2013年度 第二次上級生準合宿(6/8-6/10)

第二次上級生準合宿 行動概要
 

6月8日(土) 晴 【室堂ターミナル-雷鳥沢-別山乗越-剱沢BC】

メンバー:小林 長島 太田 長坂 松木 松本 籾山 谷山OB 松本OB 宮津OB

10時14分に出発する。コースタイム通りに雷鳥沢出合に到着し1本とる。称名川は雪で埋まっている。順調に登っていき、2200m付近で昼食をとる。そのまま登っていき、別山乗越につく。そこで1本とり、BC予定地の剱沢まで下る。剱沢の野営場管理所では水が取れる。

CT) 室堂(10:14)-雷鳥沢(11:00)-別山乗越(13:00)-剱沢BC (14:00)

【BC-2650m付近の別山の岩場-BC】

A隊メンバー:小林 長坂 松本 籾山 宮津OB

テント設営後、ハーネス、ヘルメットを着けて、サブ梱包で別山の岩場に向かう。懸垂下降が出来る岩場で2年生一人ずつ支点構築から下降まで行い、20m程下る。支点にはハイマツを使用する。16時にBCに戻り始め、16時10分にBCに帰幕する。  

CT)BC(15:00)-2650 m付近の別山の岩場(15:20-16:00)-BC(16:10)

【BC-2700m付近の別山の岩場-BC】

B隊メンバー:長島 太田 松木 谷山OB 松本OB

テント設営後ヘルメット、ハーネスを付け、サブ梱包で出発する。2700m付近の別山の岩場で懸垂下降の確認をする。残置されていたボルトと岩を使って支点構築を2年生間で考えながら行い、ザイル2本で30m程1ピッチ下る。その後BCへと帰幕する。

CT)BC(14:55)-2700 m付近の別山の岩場(15:29-16:30)-BC(17:25)

6月9日(日) 晴 【BC-源次郎尾根取り付き-?峰-?峰-剱岳-平蔵のコル-平蔵谷出合-BC】

A隊メンバー:小林 長坂 松本 籾山 宮津OB

ヘルメット、ハーネス、アイゼンを付けて出発する。雪質は固く、締まっている。ルートファインディングに気を付けながら、源次郎尾根取り付きまで順調に下っていく。取り付きでアイゼンを外す。計画していたルンゼルートにシュルンド、落石が多く見受けられたため、尾根ルートを登ることにする。取り付きは夏道が見えているが、所々雪がある。2300m付近の急な岩壁では、4年生とOBが2年生を上から確保して登らせる。尾根にでる手前から雪が出始めたため、アイゼンを付ける。尾根上には、固く締まった雪が所々ある。?峰手前の登りでは雪がなくなっていたため、アイゼンを外す。?峰からの下りでは、ハイマツを掴みながら後向きで下ることが出来ると判断し、ザイルを使わずに慎重に下る。?峰から?峰へのコルではメインFixを1ピッチ張って通過する。?峰から少し進んだ所でザイルを2本結びつけて懸垂下降を行う。残置されている鎖から支点をとる。?峰から下りた所でアイゼンを付ける。?峰からの登りで2年生1名が大きく遅れ始めたため、気合いを入れて歩かせる。2815mの登りでは、平蔵谷側が深く切れていたため、メインFixを1ピッチ張って通過する。その後も気合いを入れて歩き、頂上に到着する。頂上にはB隊が先に到着している。到着後、アイゼンを外す。天候は良く、頂上からは富士山も望める。頂上で20分程度休憩を取った後、下り始める。カニのヨコバイの鎖場では、鎖にカラビナをかけて通過する。平蔵のコルでアイゼンを付ける。平蔵のコルからは、スリップに気を付けながら下っていく。平蔵谷には、シュルンドはほとんど見られない。平蔵谷出合からBCへの登りでは、2年生1名が顕著に遅れ始めたため、隊を2つに分けることにする。遅れた2年生に気合いを入れて歩かせるが、ペースは上がらない。そのままのペースで進みBCに到着する。

CT)BC(3:53)-源次郎尾根取り付き(4:18)-?峰(6:53)-?峰(7:47-8:30)-剱岳(9:43-10:04)-平蔵のコル(10:45)-平蔵谷出合(11:29)-BC(12:55)先行隊(2年生2名、OB)
                                 BC(13:10)後続隊(2年生1名、4年生)

