2014年度 新人合宿(5/1-5/7)

5月1日(木)

メンバー:長島 太田 長坂 松木 松本 籾山 新妻 細井 宮武 小野

 部室に集合し、新宿駅まで電車で移動する。その後夜行バスに乗り長野駅まで行く。長野駅から、タクシーに乗り換え白馬アルパインホテルに到着する。

5月2日(金) 晴 【二股-猿倉-小日向のコルBC】

メンバー:長島 太田 長坂 松木 松本 籾山 新妻 細井 宮武 小野OB

白馬アルパインホテルで挨拶をし食事を頂いた後、タクシーで二股へと移動する。二股で故梶川OBの追悼をした後出発する。猿倉荘手前の林道で2年生1名が遅れる。猿倉荘で、毛手袋、ピッケル、サングラスを着ける。空身で猿倉荘付近の雪の斜面に取り付き、キックステップの練習をする。練習後、準備をして雪面に取り付く。猿倉荘を出発するが2年生1名が遅れ始める。そのため猿倉台地で隊を分ける。小日向のコル手前の急斜面はスリップに注意しながら登っていくが、別の2年生1名が遅れ始めるためさらに隊を分ける。先行隊は良いペースで登り小日向のコルに到着後、先にテントを一張り立て、後続隊が到着した後残りのテントを二張り立てる。その後トイレ、ブロック設営もする。双子岩では水が取れる。

CT)二股(8:04)-猿倉(9:22-9:54)-小日向のコルBC(14:20)
小日向のコルBC(15:12) 後続隊(2年、3年、3年)    
小日向のコルBC(15:20)  後続隊(2年、3年、3年)

5月3日(土) 晴後雨後曇 本隊【1750m付近で雪上訓練】

メンバー:長島 太田 細井 宮武 小野 

 準備をして1750m付近の雪面に移動する。天気は晴れていて風も弱い。雪上訓練中に千葉OB、宮津OBと合流する。また中澤OB、関OBも来られたので挨拶をする。雪上訓練終了後、ブロック設営を行う。また15時のトランシーバー交信でサポート隊を要請されたため、3年生1名、千葉OB宮津OBでサポートに行き、上級生隊と共に帰幕する。<訓練内容>
訓練内容) カッティング 0゜20’
キックステップ 1゜00’
(ダイヤモンド歩行)
滑落停止 1゜00’
アイゼン着脱・歩行 0゜50’
Fix通過 0゜30’
ワンアット 1゜20’
コンテニュアス 1゜00’
                  合計T)6゜00’

CT)BC(4:58)-1750m付近雪面(5:15)-BC(13:16)

上級生A隊【BC-白馬鑓ヶ岳南稜取り付き-白馬鑓ヶ岳-湯沢経由-BC】 

メンバー:松本 籾山

梱包をして予定より早く出発する。雪は固く締まっている。双子岩の下の沢を下降し進んでいく。順調なペースで進んでいき、白馬鑓ヶ岳南稜に取り付こうとするが、分かりづらい。昨日撮った写真を参考にしながら取り付く。ルンゼ上を直登しようとするが、雪面が固いためアイゼンを着ける。日がでてきたためサングラスも付け、またザイルも結ぶ。そのまま進んでいき、2300m付近の急斜面でワンアットを1P30m、1P50mの計2P行う。藪が出ており、雪が少ない。また気温が上がってきていたため、雪が柔らかくなり、登りづらい。そのまま進み、ハイマツや木を掴みながら登っていく。2400m付近に急な斜面があり、ワンアットを1P40m、1P30mの計2P行う。雲が増え、空が覆われてくる。そのまま進むと両端が切れている急な岩稜帯が出始める。雪が少なく、岩やハイマツもかなり出ている。雪も柔らかいためアイゼンを外す。JP手前の急斜面をワンアットで1P20m、1P50m、1P30mの計3P行う。12時を過ぎた頃から視界が30mほどになり雨も降り始めてくる。JPの先の岩場は左から巻いて通過し進む。だんだん風も強く吹き始め、霙も降り始める。天候が悪くなってきたため、ペースを上げる。そのまま岩稜帯を注意しながら進んでいき、頂上に到着する。13時30分を過ぎていたため湯沢を下降することに決める。風も強く、雪も降っており、視界は10m程度になる。15時のトランシーバー交信でサポートを要請する。気温も低かったため、目出帽、ミトンをつける。夏道の登山道を下っていき、湯沢の下降点に到着する。稜線上では強風が吹き荒れている。湯沢を下降していくとだんだん風が弱まってくる。しかし視界は20m程しかない。2000m程になると視界が開け、テントサイトも見え、湯沢の出合でサポート隊と合流したあと沢を登り返しBCに到着する。

