メンバー 千葉 佐々木
10月16日(金)
部室に集合し上野駅へ向かう。上野駅から急行能登号で離京する。
10月17日(土) 晴後雨 【宇奈月-僧ヶ岳-駒ヶ岳】
宇奈月に到着後、準備をして出発する。平和の像から林道を少し進むと第一登山道に着く。偵察しながら樹林帯を進み、順調なペースで登って行く。尾根上は広くなだらかである。その後、前僧ヶ岳を通過して僧ヶ岳に到着する。僧ヶ岳から駒ヶ岳までの区間も踏み跡が続いている。北駒ヶ岳の手前で雨が降り始める。途中、露岩が出てきたため慎重に偵察を行い駒ヶ岳に到着する。
CT)宇奈月 (7:20)-平和の像(9:10)-1043m(10:30-10:50)-前僧ヶ岳(13:16)-僧ヶ岳(13:57)-駒ヶ岳(15:50)
10月18日(日) 曇時々雨 【駒ヶ岳-P.1950】
サブ梱包し出発する。駒ヶ岳から滝倉山までは藪が濃く距離も長いため、行動が長引く可能性があると判断し、念のため2日分の行動食を持っていく。藪は想像以上に濃くペースを上げることができない。所々に細い箇所や切れている箇所がある。14時頃からガスが濃くなり、時折雨が降り始める。視界が50m程しかなくなるが、現在地は把握できており偵察も行える。その後も濃い藪の連続で苦戦し、滝倉山手前のP1950mに到着するが、ガスが非常に濃く、薄暗くなってくる。この状態ではこの先へ進むのは危険であり、偵察も行うことはできないと判断し、本日はここでビバークすることにする。
CT)駒ヶ岳(5:30)-P.1769(8:10)-P.1801(14:06)-P.1950(16:55)
10月19日(月) 晴 【P.1950-滝倉山-駒ヶ岳】
昨日の雨で衣類が湿っており非常に寒い。食事を摂り、日が昇るのを待って、滝倉山に向けて出発する。滝倉山への登りは、傾斜が急で東又谷側が切れているため、やや東側の草付きの斜面を巻くように登り、頂上に到着する。本日は非常に天気が良く気持ちいい。その後、写真を撮り来た道を引き返す。相変わらず藪が非常に濃いが、往路よりも藪が漕ぎやすく、天気も良いため順調に進む。昨日良く見えなかった箇所も写真に収め、日が暮れる前に駒ヶ岳山頂に帰幕する。
CT)P.1950(5:52)-滝倉山(7:12)-P.1801(9:48)-P.1769(14:32)-駒ヶ岳(17:23)
10月20日(火) 雨 【停滞】
朝から風が強く雨が降っている。ガスが濃く視界が利かないため、9時頃まで天気待ちを行う。ラジオの気象情報によると、富山県東部には強風警報が出ている。天気図をとると気圧の谷が通過していることが分かり、気象情報では明日は晴れるということである。偵察を行うことができないため10時に停滞を決定する。
10月21日(水) 曇後晴 【駒ヶ岳-南西尾根-片貝山荘-片貝第二発電所】
天候が回復し、気持ちのよい朝を迎える。テントを撤収し出発する。駒ヶ岳南西尾根は広く緩やかな尾根である。上部は藪についた朝露が凍り、足もとがつるつると滑る。この尾根も非常に藪が濃いためなかなかペースが上がらない。所々笠谷側が切れているため、注意しながら下る。尾根が非常に広い箇所ではルートファインディングをしっかり行いながら下る。その後、林道に出て片貝第二発電所へと下山する。
コメントを残す