B隊メンバー:長島 太田 松木 谷山OB 松本OB

 ヘルメット、ハーネス、アイゼンをつけて出発する。雪質は固く締まっている。稜線上では夏道が出ている箇所がある。前剱の登りの途中、斜面が急なためザイルを付けてコンテニュアスで移動する。前剱を通過直後に、ギャップに金属の橋がかかった所を渡った後の岩稜は雪が無くなっており鎖が出ていたのでカラビナをかけて通過する。平蔵ノ頭は夏道を通り巻くように通過する。平蔵のコル到着後ザックをデポし本峰へ登るルートの偵察を行う。平蔵のコルに戻り一本とった後ルンゼルートは融雪が進んでいたため通るのは危険と判断しカニのタテバイから登ることにする。カニのタテバイを通過するためアイゼンを外す。カニのタテバイでは最初のメンバーは3年生がトップで登り上で2年生を確保し通過させ次のメンバーは2年生がトップで登り谷山OBの確保を行い通過した。本峰に到着後、写真を撮る。その最中にA隊が到着する。長次郎のコルへ向かう途中ザイル2本で40mほどの懸垂下降を行う。そこからさらに2年生を確保しながら長次郎のコルまで15m程下る。長次郎のコルでアイゼンをつける。長次郎谷は雪がしっかりと付いている。長次郎谷は落石などの危険があるため一気に通過する。長次郎谷出合で一本とりザイルとハーネスを外して剱沢を登り返す。出発してすぐ2年生1名のペースが上がらないため隊を分けて行動する。後続隊はその後2400m付近で先行隊と後続隊の順番が入れ替わり、そのままBCへと帰幕する。先行した隊の2年生1名が2450m付近で体の痺れを訴え自力で登ることができなくなったため、その者を担いで移動する。BCに戻る途中でトランシーバー交信で救援を要請したサポート隊の宮津OB、4年生、2年生2名と合流する。その後、前進基地の工事の方が救援に駆けつけてくださり。体の痺れを訴えた2年生の処置を前進基地の小屋で行う。その後、体の痺れを訴えた2年生は自力で歩くまでに回復しBCまで戻る。

CT)BC(3:58)-前剱(6:16)-平蔵のコル(7:13-7:45)-剱岳(9:23-9:53)-長次郎のコル(11:44)-長次郎谷出合(12:50-13:00)-2450m付近(14:05-14:40)-前進基地(15:10-16:13)-BC(16:28)先行隊(2年生1名、3年生、松本OB)
  BC(14:38)後続隊(2年生1名、谷山OB)

6月10日(日) 晴【BC-2600m付近】

メンバー:小林 長島 太田 長坂 松木 松本 籾山 松本OB 宮津OB

 雨具、雪が締まっているためアイゼンを付けて出発する。100m程登っていくが、2年生1名のペースが上がらないため、隊をA隊、B隊のメンバーに分けて進む。

CT)BC(4:13)-2600m付近(4:30)

【2600m付近-別山乗越-野営場管理所-室堂ターミナル】

A隊メンバー:小林、長坂、松木、松本、籾山、宮津OB

 先行隊は、2年生1名のペースが上がらないが、気合いを入れて別山乗越まで歩かせる。雷鳥沢は所々固くしまった雪があったが、基本的には雪は柔らかく歩き易いため良いペースで下り、野営場管理所で休憩をとる。その際、日が出てきて暑かったため雨具を脱ぐ。野営場管理所から雷鳥荘までは、2年生1名が隊から少し遅れてしまう。雷鳥荘でアイゼンを外し、出発する。歩き始めてからすぐに、2年生1名が遅れるため、更に隊を分ける。先行隊は、その後も良いペースで進み室堂ターミナルに到着する。後続隊は先行隊の10分後に到着する。

CT)BC(4:12)-別山乗越(5:02)-野営場管理所(5:38-5:48)
  -室堂ターミナル(6:24)先行隊:(2年生2名、宮津OB)
  -室堂ターミナル(6:34)後続隊:(2年生1名、4年生)

B隊メンバー:長島 太田 松木 松本OB

 別山乗越でアイゼンを外した後、小休憩を取る。その後出発してすぐに急斜面となったため、再びアイゼンを付けて進む。野営場管理所で1本とる。雷鳥荘でアイゼンを外し、室堂ターミナルまで進む。

CT)2600m付近(4:30)-別山乗越(5:05)-野営場管理所(6:00-6:05)-室堂ターミナル(7:05)

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