2009年度 6月準合宿(6/12-6/17)

メンバー:野口 冨家 千葉 佐々木 大賀 宮津 村本

6月11日(木)

 部室に小久保OB、三戸呂OB、平井OBが見送りに来てくださる。部室を出発し上野駅に向かう。上野駅から急行能登号で離京する。

出発 上野駅にて

6月12日(金) 晴時々曇 【入山:室堂ターミナル-剱沢BC】

 富山駅に到着後、予定通り乗り継ぎ室堂ターミナルに到着する。室堂派出所に挨拶し準備をした後出発する。雷鳥沢の登りに入ったところで1本とる。その後、雷鳥沢をゆっくりとしたペースではあるが、順調に進み別山乗越に到着する。剱御前小舎に挨拶して、剱沢を下り剱沢BCに到着する。到着後、剱沢小屋に挨拶に行く。テント設営後、上級生が雪上訓練場所の下見を行なう。

CT)室堂ターミナル(10:00)-野営場管理所(10:56)-別山乗越(14:18-14:23)-BC(14:54)

室堂ターミナル前 快晴の剱岳 剱沢BC

6月13日(土) 曇後雨後曇 【本隊:雪上訓練、上級生隊:北方稜線ロングラン】

本隊:野口 佐々木 大賀 宮津 村本

 サブ梱包して、雪上訓練場所まで移動する。その後、雪上訓練を行い、自由歩行で帰幕する。帰幕後、ブロック補強を行う。途中、山本監督、松本OBにお会いし、差し入れをいただく。
<雪上訓練内容>
アイゼン着脱・歩行(1’30”)
滑落停止(0’40”)
Fix通過(0’30”)
コンテニュアス(0’45”)
ワンアット(0’45”)
自由歩行(2’00”)

CT)BC(4:55)-剱沢にて雪上訓練(5:00-10:15)-BC(12:25)

滑落停止訓練 Fix通過訓練 テント内にて 食当を行う宮津

上級生隊:冨家 千葉

 朝から小雨が降っているため、雨天時の実動を行うこととする。サブ梱包し、出発する。良いペースで剱沢を下る。真砂沢ロッジ付近から沢が出ており、夏道を通る。三ノ窓雪渓を詰め北俣ルートを登り始めた辺りから雨が降り始める。広い斜面を登り、池平山に到着する。その後、小窓への急な斜面を懸垂下降2P 交えながら慎重に下る。小窓付近からはガスが濃くなり、視界が利かない。小窓の頭を通過し、小窓ノ王のバンドでは懸垂下降し、三ノ窓に到着する。引き返し時間が迫っていたので、急いで池ノ谷ガリーを登る。その後の稜線上も、ガスで視界が悪い。剱岳到着後、写真を撮って、すぐに別山尾根を下降する。別山尾根はガレているため注意しながら下り、BCに到着する。

CT)BC(3:54)-近藤岩(5:15)-池の平山(7:50)-小窓(10:10)-三ノ窓(12:26) -池ノ谷乗越(13:17) -剱岳(15:35)-BC(18:10)

雪の残る北股 池平山山頂にて 千葉 視界の利かぬ剱岳山頂にて 冨家

6月14日(日) 曇時々雨 【本隊:雪上訓練、上級生隊:三ノ窓尾根】

本隊:冨家 千葉 大賀 宮津 村本

 サブ梱包し、以下の訓練を行う。帰幕後、テント張り替えを行う。
<雪上訓練内容>
シート搬送(3’30”)
背負い搬送(3’00”)

CT)BC(4:55)-雪上訓練(5:00-11:42)-BC(11:45)

シート搬送訓練 力を合わせて引っ張る 背負い搬送訓練

上級生隊:野口 佐々木

 朝から小雨が降っているため、雨天時の実動を行うこととする。サブ梱包し出発する。順調に剱沢を下り、真砂沢ロッジ付近からは夏道を通る。三ノ窓雪渓を詰めていき、取付きから尾根上へは比較的広い沢を登る。尾根上は急斜面での藪こぎで、なかなかペースが上がらない。P.2342m付近からは岩稜帯となり、雪壁、ナイフリッジの連続となる。P.2476mを過ぎたところからもナイフリッジとなっているため慎重に進み、三ノ窓に到着する。時々小雨が降り、不安定な天気である。三ノ窓でアイゼンを着け、池ノ谷ガリーを登り始める。稜線上はガスが濃く視界が悪いため、慎重にルートファインディングしながら進み、剱岳に登頂する。天候が崩れ始めたため、急いで別山尾根を下る。前剱からの下りはガレているため慎重に下り、BCに到着する。

