2008年度 夏山合宿(8/7-8/21)

8月7日(木) 

メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木

 予定通り部室を出発する。新宿バスターミナルに小久保OBが見送りに来て下さる。その後、高速バスで甲府駅に向かう。甲府駅に3年生野口のご両親が見送りに来て下さり、差し入れを頂く。その後、路線バスで広河原に向かう。広河原到着後、テント設営と朝食の仕込みを行い早い時間に就寝する。

CT)部室(9:30)-広河原TS(16:00) 

8月8日(金) 晴後曇  

メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木

テント撤収後、梱包し出発する。重荷のためゆっくりとしたペースで登っていく。登山客が多く道を譲ったりしてなかなかペースが上がらない。その後もゆっくりとしたペースで登り白根御池小屋に到着する。テント設営後、野菜干しを行なう。

CT)広河原TS(4:40)-白根御池小屋TS(10:00)
<偵察隊>平井 野口 千葉

 サブ梱包し出発する。大樺沢を登っていきd沢との出合に到着する。d沢はガレており注意して登る。ピラミッドフェースとdガリーの取り付きに到着後、引き返す。その後1本で白根御池小屋に到着する。  

CT)白根御池小屋TS(10:35)-dガリー・ピラミッドフェース取り付き(12:40-13:05)-白根御池小屋TS(14:40) 

8月9日(土) 晴後雨一時霰後曇

メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木

北岳バットレス登攀【白根御池小屋-dガリー・ピラミッドフェース取り付き】 
サブ梱包後、出発する。暗いので注意しながら大樺沢を登っていき取り付きに到着する。 

CT)白根御池小屋TS(3:25)-dガリー・ピラミッドフェース取り付き(4:55)
<本隊>川村-佐々木 

 dガリー取り付きで登攀の準備をして出発する。順調なペースで登攀していき四尾根主稜の取り付きに到着する。ここで少し休憩する。休憩後も順調に登攀していき終了点に到着する。終了点のテラスで登攀具を片付け、大休止を取り昼食を食べる。その後、出発し1本で北岳に到着する。写真を撮りすぐ下り始める。途中で雨が降り始め雨具を着る。その後、一定のペースで下り白根御池小屋に到着する。行動終了後、仕事で来られていた山本篤OBにお会いし差し入れを頂く。

CT)dガリー取り付き(5:10)-終了点(11:00-11:40)-北岳(12:00)-白根御池小屋TS(13:40)
<上級生隊>平井-塚原 冨家-野口-千葉 

ピラミッドフェース取り付きで登攀の準備をして出発する。残置物が少なく支点構築に時間がかかり、なかなか登攀のペースが上がらない。マッチ箱のピークの1P前の所で雷を伴い霰が降り始める。登攀を行なうことができないため、第一のコルで3時間程天気待ちをする。その後、天候が安定し始めたため登攀を再開する。かなり岩が濡れており滑りやすくマッチ箱のピークまで行くのに時間がかかる。マッチ箱のピークまで来た所で、この先は滑りやすく危険であると判断したため引き返すことにする。懸垂下降で下っていく。懸垂下降の途中で暗くなり始めたため慎重に下り、懸垂支点の構築にかなりの時間を消費する。途中で緩傾斜帯に入りbガリー側へ移動するが、暗くガレているため危険と判断し横断バンドを渡りdガリー側に戻る。その後も懸垂下降で下り、取り付きに到着する。登攀具を片付け1本で大樺沢を下り白根御池小屋TSに到着する。行動終了後、疲労状態を考え10日は休養日とし、上級生隊はルート変更し11日に四尾根主稜を登攀することに決める。

CT)ピラミッドフェース取り付き(5:10)-第一のコル(14:10-17:20)-マッチ箱のピーク(18:10)-ピラミッドフェース取り付き(5:02-5:20)-白根御池小屋TS(6:43)

