2008年度 山岳遭難救助研修会B(10/22-10/26)

メンバー:冨家 野口 千葉 塚原

10月22日(水) 晴

メンバー:冨家 野口 千葉 塚原

急行能登で朝早く富山駅に到着し、そこから富山地方鉄道立山線で立山駅へと移動する。立山の文部科学省登山研修所に到着し受付を済ませる。開会式、オリエンテーションなどが済んだ後、実技班ごとに別れミーティングをしてから研修へと移った。
この日の夜、研修終了後には全体で確保理論の講義と読図のテストを受けた。

【3班:野口、千葉】

 午前中は室内で各自の装備の点検を行った後、基本的な結び方などのザイルワークを行った。昼食後は外に出て、支点構築の研修として研修所内で土嚢や自然物を使った支点構築のしかたを学んだ。また、80kgのゴムタイヤを10m程の高さから落とし、確保する訓練を行った。

【4班:冨家、塚原】

装備の点検を行った後、2人と3人のパーティーにわかれ人工壁で1Pを登攀し懸垂下降を行った。その後、80kgのゴムタイヤを10m程の高さから落とし、確保訓練を行った。ここで昼食をとり、支点構築の全体研修として土嚢・自然物・エスロン・石八を学ぶ。その後は班ごとに別れ、ビレイ確保の確認、ムンターヒッチの仮固定・吊り下げを行った。夜の班別研修では懸垂下降、吊り下げの確認を行った。


10月23日(木) 晴後曇

【3班:野口、千葉】

まず研修所で昨日の支点構築の復習を行ってからバスで雑穀谷の岩場へと移動した。幅10m、高さ15m程のフェースで、ボルトが無数に打ってあった。脇に歩いて登れる道があり、それを利用してフェースの上に登った。初めに懸垂下降の方法を確認した後、人を背負ったり、抱きかかえたりしながら下降する救助訓練を行った。17時頃終了し、バスで研修所に戻った。

【4班:冨家、塚原】

午前中は体育館にて2人での吊り下げ、シュリンゲを使った背負い搬送、背負い懸垂を行った。ここで昼食をとり、外で自然物を使った支点構築(土嚢・自然物・エスロン・石八)を確認した。その後、引き上げと張り込みの実演をし、1/3システムを学んだ。夕食をとった後、体育館で1/3システムの引き上げ、ユマーリング登高を行った。


10月24日(金) 曇時々雨

【3班:野口、千葉】

 朝から雑穀谷の岩場へと移動し救助訓練を行った。まずフェースの中腹に宙吊りになった人を確保し下降する訓練を行った後、今度は動滑車のシステムで3分の1の負荷で人を引き上げる訓練を行った。午後は一度研修所に戻り、研修所の裏山の斜面で人を担いで引き上げる訓練を行った。その後研修所内でザック、雨具、ロープ、シュリンゲなどを用いて人を背負ったり、担架で運んだりする方法を学んだ。 

【4班:冨家、塚原】

 午前中は称名滝周辺の八郎坂で訓練を行った。登山道で背負い搬送をし、上部から下ることとした。途中、Fix工作、吊り下げで確保をしながら下った。研修所に戻り昼食をとった後、体育館にて1/3システムによるFix 張り込み、吊り下げを行った。夕食をとった後、張り込みの復習をした。


10月25日(土) 晴後曇

【3班:野口、千葉】

 雑穀谷のやや上流まで行き、登山道から沢へ50m滑落した人を救助するという想定訓練を行った。その後沢筋でもう一度想定訓練を行ってから、今度は昨日までとは違う岩場へ移動し、空中に宙吊りになった人を確保し相手のザイルを切断し、下降するという想定訓練を行った。 

【4班:冨家、塚原】

本日は雑穀谷岩場の松の木フェースにて最上部にいる要求者を下まで降ろす想定訓練を行った。その後、岩場の取り付きから背負い搬送をし、道路まで運び訓練は終了した。


10月26日(日) 曇

【3班:野口、千葉】

 研修所内の人工岩場でクライミング中にトップが落ちたときのセカンド、トップ、それぞれの自己脱出を訓練した。その後張り込みし、ザイルを伝って人を降ろす訓練をした。

 【4班:冨家、塚原】

雑穀谷岩場で、クライミング中にトップが落ちたときのセカンド、トップ、それぞれの自己脱出を訓練した。その後、張り込みを行い要求者を対岸へ搬送をする訓練をした。

研修は午前中で終了し、午後は片付け、清掃などを行ってから閉会式をし、無事に研修会が終了した。