CT)BC(3:33)-白馬鑓ヶ岳南稜取り付き(4:54)-JP(13:30)-白馬鑓ヶ岳(15:00)-湯沢経由-BC(18:00)

上級生B隊【BC-樺平-BC-樺平-ゴジラの背手前-BC】

メンバー:長坂 松木 新妻 

アイゼンを着けて出発する。樺平までのルートは例年より雪量が少なく、藪が出ている箇所が多く、時間がかかる。樺平に到着後、ハーネスを付ける際、捨て縄をBCに忘れた事に気付き、引き返す。BC到着後、再度準備をして出発する。ペースは非常に遅い。樺平に到着した後ヘルメット、ハーネスを着けて、ザイルを出す。ゴジラの背到着後Fixを張る事を考えていたが、Fixを張っている途中に引き返し時間になると判断し引き返す事に決定する。樺平に到着後ヘルメット、ハーネスを外し、ザイルをしまう。その後もゆっくりとしたペースで下り、BCに到着する。

CT)BC(3:47)-樺平(5:12)-BC(7:07-7:25)-樺平(9:45-10:10)-ゴジラの背手前(11:20)-BC(13:17)

5月4日(日) 晴 【1750m付近の雪面で雪上訓練】

メンバー:長島 松木 籾山 新妻 小野 千葉OB 宮津OB 

食当の不手際で出発が遅れる。準備をして1750m付近の雪面に移動する。訓練終了後、テント張替えを一張り行い、ブロック補強を行う。14時30分頃に大川OB、谷山OBと合流する。その後関OBと合流し、双子岩で追悼を行う。

<訓練内容>    
アイゼン着脱・歩行   0゜50’
滑落停止 1゜10’
ワンアット     1゜00’
コンテニュアス 0゜40’     
自由歩行 2゜20’
合計T )6゜00’

CT)BC(5:04)-1750m付近の雪面(5:17)-BC(12:06)-双子岩(15:06-15:34)-BC(15:43)

上級生A隊【BC-白馬岳主稜取り付き-白馬岳-杓子岳-双子尾根経由-BC】

メンバー:長坂 太田 

  アイゼンを着けて出発する。辺りが暗いため慎重に取り付きを探す。取り付きに到着した後ヘルメット、ハーネスを着けて、ザイルを出す。取り付きから先、雪の状態が悪く急斜面のためワンアット2P50mを行う。八峰から先、融雪が進んでいるため、藪が出ている箇所が多く危険なためワンアット3P20m、1P30mを行う。そこからは良いペースで進み雪壁の手前に着く。下部では見られなかったが3パーティー程が順番待ちをしている。雪壁の手前も雪の状態が悪いため少し下の方からワンアット2P40mを行う。白馬岳頂上には10名程の登山者がいる。杓子岳までのルートでは20名程の登山者とすれ違う。ルートを誤り杓子岳から100m程過ぎた場所まで行ってしまう。杓子岳からの下りでも雪の状態は悪く、下りに時間がかかる。樺平を越えた場所でザイルを外す。その後もゆっくりとしたペースで進みBCに到着する。

CT)BC(3:32)-白馬岳主稜取り付き(4:51)-白馬岳(13:50-14:10)-杓子岳(17:25)
-双子尾根経由-BC(19:19)

上級生B隊【BC-樺平-ゴジラの背-杓子岳-白馬山荘-杓子岳-樺平-BC】

メンバー:松本 細井 宮武 

 ヘルメットを着けて出発する。藪が出ている箇所が多く、樺平まで時間がかかる。樺平到着後、ハーネス、ザイルを着ける。樺平では3パーティー程の登山者がいる。予定通りゴジラの背でFixを1P張るが時間がかかる。杓子岳に向かう途中では多くの登山者とすれ違う。JP先のうぐいす岩峰は慎重に通過する。杓子岳到着後、稜線上の雪が固く締まっていたためアイゼンを履く。その後白馬岳に進むが2年生1名のペースが遅い。一定のペースで進むが白馬山荘で引き返し時間となったため引き返すことに決定する。往路を引き返す。杓子岳からの下りは慎重に下る。樺平でザイル、ハーネス、アイゼンを外す。その後もゆっくりとしたペースで下り、BCへと到着する