8月10日(日) 晴一時雨  

 本日は休養日とする。野菜干しを行なう。


8月11日(月) 晴後曇

<本隊>川村 佐々木

上級生隊を見送った後テントで待機する。9:10の天気図を描く。

<上級生隊>平井-塚原 冨家-野口-千葉

サブ梱包後、出発し1本でdガリー取り付きに到着する。登攀の準備をして出発する。dガリーの後の横断バンドはかなりガレており注意して渡る。横断バンドを渡った後、四尾根主稜の取り付きに到着する。四尾根主稜を登攀していくが、昨日までの疲れが残っておりペースが上がらない。その後、終了点に到着する。終了点のテラスで登攀具を片付け出発し北岳に到着する。北岳で2隊が合流した後、すぐに下り始める。一定のペースで下り1本で白根御池小屋に到着する。

CT)白根御池小屋TS(3:20)-dガリー取り付き(4:42-4:58)-終了点(14:20)-北岳(14:50-15:40)-白根御池小屋TS(16:42)

8月12日(火) 晴後曇 

メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木

テント撤収後、梱包し出発する。草すべりを一定のペースで登っていき4本で北岳に到着する。写真を撮り、昼食を摂る。その後、出発する。北岳から下りはガレている箇所があるため注意して下り1本で北岳山荘に到着する。行動終了後、仕事で来られていた関OBにお会いし差し入れを頂く。

CT)白根御池小屋TS(4:44)-肩ノ小屋(9:05)-北岳(9:55-10:20)-北岳山荘TS(11:10)

8月13日(水) 雨後曇

メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木

早朝から天候が安定しないため、雨具を着て出発する。稜線上を一定のペースで歩き1本で中白根山に到着し休憩する。その後、出発するがすぐに1年生がバテ始めペースが落ちる。気合を入れながら登っていく。ゆっくりとしたペースで歩き間ノ岳に到着する。天候が安定したため、ここで雨具を脱ぐ。間ノ岳から下りはガレているため慎重に下り、2本で熊ノ平小屋に到着する。

CT)北岳山荘TS(4:56)-中白根山(5:45-5:55)-間ノ岳(8:40-8:55)-三峰岳(9:50)-熊ノ平小屋TS(11:10)

8月14日(木) 曇 

メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木

テント撤収後、梱包し出発する。樹林帯の中を一定のペースで進み安倍荒倉岳に到着する。写真を撮り、休憩後出発する。安倍荒倉岳からは平坦な道のためペースを上げ進んでいく。新蛇抜山を経て北荒川岳に到着する。休憩した後、出発し1本で雪投沢源頭に到着する。

CT)熊ノ平小屋TS(4:46)-安倍荒倉岳(5:42-5:55)-北荒川岳(8:50-9:04)-雪投沢源頭TS(10:05)

8月15日(金) 曇時々晴  

 

メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木

雨は降っていないがガスっており視界が悪い。肌寒いので雨具を着て出発する。塩見岳までの登りはガレており上部を注意しながら登る。2本で塩見岳に到着する。この頃にはガスが晴れ視界が良くなる。休憩後、出発する。塩見岳から下りはガレており急斜面のため、1年生をよく見ながら慎重に下る。天候が安定したため塩見岳の下りの途中で雨具を脱ぐ。塩見岳を下った所からは、樹林帯の中を進む。本谷山の手前の登りで1年生がバテ始めペースが落ちる。本谷山に到着後、休憩する。休憩後、出発し1本で三伏峠小屋に到着する。

CT)雪投沢源頭TS(4:52)-塩見岳(6:54-7:05)-本谷山(10:26-10:35)-三伏峠小屋TS(12:10)

8月16日(土) 晴後曇

メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木

 テント撤収後、梱包し出発する。一定のペースで登っていき2本で烏帽子岳に到着する。烏帽子岳からは周囲の山々を見渡すことができる。烏帽子岳からも一定のペースで進んでいき2本で小河内岳に到着する。写真を撮り休憩後、出発する。小河内岳からの下りはガレているため慎重に下る。小河内岳を下った所からは樹林帯に入る。平坦な道のためペースを上げて進んでいくが、1年生がバテ始め少しペースが落ちる。気合を入れて歩き2本で板屋岳に到着する。写真を撮った後出発し1本で高山裏避難小屋に到着する。

