2010年度 新人合宿(5/1-5/7)

メンバー 千葉 佐々木(理) 宮津 栗山 佐々木(貴) 杉浦 玉川 綿邉  佐野OB(5/4―5/5) 原田OB(5/4―5/5) 谷山OB(5/3―5/5) 小久保OB(5/3―5/5) 三戸呂OB(5/5) 平井OB(5/1―5/2) 野口OB(5/1―5/2) 冨家OB(5/1―5/2)

4月30日(金)

部室に集合し気象の説明会を行う。平井OBと合流した後、新宿駅へと向かう。新宿駅で冨家OBと合流しムーンライト信州81号で離京する。

部室出発 駅に向かう途中 駅で集合写真

5月1日(土) 晴 【二股―猿倉―小日向のコルBC】

メンバー:学生(全) 平井OB 野口OB 冨家OB 
予定通り白馬駅に到着し、タクシーで白馬アルパインホテルへ移動する。ホテルで朝食、テルモスのお茶をいただき、着替えを預ける。再びタクシーで二股まで移動する。二股で野口OBと合流し、故梶川OBの追悼をする。その後準備をして出発する。山肌には所々雪が残る。登山客の車が林道を行き交う。良いペースで猿倉に到着し、キックステップの技術の確認をする。猿倉からしばらく登ったところで昼食をとり、そこからも良いペースで進む。小日向のコルへの登りは夏道沿いに行く。最後の急な登りを過ぎ、小日向のコルへと到着する。到着後、テント、ブロック設営を行う。双子岩の水場は凍りつき水が取れない。

CT)二股(7:55)―猿倉(10:00―11:05)―BC(14:10)

アルパインホテルで朝食を頂く 故梶川OBへの追悼 二股を出発する
猿倉荘で雪上での歩き方を教える 小日向のコルに向かう 小日向のコルへの登り

5月2日(日) 晴 【雪上訓練】

メンバー:学生(全) 平井OB 野口OB 冨家OB 
食当の不手際で出発が遅れる。準備をして雪上訓練場所に移動する。非常に天気がよく、風がある。到着後、訓練を開始する。合宿前に説明会で確認していたこともあり、スムーズに訓練が進行する。昼食後、自由歩行に移り11:45頃各パーティー毎にBCに帰幕する。帰幕後、平井OB、野口OB、冨家OBが下山される。幕場ではテント張り替え、ブロック補強を行い、15:00から千葉大学山岳部と共に、双子岩で追悼を行う。追悼終了後、入山された谷山OB、小久保OBと合流する。気温が高かったため、双子岩で水が取れる。
雪上訓練内容)カッティング  0’10”
          キックステップ 1’30”
          滑落停止    1’00”
          コンテニュアス 0’50”
          ワンアット    0’50”
          自由歩行    1’20”

CT)BC(5:40)―雪上訓練場所(5:50)―BC(11:45)

テント周辺 カッティングの練習 訓練をする玉川
<コンテニュアスを行う綿邉 コンテニュアスを行う 歩行訓練

5月3日(月) 快晴 【本隊:雪上訓練 上級生隊:白馬岳主稜】

本隊:千葉 栗山 佐々木(貴) 杉浦 玉川 綿邉 谷山OB 小久保OB
食当の不手際で出発が遅れる。準備をして雪上訓練場所に移動する。快晴で風はない。順調に訓練を進め、自由歩行で小日向山へ登り、昼食をとる。その後、競馬でBCへと戻る。BC到着後、テント張り替えブロック補強を行う。時間に余裕があり、訓練時のアイゼン着脱で目標時間を切れていない者がいたため、BC周辺でアイゼン着脱訓練を行う。14時過ぎ頃上級生隊が帰幕する。20:00頃、佐野OB、原田OBが入山される。
雪上訓練内容)アイゼン着脱歩行 1’30”
          グリセード 0’20”
          滑落停止 0’40”
          Fix通過 0’30”
          自由歩行 3’00”

CT)BC(5:10)―雪上訓練場所(5:20)―BC(12:03)

