2011年度 春山合宿(3/8-3/14)

メンバー: 佐々木 宮津 小林 玉川 三戸呂OB

3月8日(火) 雪 【Pre1:二重歩荷】

 部室に集合した後、新宿西口バスターミナルに移動する。予定通りバスを乗り継ぎ、新穂高温泉に到着する。二重歩荷用の荷物はデポし、準備して出発する。BC到着後、荷物をデポし逆歩荷へ向かう際、佐々木OBが車で会いに来て下さり、差し入れを頂く。佐々木OBが帰られた後、逆歩荷を行う。その後テント設営を行う。

CT)新穂高温泉(16:22)-BC(16:50-17:07)-新穂高温泉(17:18-17:30)-BC(17:52)

3月9日(水) 雪 【実1:C1偵察】

 サブ梱包し出発する。中崎尾根の取り付きは急な斜面のため、慎重に登っていく。雪質は固くなく、脛程のラッセルで登る。中崎の鼻で一本とり、その後もしっかりとルートファインディングしながら進む。中崎の鼻から先は二重稜線となっているため、左側の尾根から登る。順調に進み、C1予定地に到着する。整地をした後、引き返す。標識を充実させながら下りBCに到着する。テントを設営していた箇所が道路であり、工事の妨げになると業者の方に注意を受けたため、尾根を少し登ったところにある平坦な場所にテントを張りかえる。

CT)BC(5:56)-中崎山(9:50)-C1(10:55-11:40)-中崎山(12:17)-BC(14:01)

3月10日(木) 晴 【予1:停滞】

 2年生が風邪を引き、熱と頭痛があったことと、1年生のテント設営、食当に不手際が目立ったため予備を使い停滞する。9時10分に気象通報を聞き天気図を作成した後、テント設営訓練を設定時間内で建てられるまで、計3回行う。風邪を引いている2年生に関しては、2回設営訓練をした後、テント内で休ませる。食当に関しては再度確認しながら行うことで、スムーズに行えるようになり、課題は概ね克服できた。

3月11日(金) 晴 【実2:C1歩荷】

 食当の不手際で出発が10分遅れる。昨日の降雪でトレースがほとんど消えている。中崎の鼻までは急斜面ではあるが切れている箇所はない。急登を慎重に登り、中崎の鼻の手前でわかんを着ける。その後も良いペースで登り、C1に到着する。整地、デポをした後引き返す。標識についた雪を落としながらBCへと帰幕する。私物整理中に地震による大きな揺れがあり、その後も余震が続いたため、就寝後もラジオの電源を入れておき、すぐに情報が入るようにした。

CT)BC(6:12)-中崎山(9:40)-C1(10:38-11:27)-中崎山(12:05)-BC(13:52)

3月12日(土) 晴 【予2:C1入りの予定であったが途中で引き返し停滞】

 テントを撤収した後出発する。順調に進むが中崎の鼻の手前で新穂高温泉付近から大地震の警報が聞こえたため、急遽その場でBC跡地まで引き返す。引き返した後も揺れを感じる。上級生で話し合い、本日はBCでテントを設営し、停滞することとする。テント設営時は、設定時間内に行えなかったため、計3回行う。その後はテント内で再度上級生間で話し合い、本日は雪上訓練を行い、翌日からは下山活動に移ることとする。

雪上訓練内容)
Fix工作訓練   1’00”
ザイルワーク 1’00”
懸垂下降     1’00” 合計 3’00”

CT)BC(5:59)-引き返し地点(6:31)-BC(6:56)

3月13日(日) 快晴 【予3: 本隊:雪上訓練 上級生隊:荷下げ】

<本隊>

メンバー:佐々木 小林 玉川

 サブ梱包後、雪上訓練を行う。ホワイトアウトナビゲーションに移る前にコンパスの使い方として、バックベアリングとクロスベアリングを教える。操作を確認後は、ホワイトアウトナビゲーションに移りザイルを使って直進する方法を教える。次にビーコン・ゾンデ探索を行い15分以内に見つけ出すように急いでビーコンを探す。また、掘り出す際にも埋没者の上から掘り出すのではなく、横から掘るように行わせる。埋没体験は、1年生1名ずつ埋没させ雪の恐ろしさを実感させた。わかん着脱は、昨日の行動でしっかりと装着できていない者がいたため、規定の時間内に装着するように練習を行わせた。最後に1年生を互いにザイルを繋がせ、ザイルワークの確認も行う。 すべての雪上訓練が終了した後、テントに帰幕し上級生を待つ。昼ごろ上級生隊が帰ってくる。

雪上訓練内容)
ホワイトアウトナビゲーション  1’30”
ビーコン・ゾンデ探索 1’30”
雪洞作成              1’00”
埋没体験 0’30”
ザイルワーク            1’00” 合計 5’30”

<上級生隊>

メンバー:宮津 三戸呂OB

 サブ梱包して出発する。昨日から好天が続いたため雪が締まっている。中崎山付近で雪が深くなり始めたため、わかんを着ける。順調に登り、C1に到着する。雲が一つもなく周りの山々が綺麗に見える。梱包後昼食をとり、引き返す。木の根が見えるほど融雪が進んでいる箇所もある。中崎の鼻より下部では雪が固くなっているため慎重に下り、BCへと帰幕する。

CT)BC(5:30)-中崎山(7:45)-C1(8:24-8:46)-中崎山(9:16)-BC(11:26)

3月14日(月) 晴 【予4: 本隊:雪上訓練 上級生隊:荷下げ 合流した後下山】

<本隊>

メンバー:佐々木 小林 玉川

 サブ梱包後、雪上訓練を行う。昨日の雪上訓練の内容を覚えることができたのか、復習を行う。雪上訓練後は上級生隊が戻るのを待つ。

雪上訓練内容)
ホワイトアウトナビゲーション 1’30”
ビーコン・ゾンデ探索 1’30”
ザイルワーク 2’00” 合計 5’00”

<上級生隊>

メンバー:宮津 三戸呂OB

 サブ梱包して出発する。トレースも残っており、昨日より歩きやすい。C1到着後、梱包し引き返す。2年生が赤旗を回収するために木を折った際、木が頭にぶつかり少し出血したため、休憩の際に三戸呂OBが応急処置を行う。

CT)BC(5:50)-中崎山(7:10)-C1(7:49-8:22)-中崎山(9:16)-BC(11:35)

<合流後>
  上級生帰幕後、全員でテント撤収、梱包をし、新穂高温泉へ向かう。新穂高温泉で官物をデポした後、三戸呂OBが官物を見ている間に逆歩荷を行う。

CT)BC(12:40)-新穂高温泉(12:51-13:05)-BC(13:20-13:40)-新穂高温泉(13:50)

最近のコメント

    アーカイブ

    カテゴリー