CT)BC(3:59)-樺平(5:09)-ゴジラの背(6:34-8:10)-杓子岳(10:16)-白馬山荘(12:00-12:15)-杓子岳(13:55)-樺平(15:38)-BC(16:40)

5月5日(月) 曇後雪後曇 【BC-双子尾根-JP手前引き返し-樺平-BC】

メンバー:長島 太田 長坂 松木 松本 籾山 新妻 細井 宮武 小野 大川OB 谷山OB   千葉OB 宮津OB 

 食当の不手際で出発が遅れる。アイゼン、ハーネスを着けて出発する。風が強く雪も降っている。上級生隊はメインFixを張る為、先行して進む。双子尾根は藪が出ている箇所がある。樺平に到着後ヘルメットを着けて、ザイルを出す。ゴジラの背ではFix箇所から先も危険と判断し、メインFix1Pを張る。その後JP手前まで進むが、上部は風雪がより強くなると判断し、引き返しを決定する。上級生隊も本隊とJP手前で合流し、下って行く。下る際ルートファインディングを誤り時間がかかる。その後は慎重に下りBCに到着する。到着後はブロック設営を行う。

CT)BC(5:37)-樺平(7:52)-JP手前引き返し (10:47)-BC(14:42)

5月6日(火) 晴 【1750m付近の雪面で雪上訓練】

メンバー:長坂 太田 松本 籾山 細井 宮武 小野 大川OB 谷山OB 千葉OB 宮津OB 

 食当の不手際で出発が遅れる。準備をして雪面に移動する。始めに全員で滑落停止訓練を行った後、本隊と上級生隊に分かれ訓練を行う。本隊は訓練終了後OBと共にBCへと戻る。到着後はOBには自由行動としてもらう。その後ブロック補強、シュラフ干しを行う。上級生隊も訓練が終了した後BCへと帰幕する。

<訓練内容>
  【本隊】        
滑落停止          1゜00’
  自由歩行 3゜10’
                    合計T)4゜10’
 【上級生隊】
ワンアット              2゜00’
メインFix工作1P 0゜30’
  Fix工作3P 3゜00’
  懸垂下降             1゜10’ 
合計T)6゜40’

CT)BC(5:11)-1750m付近の雪面(5:21)-BC(10:42)
                      上級生隊BC(14:02)

上級生隊 【BC-樺平-杓子岳-白馬岳-往路-BC】

メンバー:長島 松木 新妻 

 梱包をして出発する。出発してすぐに雪面が固く滑りやすい状態であったためアイゼンを着ける。樺平までは藪が出ている箇所がある。樺平到着後、ヘルメット、ハーネスを着けてザイルを出して出発する。順調に進み杓子岳に到着する。杓子岳では登山者が1名いる。稜線上は風が強く、ガスが出ているため視界が50m程である。雪も少なく、地面が見える箇所がある。白馬岳に向かう途中に数パーティーの登山者とすれ違う。白馬岳手前からガスが晴れていき視界が良好となる。白馬岳登頂時、天気は晴れているが風は強い。杓子岳登り返しの際、2年生1名のペースが遅れる。その後ゆっくりとしたペースで進んでいき、ゴジラの背でFixを回収する。樺平でハーネスを外し、ザイルをしまう。BCへと帰幕する。

CT)BC(5:00)-樺平(6:17)-杓子岳(8:57)-白馬岳(10:25)-往路-BC(16:37)

メンバー:長島 太田 長坂 松木 松本 籾山 新妻 細井 宮武 小野

5月7日(水) 晴 【BC付近で雪上訓練した後猿倉へ下山】

メンバー:長島 太田 長坂 松木 松本 籾山 新妻 細井 宮武 小野 

 食当の不手際で出発が遅れる。本隊はテント設営訓練を行う。上級生隊はBC付近の雪面でFix工作を行う。両隊の訓練が終了した後、合流しテント撤収を行う。その後梱包訓練を行い、終了後全員で追悼を行う。小日向のコルで準備をして出発する。急斜面は慎重に下り、猿倉に下山する。

<訓練内容>
  【本隊】
  テント設営               2゜30’
【松木、細井】
  Fix工作2P               1゜30’
  自由歩行 1゜00’
合計T)2゜30’
【新妻、宮武】  
  Fix工作2P               3゜30’

CT)BC(5:50)-BC付近(5:50-9:20)-BC(9:20-12:46)-猿倉(14:24)

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