CT)BC(3:50)-三ノ窓尾根取付き(5:25)-三ノ窓(11:05)-池ノ谷乗越(11:45)-剱岳(13:25)-BC(16:07)

三ノ窓尾根取り付き付近 上部の岩稜帯をゆく 剱岳山頂にて 佐々木

6月15日(月) 曇時々晴 【剱岳往復】

本隊:野口 冨家 千葉 佐々木 大賀 宮津 村本

 サブ梱包し出発する。剣山荘でハーネス、ザイル、アイゼンを着ける。一服剱手前の斜面は、雪面が固くアイゼンを利かせながら進む。武蔵のコルからは夏道が出ており、落石に注意しながら進む。次第に1年生1名のペースが落ち、ゆっくりとしたペースとなる。その後、平蔵のコルに到着する。カニの縦ばいでは上級生が1年生をザイルで確保して登らせる。その後もガレ場を進み、剱岳頂上に登頂する。曇ってきてはいるが、ガスは無いため周りを見渡せる。写真撮影後、故飯田OB・故矢沢OBの追悼を行う。頂上付近で、昼食を摂り下り始める。カニの横ばい通過後の梯子でも、上級生が1年生をザイルで確保しながら下らせる。平蔵谷は所々雪面が硬い箇所があるため慎重に下り、平蔵谷出合に到着する。小休止した後、剱沢を登り返す。その後、1本でBCに到着する。

CT)BC(4:52)-剣山荘(5:10-5:30)-平蔵のコル(8:25)-剱岳(10:32-11:00)-平蔵のコル(12:20-12:30)-平蔵谷出合(13:50-14:02)-BC(15:30)

朝焼けと剱岳 剱沢のしまった雪面をゆく カニのたてばい
剱岳山頂 左から大賀、宮津、村本の1年生トリオ カニのよこばいを下る

6月16日(火) 曇時々雨後晴 【剱沢BC-奥大日岳-大日小屋】

 テント撤収、梱包後出発する。重荷のため慎重に登っていき別山乗越に到着する。剱御前小舎に挨拶して、室堂乗越へと向かう。所々夏道が出ている。慎重に下り、室堂乗越に到着し小休止をとる。奥大日岳への斜面のトラバースは雪がいやらしく付いており、ザイルを出しながら進む。その後も順調に進み、奥大日岳に到着する。その後、1年生1名がバテ始め、ペースが落ちる。危険な箇所もあるため小まめにザイルを出しながら進む。その後も1年生1名のペースが上がらず、ゆっくりとしたペースで進み、大日小屋に到着する。大日岳を空身で往復した後、上級生間で話し合い、本日はここで幕営することとする。

CT)BC(4:50)-別山乗越(5:45-6:00)-室堂乗越(7:40-7:50)-奥大日岳(11:35)-大日小屋(16:30)-大日岳(17:00-17:10)-大日小屋(17:35)

重荷で剱沢を登る 室堂乗越を見下ろす 奥大日岳山頂
雪の斜面をFixロープで通過する 冨家と剱岳 大日岳山頂

6月17日(水) 晴 【下山:大日小屋-大日岳登山口-立山駅】

 テント撤収、梱包後出発する。大日小屋からの下りは所々夏道が出ている。トラバース箇所は上級生が谷側に付き慎重に進み、大日平山荘に到着する。大日平山荘では天気も良く、とても心が癒される。その後、1年生1名がバテてしまいペースが落ちる。牛ノ首からの急斜面を慎重に下り、大日岳登山口に到着する。称名滝を見ながら休憩する。車道に入ってからも1年生1名のペースが上がらず、ゆっくりとしたペースで進む。その後、2本で立山駅に到着する。

CT)大日小屋(4:50)-大日平山荘(8:30-8:50)-大日岳登山口(11:20-11:40)-立山駅(14:40)

大日小屋からの下り 大日平 牛ノ首を下る
大日平で休憩 村本 左のキレットが称名滝、右がネハンの滝 最後の車道を歩く

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