2006年度 夏山合宿(8/26-9/7)


8月26日(土) 曇後雨

 部室に中沢OB、新宿高速バスターミナルには松本(光司)OBが見送りに来てくださり差し入れを頂く。甲府にて中尾OBと1年野口のご両親も見送りに来きてくださり、差し入れを頂く。甲府から路線バスに乗り換え予定通り16:30に広河原に到着する。到着後、テント設営と明日の朝食の準備を行った後、早い時間に就寝する。


8月27日(日) 曇時々晴

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口

 食当と梱包の不手際で出発が大幅に遅れる。歩き出しは良いペースで進んでいくが、出発から2時間程経ったところで1年生1名が腰痛でペースが上がらなくなる。2度にわたりこの者の荷を抜くが、ペースは上がらない。結局、ゆっくりとしたペースで進み白根御池小屋に到着する。

CT)広河原TS(5:32)-白根御池小屋TS(10:15)

8月28日(月) 晴後曇

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口

 梱包の不手際で出発が2分遅れる。草すべりの急登の序盤から1年生1名が遅れ始め、さらに転倒を繰り返すことから、途中でこの者の荷を抜く。その後もゆっくりとしたペースで登り、北岳山頂に達する。下りは慎重に進み、北岳山荘に到着する。

CT)白根御池小屋TS(5:02)-北岳(11:10-11:30)-北岳山荘TS(12:20)

8月29日(火) 晴

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口

 本日も食当の不手際で出発が遅れる。テントから出ると雲海に浮かぶ富士山が美しく見える。歩き始めは稜線上ということもあってか風が強く、肌寒い。良いペースで進み、間ノ岳、三峰岳を経て早い時間に熊ノ平小屋に到着する。テント設営後、野菜干しを行う。

CT)北岳山荘TS(5:17)-中白根山(6:00-6:15)-間ノ岳(7:15-7:30)-三峰岳(8:30-8:45)-熊ノ平小屋TS(10:10)

8月30日(水) 曇後雨後晴

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口

 出発するが、1年生1名が腹の痛みと激しい吐き気を訴え、さらに少量ではあるが吐血したため、本日は引き返し熊ノ平小屋で休養とする。この者は夕食の時にはだいぶ回復する。

CT)熊ノ平小屋TS(4:56)-引き返し(5:20)-熊ノ平小屋TS(5:45)

8月31日(木) 晴後曇

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口

 暗い中出発する。日が昇ると朝焼けが美しい。樹林の中を黙々と進む。昨日の雨のためぬかるんでいるところが多い。良いペースで進み安部荒倉岳を経て北荒川岳に達する。ここから2年生1名が遅れがちになり、ペースが少し落ちるが、それでも早い時間に雪投沢源頭に到着する。テント設営後、野菜干しを行う。

CT)熊ノ平小屋TS(4:55)-安部荒倉岳(5:30-5:40)-北荒川岳(7:45-8:00)-雪投沢源頭TS(8:50)

9月1日(金) 雨

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口

 食当の不手際により出発が遅れる。テントを出る前から雨が降り出す。雨具上下を着用して出発する。歩き出すと雨は小降りになるが、それもつかの間、雨が激しく降り出す。良いペースで塩見岳へ登っていくが、頂上はガスっており眺望は望めない。頂上からの急な下りでは岩が濡れており滑り易いので、1年生の荷物を上級生が運ぶことにする。岩場を慎重に下り、塩見小屋まで行く。雨と風でかなり寒く、手がかじかむ。そこからは樹林の中を進み、本谷山に達する。ここで寒さに震えながら昼食を摂り、そこから1本で三伏峠小屋へ到着する。

CT)雪投沢源頭TS(5:07)-塩見岳(6:40-6:50)-本谷山(8:15-8:45)-三伏峠小屋TS(11:30)

9月2日(土) 晴

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口

 朝は晴れているが肌寒い。出発から良いペースで進み、烏帽子岳を経て小河内岳に達する。天気は良く、頂上から景色を楽しむ。その後は樹林帯を進み、大日影山、板屋岳を経て早い時間に高山裏避難小屋に到着する。テント設営後、野菜干しを行う。