Fix通過の練習 滑落停止訓練 Fix通過の訓練
自由歩行を行う栗山 集合写真 1年生の集合写真

上級生隊:佐々木 宮津
サブ梱包して出発する。早朝は雪面が固いため慎重に下って行き、杓子岳の支尾根を下から巻きながら白馬岳主稜の取り付きへと向かう。天気は快晴で風も弱い。しかし、登山者が多く尾根上には、しっかりとトレースが付いている。取り付き付近ではデブリがあるため慎重に通過していき八峰でザイルとヘルメット、サングラスを付ける。コンテニュアスをして途中一般の登山者と擦れちがいながら登って行く。天気が良く日差しが強い。順調に登って行き、頂上直下は雪庇が7mほど張り出しており、人が通れるほどの穴が作られている。ここで自分たちの前に5パーティほど登山者がいるため、順番待ちをする。2時間ほど待ち、その後確保しながら2Pで頂上へ抜ける。頂上で写真を取った後、すぐに杓子岳へと向かう。杓子岳の登り返しは良いペースで登って行き、杓子岳山頂に到着する。ここから双子尾根へは北又沢側を巻きながら下る。日中日差しが強かったため、雪がシャーベット状になっている。明日、明後日の実動で双子尾根を通るため、よくルートを観察しながら下って行きBCへと帰幕する。

CT)BC(3:55)―主稜取り付き(5:00)―白馬岳(11:33)―杓子岳(12:41)―BC(14:11)

白馬取り付き 白馬主稜 登山客が多い 頂上直下は雪庇にできた穴を通過する
白馬岳山頂 杓子岳山頂 双子尾根を振り返る

5月4日(火) 晴 【本隊:小蓮華山往復 上級生隊:唐松岳ロングラン】

本隊:千葉 栗山 佐々木(貴) 杉浦 玉川 綿邉 佐野OB 原田OB 谷山OB 小久保OB     
食当の不手際で出発が遅れる。準備をして出発する。良いペースで下っていく。小蓮華尾根は支尾根から取り付く。支尾根の上に出たところで、ハーネス、ザイル、ヘルメット、サングラスを付ける。尾根上は藪が出ているため何箇所かは白馬沢側を巻く。上部へ行くと細い箇所やガレ場があり、慎重に通過する。途中1年生1名がバテて、ペースが上がらない。2600m付近で引き返し時間となったため引き返す。慎重に下って行き、2050m付近から沢に入り、良いペースで下る。BCへの登り返しではバテていた1年生のペースが上がらない。また、別の1年生1名が膝の痛みを訴える。非常にゆっくり登って行きやがてBCに到着する。

CT)BC(5:08)―小蓮華尾根支尾根取り付き(6:10)―支尾根上(6:40―6:58)―2339m(10:28)―2600m付近(12:00)―小蓮華尾根取り付き(14:20)―BC(16:38)

小蓮華尾根 小蓮華尾根を望む 急な個所を通過する
佐々木 栗山 小蓮華尾根を引き返す

上級生隊:佐々木 宮津
サブ梱包して出発する。昨日まで気温が高かったため、尾根上に付いている雪が融けて所々割れている。樺平まで進み、ここでザイルとヘルメットを付ける。ゴジラの背ではワンアットを行い、双子尾根は問題無く杓子岳山頂まで抜ける。稜線上では視界が悪く風が強いため、思うように進むことができない。気合いを入れて進み鑓ヶ岳の山頂を踏む。鑓ヶ岳を下り終わった辺りから風が弱まり始める。ここから先も、夏道が出ている場所とそうでないところがあるためアイゼンを付け外しをしながら進む。その後、天狗の頭を下って行き不帰ノ嶮に入ってからは、一峰は問題なく通過する。しかし、二峰から鎖場が出ているため慎重に登り、要所で確保しながら登って行く。二峰を抜けた後、三峰へ向かう途中で引き返し時間となったため、ここで引き返しをする。苦戦した二峰では、2P懸垂下降を交えながら下って行く。一峰を抜けた後、ペースを上げながら天狗の頭に向けて登り返した。しかし、その途中2年生1名のペースが思うように上がらず、ゆっくりとしたペースで登る。登りきったところで少し休ませるが、回復せずその後も様子を見ながら一定のペースで歩かせる。湯沢の下降をする手前で日が落ちてきたため、ヘットランプを付ける。慎重にルートファインディングをしていき、小日向のコルの登り返しで、迎えに来ていただいた谷山OB、小久保OBと合流する。そのあとも、ゆっくりとしたペースでBCへ帰幕する。