CT)三伏峠小屋TS(4:50)-烏帽子岳(5:50)-小河内岳(7:50-8:06)-板屋岳(10:05)-高山裏避難小屋TS(11:08)

8月17日(日) 曇  

メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木

 早朝からガスっており視界が悪い。肌寒いので雨具を着て出発する。樹林帯を2本で抜ける。樹林帯を抜けた後から前岳への登りは露岩帯なので注意して登る。途中で1年生がバテ始めペースが落ちる。気合を入れて登り前岳に到着する。休憩後出発する。前岳からの下りは急でガレているため注意して下り荒川小屋に到着する。荒川小屋から一定のペースで大聖寺平まで1本で行き休憩する。大聖寺平から赤石岳への登りは1年生のペースが上がらず、ゆっくりとしたペースで登る。視界が悪いため上部を注意しながら登る。3本で赤石岳に到着する。赤石岳からの下りは急でガレているため注意して下り、2本で百間洞に到着する。この日の上級生会で1年生の疲労状態を考え、明日は休養を取ることにする。

CT)高山裏避難小屋TS(4:50)-前岳(9:10-9:18)-荒川小屋(10:30-10:52)-赤石岳(14:05-14:10)-百間洞TS(16:25)

8月18日(月) 晴

メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木

天気図を描き、野菜干しを行なう。


8月19日(火) 曇一時雨

メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木

 早朝から風が強く、ガスっており視界が悪い。肌寒いので雨具を着て出発する。大沢岳への登りは岩稜帯のため注意しながら歩き、2本で大沢岳に到着する。大沢岳から稜線上は視界が悪いため慎重にルートファインディングしながら進む。その後、兎岳への登りに入るが強い向かい風が吹きペースが上がらない。兎岳に到着し写真を撮りすぐ出発する。兎岳から下りは急であるため慎重に下る。聖岳への登りの手前で休憩し昼食を摂る。その後、聖岳に向けて登っていくが、風が強くペースが上がらない。2本で聖岳に到着する。聖岳からの下りは急なため慎重に下っていき、2本で聖平小屋に到着する。

CT)百間洞TS(4:42)-大沢岳(6:15)-中盛丸山(7:13)-兎岳(9:22)-聖岳(12:10-12:14)-聖平小屋TS(14:10)

8月20日(水) 曇

メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木

 本日も早朝から風が強く、ガスっており視界が悪い。肌寒いので雨具を着て出発する。一定のペースで登り南岳を経て3本で上河内岳の分岐に到着する。そこからは空身で上河内岳を往復する。往復後、出発する。茶臼岳に向けて稜線上を歩くが風が強くなかなかペースが上がらない。2本で茶臼岳に到着する。写真を撮りすぐ出発する。茶臼岳から少し下った後は平坦な樹林帯のためペースを上げる。2本で易老岳に到着する。写真を撮りすぐ出発する。光小屋の手前の登りで1年生がバテ始め、ペースが落ちる。気合を入れ歩き光小屋に到着する。テント設営後、光岳の往復を行う。

CT)聖平小屋TS(4:45)-上河内岳(7:35)-茶臼岳(9:28-9:32)-易老岳(12:07-12:10)-光小屋TS(14:20-15:02)-光岳(15:20-15:25)-光小屋TS(15:40)

8月21日(木) 曇後晴 

メンバー:川村 平井 冨家 野口 千葉 塚原 佐々木

 テント撤収後、梱包し出発する。肌寒いので雨具を着て出発する。一定のペースで進み2本で易老岳に到着する。易老岳から下りは急な箇所があるため注意して下る。天候が安定したため下りの途中で雨具を脱ぐ。面平から易老渡への下りは特に急なため慎重に下る。易老渡からは林道を一定のペースで歩く。1本で北又渡に到着する。休憩後、出発する。北又渡からは車道を一定のペースで歩き、全員元気に本谷口に下山する。

CT)光小屋TS(4:40)-易老岳(6:32-6:40)-易老渡(9:05-9:15)-北又渡(10:08-10:18)-本谷口(13:55)