2005年度 夏山合宿(8/7-8/19)


8月6日(土) 晴時々曇

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 永木

 高速バスが渋滞の影響で1時間甲府駅に到着するのが遅れるが、なんとか予定通り14:00甲府発広河原行きのバスに乗る。甲府駅で中尾OBに激励の言葉を頂く。広河原には20張ほどテントがあり、登山客で賑わっている。16:30に広河原到着後は、明日の弁当作りと朝食の仕込みを行い早い時間に就寝する。


8月7日(日) 曇時々晴 【広河原-白鳳峠-地蔵ヶ岳-観音ヶ岳-薬師ヶ岳-白鳳峠-広河原】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 永木

 
  薬師ヶ岳目指して全員元気に出発する。白凰峠までは梯子が掛かった岩場の危険地帯が2箇所ほどあり、スリップに注意して慎重に登っていく。順調なペースで進み、3本で白凰峠に到着する。稜線に出ると、登山客の多さに、道を譲り、譲られでなかなかペースが上がらない。白凰峠から地蔵ヶ岳の間も2箇所ほど岩場の危険地帯があり、一人ずつ通過する。観音ヶ岳からはさらに登山客が増え、一向にペースは上がらない。ゆっくりとしたペースで進み薬師ヶ岳に到着する。ここで1年生1名が股関節の痛みを訴えたので、大休止をとる。痛みがましになったところで出発する。復路も相変わらず登山客は多いものの一定のペースで順調に下り、帰幕する。

CT)広河原TS(4:27)-白凰峠(7:00)-地蔵ヶ岳(8:40)-観音ヶ岳(9:35)-薬師ヶ岳(9:55-10:30)-白凰峠(13:20)-広河原TS(15:20)

8月8日(月) 晴 【広河原-白根御池小屋】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 永木

 食当、梱包共に速やかに終了し出発する。昨日同様登山客は多い。黙々と進み、改装中の白根御池小屋に到着する。資材輸送のヘリコプターが頻繁に往来するなか、風圧に耐えながらテントを設営する。テント設営後、野菜をチェックすると、人参が予想以上に腐敗が進んでおり、急いで天日干しをする。早くも実動2日目にして腐り始めた人参を目の前に、一同ショックを受ける。

CT)広河原TS(4:55)-白根御池小屋TS(9:25)

8月9日(火) 晴時々曇 【白根御池小屋-肩ノ小屋-北岳-北岳山荘】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 永木

朝一番、息を切らしながら草すべりの急斜面を登っていく。稜線に出る前で、1年生1名が股関節の痛みを訴えたので、ここで小休止をとる。稜線に出ると、登山客が多くなり、ペースが上がらないまま肩ノ小屋に到着する。ここから、草すべりの急登の疲れからか1年生2名共、ペースがまったく上がらない。気合を入れなんとか歩かせ、北岳に到着する。生憎、ガスが頂上を覆っており眺望は望めない。頂上からは慎重に下り、北岳山荘TSに到着する。

CT)白根御池小屋TS(5:00)-肩ノ小屋(8:30-8:35)-北岳(9:35-10:00)-北岳山荘TS(11:00)

8月10日(水) 曇後霧時々雨 【北岳山荘-間ノ岳-三峰岳-熊ノ平小屋】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 永木

 朝からガスで視界は殆ど無い。出発して稜線に出ると強い風が吹いており、慎重に歩く。露岩帯に入ると、岩が湿っていて滑りやすい。間ノ岳を通過した後、稜線を慎重に下って三峰岳に到着する。ここでもガスっていて視界は無い。三峰岳を出発してすぐに雨が降り始めたので雨具上下を着用する。その後、雨は降ったり止んだりを繰り返す。順調に進み、熊ノ平小屋TSに到着する。

CT)北岳山荘TS(5:00)-間ノ岳(7:20)-三峰岳(8:30-8:45)-熊ノ平小屋TS(10:15)

8月11日(木) 晴時々雨 【熊ノ平小屋-北荒川岳-雪投沢】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 永木

朝一番星が綺麗に見え、気分が良い。黙々と樹林の中を歩く。樹林を抜け北荒川岳に到着する。視界が良く、塩見岳がハッキリ見える。そこからは稜線上を良いペースで進み、早い時間に雪投沢TSに到着する。到着後、野菜を干すが、人参が見るも無残な姿になっていたので、大部分をあきらめ破棄し、残ったものは腐った箇所を切り取る。11:30頃から雨が降ってきたので野菜干しを中止する。

CT)熊ノ平小屋TS(4:55)-北荒川岳(8:05-8:20)-雪投沢TS(9:35)

8月12日(金) 雷後雨後曇 【雪投沢-塩見岳-塩見小屋-本谷山-三伏峠小屋】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 永木

