2010年度 冬富士合宿(11/24-11/29)

メンバー: 千葉 佐々木 宮津 小林 杉浦 玉川 原田OB(11/27-11/28) 高橋OB(11/28)
三戸呂OB(11/26-11/27) 川村OB(11/28)

11月24日(水) 【新5合へ入山】

メンバー:学生(全)

部室に集合し新宿駅へと移動する。バス乗り場で在京部員の栗山と別れ、高速バスで御殿場駅へと向かう。御殿場駅でタクシー会社に着替えを預け、新5合手前のゲートまで送ってもらう。しかし、ゲートは閉まっている。準備をして歩きだし、車道を通って新5合へと到着する。テントを設営し、明日の準備をしてから就寝する。

CT)ゲート(15:50)-新5合(16:25)

11月25日(木) 晴 【新5合-5合(BC)】

メンバー:学生(全)

テントを撤収し、風が冷たいためヤッケの上と毛手袋を着けて出発する。ゆっくりとしたペースで登っていく。1年生1名が風邪気味で体調が優れないようである。天気が良く山頂までよく見え、4合くらいから上には雪が付き真っ白である。2合8勺の小屋横で昼食をとる。この辺りから風が強くなり始める。2300m付近で雪が付いたためサングラス、オーバーミトン、ピッケルを着用し、カッティング、耐風姿勢、キックステップの訓練を行う。そこからはクラストした斜面を良いペース登り、5合に到着する。小屋の下側には雪が吹き溜まっている。テント設営中に1年生がスコップを落としてしまい、下まで滑り落ちて見えなくなってしまう。テント設営後、幕場周辺で15分間アイゼン歩行訓練を行う。1年生1名は行動中から吐き気を訴えており、行動終了後に微熱があったため暖かくして休ませる。
幕場に着いた頃から曇となり、16:00頃から風が一段と強くなる。20:00頃にC天のポールが1本折れたため修理を行う。21:00頃、三戸呂OBが幕場に到着する。

CT)新5合(5:58)-2合8勺(8:45-9:15)-2300m付近(10:10-11:00)-5合(12:38)

11月26日(金) 晴 【BC-大垂水沢にて雪上訓練-BC】

メンバー:学生(全) 三戸呂OB

食当と梱包の不手際で出発が40分遅れる。ヘルメット、ハーネス、アイゼンを着け幕場周辺でアイゼン歩行訓練を行ってから大垂水沢へ向けて登り始める。クラストした雪面をアイゼンを効かせて登っていく。1年生1名は体調が悪いようであるが、熱は下がりなんとか行動している。雲海の上に日が昇り眩しい。6合の小屋跡地でサングラスを着ける。風はやや強いが問題はなく、7合5勺でアンザイレンする。そこからは非常に強い風の中を慎重に登っていく。大垂水沢訓練場所に着くと早稲田大学山岳部が訓練を行っているが、入れ違いで直ぐに上へと登っていく。雪は多く、吹き溜まりやクラストした箇所など変化に富み訓練に丁度良い。訓練終了後ザイルを繋ぎ直してBCへと下る。帰幕後、小屋の陰の風が当たらない箇所の雪を掘り下げ、C天を張り替える。20:00頃、原田OBが幕場に到着する。
 

CT)BC(6:39-7:08)-7合5勺(8:50-9:05)-大垂水沢訓練場所(9:35-13:34)-BC(14:20)

