも無いため、これ以上の行動は危険と判断し引き返す。慎重に下りACに到着する。
CT)AC(7:00)-引き返し地点【2450m付近】(10:03)-AC(12:02)
＜サポート隊＞平井 冨家 佐々木
サブ梱包後、出発する。昨日からの降雪でトレースは埋まっているため、ラッセルをしながら登る。3本でACに到着する。その後すぐに引き返しC1に到着する。
CT)C1(6:26)-AC (11:45)-C1（13:20）
12月29日(月) 晴
＜頂上往復隊＞川村 野口 千葉 塚原
早朝から無風で天気が良い。アイゼン輪かんで出発する。腿から胸程のラッセルをしながら登る。2500m付近から先はルート工作を行いながら登る。後方から他のパーティーが来て登山者が多く、Fix箇所でFix工作ができないため、Fix箇所は、ワンアットで通過し登頂後Fix固定をしながら下ることに変更する。その後、剱岳に登頂する。Fixを固定しながら下りACに到着する。
CT)AC(5:45)-剱岳(11:00-11:15)-AC(16:00)
＜サポート隊＞平井 冨家 佐々木
サブ梱包後、出発する。トレースが残っているため、いいペースで進み2本でACに到着する。その後、水作りを行い待機する。烏帽子岩まで下ったという交信を受けた後、引き返しC1に到着する。
CT)C1(6:25)-AC(8:45-14:35)-C1(15:25）
12月30日（火）雪
＜C1隊＞平井 冨家 佐々木
サブ梱包後、出発する。トレースが残っており、いいペースで登る。2050m付近で下ってきたAC隊とすれ違う。その後も順調に登りACに到着する。その後、テント張り替えを行う。
CT)C1(6:25)-AC(9:32)
＜AC隊＞野口 千葉 塚原
テントラッセルに手間取り出発が遅れる。トレースが残っており、いいペースで下り、早い時間にC1に到着する。その後、テント張り替えを行う。
CT)AC(6:48)-C1(8:20)
12月31日（水）雪
＜頂上往復隊＞川村 平井 冨家 佐々木
サブ梱包後、出発する。腰から胸程のラッセルをしながら登る。視界が10mも無くザイルを伸ばしながら進んでいくため、ペースが上がらない。2650m付近まで来たところで強風と視界が10mも無いため、危険と判断し引き返す。その後、慎重に下りACに到着する。
CT)AC(5:58)-2650m付近(10:32)-AC(12:35)
＜サポート隊＞野口 千葉 塚原
サブ梱包後、出発する。昨日の降雪でトレースが埋まっているため腰から胸程のラッセルをしながら登る。テントラッセル、水作りを行った後、引き返しC1に到着する。
CT)C1(6:15)-AC(9:40-12:45)-C1(13:50）
1月1日（木）雪
＜頂上往復隊＞川村 平井 冨家 佐々木
サブ梱包後、出発する。2650m付近まではトレースが残っており、いいペースで登る。ここからは腰程のラッセルをしながら登る。視界が悪く雪庇が発達している箇所があるためザイルを伸ばしながら慎重に進む。獅子の頭まで来たところで上部も積雪が多く、加えて視界も悪いため引き返し時間に間に合わないと判断し引き返す。その後、慎重に下りACに到着する。
CT)AC(5:42)-獅子の頭(12:50)-AC(14:50)
＜サポート隊＞野口 千葉 塚原
サブ梱包後、出発する。トレースが残っているため、いいペースで登る。AC到着後、テントラッセル、水作りを行う。その後、引き返しC1に到着する。
CT)C1(6:18)-AC(8:45-14:00)-C1(15:10）
1月2日（金）雪
＜頂上往復隊＞川村 平井 冨家 佐々木
サブ梱包後、出発する。腰程のラッセルをしながら登る。標識、Fixを掘り返しながら、視界が悪いため慎重に進む。2850m付近まで来たところで強風雪に加え、視界が悪いのと上部の雪の状態が悪いため、これ以上進むのは危険であると判断し引き返す。復路ではトレースが埋まっており、腰から胸程のラッセルをしながら引き返す。慎重に下りACに到着する。
CT)AC(5:50)-2850m付近(11:40)-AC(15:42)
＜サポート隊＞野口 千葉 塚原
サブ梱包後、出発する。トレースが残っているため、いいペースで登る。AC到着後、テントラッセル、水作りを行う。その後、引き返しC1に到着する。
CT)C1(6:18)-AC(8:45-14:00)-C1(15:10）
1月3日（土）雪時々曇
＜頂上往復隊＞川村 平井 冨家 佐々木
視界が悪いことと昨日までの実動での疲労状態を考え頂上往復隊は停滞とする。サポート隊が合流後、ミーティングを行う。話し合った結果、明日、頂上往復を行えなかった場合、Fix回収を行い、下山活動に移ることに決める。
＜サポート隊＞野口 千葉 塚原
サブ梱包後、出発する。トレースが残っているため、いいペースで登る。AC到着後、ミーティングを行う。その後、引き返しC1に到着する。
CT)C1(6:15)-AC(8:50-12:10)-C1(12:50）
1月4日（日）晴時々曇
＜頂上往復隊＞川村 平井 冨家 佐々木
早朝から天気が良い。サブ梱包後、出発する。膝程のラッセルをしながら登る。上部では標識、Fixを掘り返し、膝から胸程のラッセルをしながら登る。雪庇、雪崩斜面などを注意しながら登り剱岳に登頂する。写真を撮り、すぐに引き返す。Fixを回収しながら慎重に下りACに到着する。本日で全てのFix回収を終えたため、明日は下山することにする。
CT)AC(5:50)-剱岳(11:40-11:45)-AC(16:05)
＜サポート隊＞野口 千葉 塚原
サブ梱包後、出発する。トレースが残っているため、いいペースで登る。AC到着後、水作りを行い待機する。烏帽子岩まで下ったという交信を受けた後、引き返しC1に到着する。
CT)C1(6:20)-AC(8:30-14:05)-C1(15:10）
1月5日（月）晴後曇
メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木
AC隊はテント撤収、梱包後、標識を回収しながら下る。2030m付近で登ってきたC1隊と合流する。C1まで下りテント撤収を行い、梱包し直す。その後、標識を回収しながら、重荷のため慎重に下る。馬場島に到着後、派出所に挨拶に行き、派出所の方のご好意でお昼ご飯をご馳走になる。その後、準備をして下り始める。雪上車が通っているため、馬場島から輪かんは必要ない。林道を一定のペースで歩き2本で伊折に下山する。