 雷が収まるまで天気待ちを行った後出発する。順調なペースで登っていき、塩見岳に到着する。塩見岳の下りの露岩帯は湿っており非常に滑りやすくなっていたので危険と判断し、上級生2名が1年生の荷物を歩荷し、1年生は空身で下らせる。塩見小屋で昼食をとる。その後は順調に進み、三伏峠小屋TSに到着する。

CT)雪投沢TS(8:10)-塩見岳(10:10-10:40)-塩見小屋(11:45-12:00)-本谷山(13:35-13:50)-三伏峠小屋TS(15:15)

8月13日(土) 曇後晴時々雨 【三伏峠小屋-烏帽子岳-小河内岳-板谷岳-高山裏避難小屋】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 永木

 雨具を着用して出発する。烏帽子岳手前で一気に雲が飛び、青空が見える。ここで雨具の上を脱ぐ。順調なペースで進み、小河内岳、板屋岳を経て高山裏避難小屋TSに到着する。小屋の主人がゴミを処分してくれるというので、お言葉に甘えさせて頂く。

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 永木

朝はいい天気である。稜線に向かって、小河内岳や高山裏避難小屋を背に登っていく。稜線に出ると荒川三山が見渡せ、沢山の登山客で賑わっている。前岳で休憩する。その後は危険箇所もなく、順調に進み大聖寺平で昼食をとった後、赤石岳を経て百聞洞TSへ。

ct)難小屋TS(4:55)-前岳(8:05-8:15)-赤石岳(12:10-12:25)-百聞洞TS(14:15)

8月15日(月) 晴後曇一時雨

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 永木

 本日は百聞洞TSにて晴天休養とし、起床は6:00とする。朝食後テント点検をして、9:10の天気図を全員でとった後、自由とする。しかし、テントのファスナーが壊れてしまい、テントを撤収し修理する。
 


8月16日(火) 晴後曇時々雨 【百間洞-大沢岳-兎岳-聖岳-聖平小屋】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 永木

 夜中2:00頃までは雨が降っていたが、出発するころには晴れる。出発早々、1年生2名が派手に転ぶので、朝から気合を入れなおし、大沢岳を経て兎岳へ。兎岳からは慎重に下っていく。聖岳の登り途中で雨が降ってきたため雨具上下を着用し、昼食もここで食べる。その後は順調に進み早い時間に聖岳に到着する。残念なことにガスで何も見えない。頂上から2本で聖平小屋TSに着く。テント設営前に小屋の人にお茶とクッキーをご馳走になる。

CT)百聞洞TS(4:50)-大沢岳(6:05-6:20)-兎岳(7:45-8:00)-聖岳(11:10-11:25)-聖平小屋TS(13:00)

8月17日(水) 晴後曇一時雨 【聖平小屋-上河内岳-茶臼岳-易老岳-光小屋-光岳往復】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 永木

 少し肌寒い中出発する。樹林の中に差し込む朝焼けが幻想的である。上河内岳は手前の分岐に荷物を置いて、空身で登る。山頂から見る景色は、雲海が非常に綺麗で、まるで海に島が浮いているようだ。光岳も頂上だけが顔をのぞかせている。上河内岳を下ると、あとは樹林帯の中を黙々と進む。このころから、次第に空は黒い雲で覆われてくるが、雨は降らない。順調に進み、光小屋TSに到着する。テント設営後、光岳を空身で往復する。その後、幕場に小疇前部長の御友人の伊藤さんと脇さんがいらっしゃり、差し入れをいただく。この夜、光小屋の主人から、寸又峡林道は光岳登山口から17km先まで土砂崩れが多発しているという情報をもらう。

CT)聖平小屋TS(4:50)-上河内岳(7:10-7:15)-茶臼岳(8:35-8:45)-易老岳(10:40-10:55)-光小屋TS(13:00)-光岳往復(14:00)

8月18日(木) 曇 【光小屋-光岳登山口-千頭ダム】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 永木

一番の樹林帯の下りは、昨晩の雨のためか、ぬかるんでいて滑りやすい。慎重に下っていくが、1年生2名が派手によく転ぶ。登山口手前の吊橋は一人ずつ通過する。登山口からは一定のペースで林道を黙々と歩く。時々、土砂が崩れた箇所があり慎重に通過する。百間洞から同じ行程を歩いていて知り合いになった田中さんが道端に残してくれていた弁当を見つけ、昼食の際ありがたくいただく。また、田中さんに追いついた時、さらにお菓子もいただく。終盤、1年生はかなり疲労しているようであるが、気合を入れ歩き続け、無事に千頭ダムTSに到着する。

CT)光小屋TS(4:40)-光岳登山口(9:35-9:45)-千頭ダムTS(17:35)

8月19日(金) 曇 【千頭ダム-寸又峡温泉】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 永木

 千頭ダムから黙々と林道を歩き続け、夢の吊橋を渡って3本で寸又峡温泉に到着し、全員元気に2005年度夏山合宿を無事終了する。

CT) 千頭ダムTS (4:45)-寸又峡温泉(7:20)