2014年度 小窓尾根個人山行(10/10-10/12)


10月10日(金) 【土樽駅-830mTS-950m-TS】

メンバー 山本監督 太田 松本 宮津OB

時間通り富山駅に集合し、電鉄富山駅でステーションビバークする。


10月11日(土) 快晴 【馬場島-小窓尾根取り付き-1600m付近-ニードル-ドーム】

メンバー 山本監督 太田 松本 宮津OB

PA110026電鉄富山駅から電車、タクシーと乗り継ぎ馬場島荘へ移動する。馬場島荘へ計画書を提出した後、キャップ、ショートスパッツを装備して出発する。白萩川に沿って林道を進んで行き、取水口から高巻き道を通り白萩川右岸に降り、そこでヘルメットをかぶる。雷岩手前で左岸へ渡渉し、小窓尾根に取り付く。1600m付近までは夏道があり、急登を進む。1600m付近から尾根伝いに濃い藪を漕いで進んで行く。尾根上には所々微かに踏み跡がある。P.2121mで休憩をとる。天気が良く、眺望がよい。ここから先は、露岩帯や、急斜面が増えてくる。2100m付近の草付きの急斜面でワンアット40×1P、ニードル手前の基部の斜面でワンアット45m×1Pをして通過する。ニードル基部のバンドから10mの懸垂下降を行った後、そのバンドを20m程度移動し、再度懸垂下降25m行うが、岩が脆い為慎重に行う。そこで日が暮れてきたため、下っている際にヘッドランプをつける。そこからドームへは草付きの急斜面からワンアット40m×1P、30m×2Pで到着し、ここで本日の行動を終了し幕営する。

CT)馬場島(7:43)-小窓尾根取り付き(9:22)-1600m付近(10:31-10:41)-P.2121m(13:09-13:20)-ニードル(17:50)-ドーム(20:50)

10月12日(日) 快晴後晴 【ドーム-三ノ窓-本峰-早月小屋-馬場島】

メンバー 山本監督 太田 松本 宮津OB

DSCF2678テントを撤収しヘルメット、ハーネスを装備して出発する。ドームからの下りは、ハイマツに覆われた一部細くなっている尾根を進む。ピラミッドピーク手前の登りでは、痩せ尾根上の岩壁の基部から池ノ谷側を回り込んだ後、草付き斜面を登るようにワンアット30m×1Pする。ピラミッドピークの岩壁を回り込むように登っていく。M状ピーク手前では細い岩稜帯でワンアット30m×1P、40m×1P行う。そこからハイマツリッジを歩いた後岩質の脆いルンゼ状をワンアット40m×1Pで通過する。M状ピークから小窓ノ頭までは、細い岩稜帯の尾根となっており池ノ谷側を巻くように進んでいく。途中の下りでは懸垂下降25m×1P行い通過し小窓ノ頭へ向かう。小窓ノ頭から小窓ノ王基部までは草原のような尾根を進む。踏み跡があり歩き易い。小窓ノ王基部から三ノ窓へはバンドを80m程度慎重に下降し、60m程度トラバースして向かう。三ノ窓からは池ノ谷ガリーを落石に気を付けながら進む。池ノ谷ガリーには雪が所々にあり雪がついていない場所を通りながら池ノ谷乗越へ向かう。池ノ谷乗越からは?級程度の岩場をワンアット50m×1P行う。そこから長次郎ノ頭を目指して長次郎谷側を巻くように進むが、一部切れている箇所があり注意して進む。長次郎ノ頭の懸垂支点へ向かう際、急な下りでガレていたため、3年生をOBが確保しながらおろす。そこから25m懸垂下降を行い長次郎のコルへ降りる。長次郎のコルからは岩稜帯の道を登っていき剱岳頂上に到着する。眺望も良く、周りの山を見渡すことが出来、また頂上では今山行で初めて登山者に会う。休憩をとった後、早月尾根を下り始める。早月尾根上部の獅子頭付近までは、登山道上に雪がついているため、スリップに気を付けながら下る。1800m付近で暗くなり始めたので、ヘッドランプを装備する。暗い中を慎重に下り馬場島に到着する。

CT) ドーム(5:30)-三ノ窓(11:35-11:45)-本峰(14:22-14:37)-早月小屋(16:35-16:45)-馬場島(20:03)