11月27日(土) 晴 【BC-大垂水沢にて雪上訓練-BC】

メンバー:千葉 佐々木 宮津 小林 玉川 原田OB   テントキーパー:杉浦 三戸呂OB

食当と梱包の不手際で出発が遅れる。幕場周辺で昨日の訓練で不十分であったカッティングの訓練を行ってから登り始める。1年生1名は体調が悪く、熱があるため三戸呂OBに付いてもらいテントキーパーとする。晴れており風は弱く順調に登っていく。7合5勺でアンザイレンし、やがて大垂水沢に到着する。昨日できなかった訓練があったので少し内容を変更して雪上訓練を行い、終了後BCへと下る。
テントキーパーの1年生1名は本隊を見送った後、幕場でアイゼン着脱訓練を行い、その後はテントで睡眠をとる。その間、三戸呂OBは前々日に1年生が落としたスコップを探して拾って来て下さる。スコップは2250m付近の雪の途切れる辺りに半分雪に埋まった状態で見つかった。1年生1名は相変わらず体調が悪く、少し頭痛があるようである。本隊帰幕後に三戸呂OBが下山される。その後、B天を張り替える。21:30頃、川村OBが幕場に到着する。

CT)BC(6:30-6:50)-7合5勺(8:03-8:16)-大垂水沢訓練場所(8:40-13:18)-BC(14:05)

11月28日(日) 晴 【BC周辺にて訓練、1年生1名が下山】

メンバー:千葉 佐々木 宮津 小林 玉川 高橋OB 川村OB  テントキーパー:杉浦 原田OB

5:50頃、高橋OBが幕場に到着する。非常に風が強く、地吹雪が舞い小石が飛んでくる。食当の不手際に加え、強風のために梱包、準備に手間取る。時折突風が吹き、落石も多いことから大垂水沢への移動は危険であり、また訓練時間も多く確保したいことから幕場周辺で訓練を行うこととする。テントの側でアイゼン着脱訓練を行う。その後、訓練場所について話し合い偵察を行い、宝永山側に200m程トラバースした沢状の箇所で訓練を行うこととする。1年生1名は体調不良のため原田OBに付いてもらいテントキーパーとする。アンザイレンして訓練場所に移動する。訓練場所では上級生で滑落防止用のFixロープを固定する。その後、1年生は自由歩行訓練、上級生はFix工作訓練を行う。猛烈な風が吹き雪煙が舞っている。訓練中にそれぞれ分かれて昼食をとる。12:00頃になると風がやや収まったため、1年生は滑落停止訓練を行い、その後帰幕する。帰幕後、まだアイゼン着脱訓練の不十分であった1年生の訓練を行う。訓練場所に残った上級生隊が作業中にFixバーを袋ごと落としてしまうが、川村OBが取りに行って下さり回収していただく。上級生隊も訓練終了後帰幕する。テントキーパーをしていた1年生1名は一向に体調が回復せず、またこれからも悪化する恐れがあるためOBに下ろしてもらうこととする。原田OB、高橋OB、川村OBと1年生1名が14:00過ぎに下山する。残ったメンバーでC天の張り替えを行う。下山した1年生は、その後太郎坊洞門で高橋OBと会う予定であった山本篤OBにお会いし、豊田駅まで送ってもらい、高橋OBと東京に帰京する。

T)アイゼン着脱訓練(7:55-8:15)-出発(8:40)-訓練場所(8:50-13:10)-BC(13:30※上級生14:30)

11月29日(月) 晴 【雪上訓練後、5合-新5合-国立中央青年の家】

メンバー:千葉 佐々木 宮津 小林 玉川

本日はこれまでの訓練で不十分だった点、課題の残った点を補うため幕場周辺で訓練を行った後、下山することとする。上級生は自由歩行訓練、1年生は幕場でザイルの着脱やコンティニュアスの準備を素早く行う練習をした後、3名でコンテニュアスして歩行訓練を行う。帰幕後、テント撤収、梱包をして昼食をとってから下り始める。天気の良い中、アイゼンを効かせて下っていく。昨日の強風で雪が飛ばされ、小さな岩が多く露出している。2250m付近で雪が無くなったためピッケル、アイゼンなどを片づける。その後も良いペースで下り新5合に到着する。ここで梱包訓練を行う。そこからは車道を早いペースで歩き、国立中央青年の家に到着する。

 

CT)BC周辺にて訓練(5:55-7:50)、BC(11:15)-2合8勺(12:13)-新5合(13:03-14:00)-国立中央青年の家(15:50)

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