CT)三伏峠小屋TS(4:57)-烏帽子岳(5:45-5:55)-小河内岳(6:55-7:10)-板屋岳(9:05-9:15)-高山裏避難小屋TS(9:55)

9月3日(日) 晴一時曇

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口

 暗い中樹林帯を歩き始める。樹林帯を抜けてからも良いペースで進み、前岳に達する。前岳からは赤石岳、聖岳、富士山などが見渡せる。大聖寺平で昼食を摂った後、赤石岳に達する。赤石岳を下りはじめるころからガスで覆われるが、良いペースで下り百間洞に到着する。

CT)高山裏避難小屋TS(4:57)-前岳(7:45-7:55)-荒川小屋(8:50-9:00)-赤石岳(11:35-11:55)-百間洞TS(13:40)

9月4日(月) 晴

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口

 本日も天気が良い。出発早々から1年生1名が遅れがちであり、遅いペースで進む。また、この者の鍋が頻繁に外れ、付け直すのに時間がかかる。大沢岳、中盛丸山を経て兎岳に着く。頂上から最後のピークである光岳までの稜線がはっきり見える。下りの岩稜帯は慎重に下っていき、下りきったところで昼食を摂る。その後、1本で聖岳頂上へ達する。景色を楽しんだ後、一気に聖平小屋まで下る。明日、晴天休養をとることも考えていたが、非常に強い台風が日本に接近しているため、明日は予定通り光小屋まで行動することにする。1年生を休ませるため、本日の食当は上級生が行うことにする。

CT)百間洞TS(4:53)-大沢岳(6:05-6:20)-中盛丸山(7:10)-兎岳(8:45-9:00)-聖岳(11:05-11:20)-聖平小屋TS(12:45)

9月5日(火) 快晴

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口

 朝から非常に良いペースで進み、2本で上河内岳の分岐へ。ここで荷物を置き、空身で上河内岳頂上を往復する。分岐からもペースを落とさず、1本であっという間に茶臼岳に達する。茶臼岳から樹林帯に入り、易老岳にも早い時間に着く。しかし、易老岳を下りきった後の光岳までの登り返しで1年生1名がバテてしまい、ペースは一気に落ちる。気合を入れながら、光小屋までなんとか歩かせる。光小屋でテントを設営した後、光岳の往復を行う。

CT)聖平小屋TS(4:55)-上河内岳(6:55-7:10)-茶臼岳(8:05-8:20)-易老岳(10:05-10:20)-光小屋TS(12:40-13:05)-光岳(13:15-13:25)-光小屋TS(13:40)

9月6日(水) 曇後雨

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口

 光小屋を出発するが、霧で少し視界が悪い。順調に下っていくが最後の急斜面で注意したのにも関わらず2年生1名が前のめりに大きく転倒するが、幸いかすり傷程度で済む。光小屋から3本で光岳登山口へ。寸又川林道を歩き始めるが、2時間程歩いた所で雨が降り出す。途中、1年生1名が若干遅れ気味になるが、気合を入れて歩かせる。全体のペースはそれほど遅くない。ショートカットの登山道の最後の急斜面の階段は荒廃が進んでおり、今にも崩れそうなためザイルを使用する。その後も慎重に進むが、ここでも再三注意したにも関わらず2年生1名が最後の急斜面で転倒し、すべり落ちヒヤリとするが、固定されていた虎ロープのお陰で2m程落ちたところで止まる。その後はこの者と最上級生の軽いザックを交換する。その後も慎重に下り千頭ダムに達する。

CT)光小屋TS(4:45)-千頭ダムTS(17:10)

9月7日(木) 曇後晴

メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口

 黙々と林道を歩き、夢の吊橋を経由して寸又峡温泉に下山する。

CT)千頭ダムTS(4:55)-寸又峡温泉(7:50)