2016年度 春山合宿(3/21-3/27)
3月20日(日)
時間通りに部室に集合する。新宿駅まで二回歩荷を行った後、夜行バスで離京する。
3月21日(月) 晴 【BC入り、荷上げ(2回)】
メンバー 宮武 小清水 染矢 宮津OB
宇奈月温泉駅到着後、コインロッカーに二回目の荷上げ用の官物、着替え、スニーカーをデポした後ヤッケの下とキャップを装着して出発する。林道に雪はなく、スキー場からは藪が出ている。緩やかな斜面を進んでいくと、500m付近から雪が出始める。ここでサングラス、ピッケル、毛手袋を装着して進む。BC到着後、テント設営を行う。雪が少ない為ブロック設営は行わない。官物をデポした後下る。下りでは500m付近でサングラス、ピッケル、毛手袋を外し下る。駅に到着後デポ品を回収し出発する。林道を進み、一回目の荷上げと同じ500m付近でサングラス、ピッケル、毛手袋を装着し進む。その後、BCに到着する。
CT)宇奈月温泉駅(10:02)~BC(11:04~12:08)~宇奈月温泉駅(12:32~12:54)~BC(13:43)
3月22日(火) 快晴後曇 【FC偵察、ルート工作】
ハーネスを装着して出発する。林道と合流する地点までは一部藪が出ており、林道手前は急な下りで滑りやすくなっている。650m付近の急斜面から鉄塔までの道は藪が出ている箇所と雪道が混在している。800m付近からは一部藪道となっていて進みにくい。1045m付近の急斜面でFix工作40m×1P行う。支点は全て木でとる。ここから一部急な斜面を登ってFC予定地に着く。到着後、整地し昼食を摂り下る。下りではルートを整備し、標識を充実させていく。雪が融けており、脛程度まで足が埋まる。
CT)BC(5:51)~FC予定地(9:27~10:04)~BC(12:06)
3月23日(水) 雨後雪 【FC荷上げ】】
雨が降っているため雨具、キャップ、ハーネスを装着して出発する。雨によって、融雪が進み深い所では10cm程足が沈む。林道までは所々藪が出ている。また、林道への下りは急になっているため昨日同様注意して下る。650m付近から雪が一部無くなり藪が出ている。Fix箇所手前から霧が出始め、視界は200mほどとなる。1045mのFix箇所は昨日よりも融雪が進んでいるため、慎重に通過する。その後は一部急な斜面を進みFC予定地に到着する。到着後、官物をデポして下る。900m付近で昼食を摂り再び下る。融雪が進んでおり一部藪が出ていて滑りやすいため注意しながら下り、BCに到着する。
CT)BC(5:54)~FC予定地(8:38~8:55)~BC(10:10)
3月24日(木) 霰後雪 【FC入り、P.1431m付近まで上部偵察、ルート工作】
ハーネスを装着して出発する。夜中に降った雪の影響で林道への下りはうっすら雪が積もり、滑りやすくなっている。積雪は15cm程で1045m付近までは脛程のラッセルである。霰が降っているが少量で、時々晴れ間も見える。Fix箇所を通過してFCに到着する。FC到着後テント設営を行い、サブ梱包で出発する。標識を付けながら進み1300m付近の露岩を宇奈月谷側に巻く。視界は200m程で時折周りが見渡せる。脛から膝程のラッセルである。Fix箇所手前の急登を慎重に登った後、P.1431m手前の急斜面でFix工作50m×1Pを行う。支点は全て木でとる。またFix箇所付近は雪庇が黒部川側に張り出している。Fixを張り終えた後、標識を充実させながらFCへ下る。
CT)BC(5:36)~FC(8:38~9:51)~P.1431(10:38〜11:18)〜FC(11:42)
3月25日(金) 雪後晴 【頂上往復、Fix回収】
ヘルメット、ハーネス、アイゼンを装着して出発する。昨日からの降雪で固い雪面の上に20〜30cm程新雪が積もっており、トレースは消えている。雪は降り続いているが強くはない。ラッセルで膝程である。1350m付近から急斜面となる為慎重に進み、P.1431m手前のFix箇所を通過する。Fix通過後は緩やかな登りとなる。視界が悪く、尾根が広い為ルートファインディングに注意し、標識を充実させていく。雪庇は黒部川側に張り出しているが1550〜1600m間は宇奈月谷側にも張り出している。1600m付近でアンザイレンし、赤旗の梱包を解く。傾斜の緩い尾根を登ると、前僧ヶ岳手前の小ピークに出る。ここから新雪は風に飛ばされて少なく、クラストしている箇所がある。雪が弱まり、時折晴れ間も見える。緩やかなアップダウンを繰り返し、前僧ヶ岳を過ぎて緩い傾斜を登ると僧ヶ岳に到着する。僧ヶ岳手前は雪が深く、腿から腰ほどのラッセルとなる。頂上で写真を撮影し、晴れて気温が上がった為ここで昼食を摂る。その後、標識を回収しながら下る。下り始めると再び雪が降り始める。Fix箇所では宮武以外が先に下り、染矢に確保された状態で宮武がFixを回収する。ルートファインディングに注意しながら下り、FCに到着する。
CT)FC(5:55)~僧ヶ岳(10:19~10:47)~FC(13:15)
3月26日(土) 快晴後曇 【BC入り、Fix回収、雪上訓練】
ハーネス、アイゼンを装着して出発する。雪面は所々固いため注意し、標識を回収しながら下る。Fix箇所では宮武以外が先に下り、小清水に確保された状態で宮武がFixを回収する。Fix箇所を過ぎた後、平坦な所でサングラスを装着する。800m付近の藪には少々雪が積もっており、スリップに注意しながら進む。林道に出てからの600m付近の登りでも藪に雪が積もっており、滑りやすくなっている。BC跡地に到着しテント設営をした後、宮津OBと別れ雪上訓練に移る。積雪量が少ないため雪洞作成、弱層テストは行えない。
【訓練内容】
ホワイトアウトナビゲーション 0゜30’
わかん着脱訓練 0゜20’
雪上訓練(10:05~10:56) 合計0゜50’
CT)FC(5:51)~BC(8:46)
3月27日(日) 快晴 【雪上訓練、下山】
メンバー 宮武 小清水 染矢
準備をしてBC周辺にて雪上訓練を行う。その後、テントを撤収し下山活動に移る。重荷のためスリップに注意しながら下る。スキー場の下部は雪が付いていないためサングラス、ピッケル、毛手袋をしまう。車道を進み宇奈月温泉駅に下山する。
【訓練内容】
Fix工作訓練 2゜40’
ビーコン・ゾンデ探索 0゜20’
埋没体験 0゜20’
雪上訓練(5:50~9:11) 合計3゜20’