CT)BC(3:56)―杓子岳(6:36)―鑓ヶ岳(7:48)―天狗の頭(9:31)―不帰嶮一峰(10:56)―二峰(11:50)―一峰(14:08)―天狗の頭(16:39)―湯沢分岐(18:19)―BC(20:22)

ゴジラの背を通過する 稜線上は風が強い 鑓ヶ岳山頂
手前が不帰嶮1峰 奥が2峰 2峰を登る宮津 3峰手前で引き返す
唐松岳を望む 天狗の頭への登り 帰幕

5月5日(水) 晴 【双子尾根―杓子岳―鑓ヶ岳―湯沢―BC】

メンバー:学生(全) 佐野OB 原田OB 谷山OB 小久保OB 三戸呂OB
食当の不手際で出発が遅れる。準備をして出発する。双子尾根は例年よりもやや雪が多い。藪を巻く箇所もあり時間がかかる。樺平でザイルを付け、そこから上級生2名が先行してゴジラの背にFixを張る。Fix箇所は岩が露出し雪が柔らかいが順調に通過し登って行く。Fix通過中に三戸呂OBと合流する。上部の岩場は雪で埋まっている。雪はやわらかく、アイゼンは必要ない。杓子岳頂上は東側に5mほどの雪屁が出ている。杓子岳山頂で昼食をとる。ここから、雪の付いたガレ場を慎重に下って行く。風はやや強い。落石に注意しながら登り返し、鑓ヶ岳に到着する。写真を撮ってすぐに出発する。落石に注意しながら下る。湯沢でも雪が多く、下降地点でも少し夏道が出る程度。雪はやわらかく順調に下って行く。小日向のコルの登り返しの前にザイルを外す。良いペースで登り、BCへ到着する。その後、OB方が下山される。

CT)BC(5:15)―樺平(7:05―7:25)―ゴジラの背(8:36―9:20)―杓子岳(10:35―11:15)―鑓ヶ岳(12:30)―BC(15:10)

出発 綿邉 ゴジラの背を通過する
双子尾根を登る 杓子岳山頂 鑓ヶ岳山頂

5月6日(木) 晴 【雪上訓練】

メンバー:学生(全)
4日の小蓮華山往復ができなかったことを受け、その際に不十分だった点を補うために本日は雪上訓練を行う。準備をして雪上訓練場所に移動する。まず、滑落停止の基本形の雪上訓練を数回行う。その後、横向きや後ろ向きでの滑落停止訓練を行う。次に自由歩行に移る。クローブヒッチでのセルフアンカーの取り方や、中間支点の取り方なども交え、各パーティーに分かれ、訓練を行う。10:30頃に帰幕し、ブロック設営、テント張り替えを行う。
訓練内容)滑落停止 1’10”
       自由歩行 3’30”

CT)BC(4:56)―訓練場所(5:05)―BC(10:30)

雪上訓練 左から杉浦、佐々木、栗山 杓子岳をバックに玉川と佐々木
ワンアットを行う栗山 カメラ目線 綿邉 行動終了

5月7日(金) 雨時々曇 【小日向のコル―猿倉】

メンバー:学生(全)
出発は間に合ったものの、梱包に時間がかかったため2回梱包訓練を行う。その後、幕場周辺でシート搬送訓練、背負い搬送訓練を行う。背負い搬送に関しては、ザイル、ハーネスを使用したものを行う。順調に訓練を終え、準備をして出発する。小日向のコル付近ではガスが出ているが、下るにつれて視界が良くなる。早朝からずっと小雨が降り続いている。良いペースで進み、猿倉に到着する。到着後、梱包訓練時に特に時間のかかっていた鍋を付ける訓練を行う。終了後、体操をして全員元気に下山する。 

CT)BC周辺で訓練(5:23―8:10)―猿倉(9:12)

ザックに荷物を梱包する 搬送訓練 背負い搬送 栗山、佐々木
背負い搬送 千葉、綿邉 背負い搬送 宮津、玉川 猿倉に向けて下山する
鍋を付ける練習 1年生集合写真 全体の集合写真

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