2004年度 北鎌尾根個人山行(7/22-7/25)

メンバー;小久保 乙山 山本篤OB 森OB

7月22日(木) 晴れのち曇り

 JR穂高駅に集合。乙山が遅刻。タクシーで移動し、中房温泉で合流。登り始めてすぐに中学生の集団とすれ違う。第1ベンチの水場で食事用の水を汲み、荷上げる。合戦小屋の近くから霧が出始める。樹林を抜けて少し行くと小屋からの声が聞こえてくる。階段を登り5分ほどで燕山荘に到着。小屋の前は中学生や一般の登山者で賑わっている。ザックを置いて燕岳を往復した。

CT)中房温泉(12:50)-燕山荘(17:05)-燕岳往復(17:10-18:10)

7月23日(金) 晴れのち曇り

 空は良く晴れていて、槍の穂先から伸びる北鎌尾根がはっきり見える。ここから見る限りはそれほど長くは感じない。貧乏沢下降点までは安定した縦走路をただ歩く。大天井ヒュッテから20分ほどトラバースして、目立たない標識のある下降点に到着。ヘルメットを着けて下る。貧乏沢はバレーボール大の浮石がごろごろしていて歩きにくいが、踏み後ははっきりしている。大した危険箇所も無く天上沢に合流。1度右岸に渡渉した後、少し行くと開けた北鎌沢の出合に到着。テントを設営してしばらくすると、水俣乗越を越えて来た森OBが合流した。

CT)燕山荘(4:55)-大天井ヒュッテ(7:50-8:10)-貧乏沢下降点(8:35)-北鎌沢出合(11:15)

7月24日(土) 晴れのち曇り時々雨

 昨日、対岸に幕営していたパーティーは既に出発していた。ヘルメットとハーネスを着けて出発。北鎌沢右俣をつめる。徐々に傾斜が強くなって行く。上部は二股になっており、右側を空身で偵察すると稜線直下が急な岩稜になっていたため、左側の沢を登り、北鎌のコルより少し上の稜線に出る。そこから急登を1時間程登ると視界が開け、独標が姿を現す。細かいアップダウンを繰り返し、独標のコルから千丈沢側の岩壁基部をトラバース。岩壁を回り込む所にFixを張る。回り込んだら頂稜へ向けて登り、途中のチムニーを残置シュリンゲをつかんで越え、少し登って稜線に出る。やっと大槍が見えてきたが、次第にルートが険しくなってきた。北鎌平まで大小の険しいアップダウンが続く。岩が脆く、頻繁に落石が起きて緊張する。ルートファインディングにも苦労した。左右両方に巻き道がついているが、結果的に天上沢側を巻く方が正しい場合が多い。北鎌平から時々大粒の雨に降られながら、千丈沢側の安定したトラバース道を行き、穂先の基部へはガレた岩の斜面を登る。穂先はしばらくまっすぐ登り、核心部は左側のチムニーではなく、正面の残置シュリンゲがある凹角から左側に回り込むルートを行く。そこにFixを頂上直下まで張る。Fixを回収していると頂上に早川OB、加藤OB、松本OBの姿が見える。祠で写真を撮り、順番を待ちながら穂先を降り、ヒュッテ大槍を経由して、次第に暗くなって行く中、ババ平へと下る。

CT)北鎌沢出合(4:55)-北鎌のコルの先(8:00-8:20)-独標のコル(10:35)-北鎌平(15:20)-槍ヶ岳頂上(18:00)-ババ平(20:50)

7月25日(日) 晴れのち曇りのち雨

 横尾まではゆっくり、そこからペースをあげて一気に上高地へ。雨に降られる前に到着。

CT)ババ平(9:10)-横尾(11:25)-上高地(13:15)

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