2005年度 新人合宿(6/4-10/9)


6月4日(土) 曇時々雨時々雷時々あられ 【室堂ターミナル-雷鳥沢-天気待ち-別山乗越-剱沢】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 秋葉 川村 永木 平井 中沢OB

 昨夜は部室にて乙山OB、上野駅16番ホームにて菅沢OB、松田OB、天野OB、谷山OBに見送られ、急行能登で離京する。
室堂は土曜日ということもあって観光客、登山客で賑わっている。空は灰色の雲が覆っており悪天を予感させる。室堂ターミナル屋上で出発準備を行い、3年生と中沢OBで室堂派出所に挨拶をし出発する。雷鳥沢までは遊歩道が出ているところもあったが殆ど雪上を歩く。雷鳥沢にて矢沢OBの追悼を行う。追悼が終わり出発する時に雨が降り出してきたので、あられが降り出してきたので雨具の上下を着用する。雷鳥沢を一定のペースで登って行くが、雨、あられ、雷が強くなってきたので天気待ちをする。30分程すると先ほどの悪天が嘘のように収まったので出発する。その後は順調に進み別山乗越に到着、そこで昼食を摂る。ここからは1本で剱沢BCに到着する。

CT)室堂ターミナル(9:20)-雷鳥沢(10:35-11:00)-天気待ち(11:50-12:15)-別山乗越(13:05-13:40)-剱沢BC(14:15)

6月5日(日) 快晴 【BC-雪上訓練】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 秋葉 川村 永木 平井

 昨夜、就寝が遅かったため起床、出発ともに1時間遅らせる。
食事当番の不手際で出発が25分遅れる。中沢OBが出発と同時に下山される。予定通り今日は剱御前の斜面にて雪上訓練を行う。昨日の予報では天候は安定しないということであったが快晴となる。訓練の内容と時間は下記の通り。帰幕後、テント張替えを各テント1回行う。

キックステップ(1’20)
滑落停止(1’55)
コンテニュアス(2’05)
自由歩行(0’20)

CT)BC(5:25)-雪上訓練(6:30-13:40)

6月6日(月) 快晴 【BC-雪上訓練】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 秋葉 川村 永木 平井

今日も食事当番の不手際で出発が28分遅れる。本日の訓練の内容と時間は下記の通り。
帰幕後、テント張替えを3回行う。

アイゼン着脱(0’30)
アイゼン歩行(1’20)
滑落停止(1’05)
ワンアット(2’15)
Fix通過(0’50)
支点構築(0’25)
自由歩行(1’15)

CT)BC(5:28)-雪上訓練(5:35-14:45)

6月7日(火) 晴後雲 【BC-平蔵谷出合-平蔵のコル-剱岳-平蔵のコル-平蔵谷出合】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 秋葉 川村 永木 平井

 飯は時間通りに出るが、後片付けの不手際で出発が15分遅れる。ヘルメットを装着して出発する。朝一番で雪面は堅いが、キックステップはよく決まり、歩き易い。いいペースで下り20分程で平蔵谷出合に到着する。ここで、ハーネスを装着する。平蔵谷は落石が非常に多く、雪渓下部は白い雪面がなく、石と泥で埋められている。落石とシュルンドに注意しながら平蔵谷を登る。一定のペースで進み2本で平蔵のコルに到着する。かにの縦ばいは最上級生が先に登り、上からザイルで1年生を確保する。そこから20分ほど登ると、かにのよこばいとの分岐点に出る。その後は順調に進み、剱岳に達する。ガスで覆われており、景色を楽しめないのは残念である。写真を撮ったあと、部歌と校歌を歌い下り始める。かにのよこばいでは鎖にカラビナをかけて通過し、途中の梯子は上級生が1年生を確保しながら下りる。梯子の通過で時間がかかる。平蔵谷の下り始めは急斜面だが、キックステップはよく決まり、いいペースで下っていく。平蔵谷出合でハーネスを外し、剱沢を登り返す。途中、1年生1名が遅れ始めたため、3年生1名を付け隊を分ける。ペースは上がらないものの、一定のペースで進み幕場に到着する。15分後に後続隊が到着する。

CT)BC(5:15)-平蔵谷出合(5:35-6:00)-平蔵のコル(8:40-8:55)-剱岳(11:55-12:00)-平蔵のコル(13:50-14:05)-平蔵谷出合(14:50-15:00)-BC(16:15)

6月8日(水) 晴時々霧 【BC-別山乗越-別山-真砂岳-富士ノ折立-雄山-一ノ越-室堂ターミナル】

メンバー 三戸呂 北村 矢口 秋葉 川村 永木 平井

 予定では本日は大日岳往復の予定であったが、昨夜のミーティングにて奥大日岳往復に変更する。それに伴い起床、出発ともに2時間遅らせる。
食当2名の動きは良いが、出発が1分30秒遅れる。朝は少々風があり肌寒い。雪面は柔らかくキックステップがよく決まる。順調に進んで行くが室堂乗越を少し過ぎたあたりで、ガスが視界を覆い始めたので休憩がてら天気待ちをする。20分ほどでガスが吹き飛んだので出発する。その後も順調に進んでいくが、奥大日岳手前のトラバースしている夏道と雪が入り混じった箇所の偵察で時間をだいぶロスする。雪面の急斜面を登りきり、5分ほど稜線上を歩き奥大日岳頂上に達する。帰りは上級生2名で急斜面にFIXを2ピッチ張る。しかし、ここでもまた時間がかかる。その後は順調に進み幕場に到着する。

CT)BC(6:01)-別山乗越(6:45-6:55)-室堂乗越(8:10)-奥大日岳(10:50-12:05)-室堂乗越(13:35-13:50)-別山乗越(15:00)-BC(15:25)

6月9日(木) 晴時々曇 【BC-別山乗越-別山-真砂岳-富士ノ折立-雄山-一ノ越-室堂ターミナル】

メンバー;三戸呂 北村 矢口 秋葉 川村 永木 平井

 梱包に手間取り出発が遅れる。別山乗越まで順調に進むが、1年生1名が肩が痛く、また梱包も悪いため別山乗越で梱包をやり直す。別山乗越からはほとんど夏道を進む。いいペースで雄山に到着し、校歌を歌う。一ノ越から室堂ターミナルまでは目印のポールが5mぐらいの間隔で設置されており、トレースのついた雪道を歩く。途中、ガスに視界が覆われるがポールのおかげで止まる必要はない。順調に進み、修学旅行生で賑わう室堂ターミナルに全員元気に下山する。

CT)BC(5:40)-別山乗越(6:40-7:00)-別山(7:55)-真砂岳(9:00)-富士ノ折立(10:20-10:40)-雄山(11:40-12:05)-一ノ越(12:50-13:00)-室堂ターミナル(13:50)