メンバー 宮津 小林 長島 太田 長坂 松木 松本
10月20日(土) 晴 【柏原新道登山口-種池山荘】
京成上野駅前からバスに乗り離京する。松本駅に到着後、電車とタクシーを乗り継ぎ柏原新道登山口に到着する。キャップを着けて出発する。登山道は人2人分ぐらいの幅で、良く整備されている。1800m付近から1年生1名が遅れ始める。2100m付近で一本取った後出発するが、ペースが遅いためこの1年生と3年生が本隊から別れる。出発後、本隊も1年生1名が遅れ始めるが、気合いを入れて歩かせる。後続隊は、ペースは遅いが無事テントサイトに到着する。
CT)柏原新道登山口(8:50)-種池山荘(本隊13:20、後続隊13:41)
10月21日(日) 晴後霧後快晴 【種池山荘-爺ヶ岳-冷池山荘-鹿島槍ヶ岳-往路-種池山荘TS】
天気は晴れているが、寒いため雨具の上と軍手を着けて出発する。爺ヶ岳までの登りはコースタイムより早いペースで進んで行く。爺ヶ岳山頂付近からは北西からの風が強く吹き始める。その後も稜線を進んで行くが、風が強く冷たいためフードをする。冷池山荘までは特に危険箇所はなく、順調に進む。冷池山荘テントサイトにはテントが3張り張ってある。冷池山荘から先はすぐに東側斜面が切れ落ちている箇所があり、注意しながら行く。ハイマツ帯を進んで行くと再び稜線上に出る。布引山への登りで1年生1名が遅れ始める。布引山頂上付近から次第に霧が濃くなり、寒さも増してくる。鹿島槍ヶ岳南峰到着後は岩稜の急斜面を気を付けながら下り、なだらかな稜線を登っていく。南峰と北峰との間の風の当たらない箇所で、軍手を毛手袋に着け替える。北峰へ到着する頃には、霧が濃く周りの景色は見えない。北峰頂上で写真を撮った後、急いで下り始める。冷池山荘まで下った所で、一本とり昼食を取る。休憩後、下り始めるが1年生1名のペースが上がらないため、この者と3年生が本隊から別れる。その後は本隊は良いペースで進み、テントサイトに到着する。後続隊も気合いを入れて歩き、本隊から10分程遅れてテントサイトに到着する。
CT)種池山荘TS(5:30)-爺ヶ岳南峰(5:59)-冷池山荘(6:42)-鹿島槍ヶ岳北峰(8:32)-冷池山荘(9:46)-種池山荘TS(本隊11:09、後続隊11:19)
10月22日(月) 快晴 【種池山荘TS-岩小屋沢岳-鳴沢岳-赤沢岳-スバリ岳-針ノ木岳-針ノ木峠】
肌寒いため、雨具の上と軍手を付けて出発する。岩小屋沢岳まではハイマツ帯の中を登っていく。天気は良く、周りの山々が見える。小さなアップダウンが続くが、登りで1年生2名が遅れてしまう。鳴沢岳の頂上直下は急な脆い岩稜となるため、落石に注意する。赤沢岳へはなだらかな登りが続き、頂上に到着する。頂上からの下りは脆いガレ場となり、注意しながら下る。赤沢岳から先、扇沢側の斜面は所々切れている。スバリ岳への登りからは、細かい岩屑が多くなり、傾斜も増してくる。途中で昼食をとり、出発するが1年生1名が遅れ始める。スバリ岳から先もペースが上がらないため、針ノ木岳への登りで、この者と3年生が本隊から別れる。頂上直下は岩屑と浮石が多く、落石に注意する。本隊は後続隊に先行して行くが、1年生1名のペースが上がらないため、この者と4年生が後続隊となり、2年生と1年生2名が先行して針ノ木岳頂上に着く。遅れて後の2隊が到着する。頂上は見晴らしが良く、剱岳や白馬岳、槍ヶ岳等が見える。休憩した後、隊列を戻して出発する。針ノ木峠への下りは、扇沢側の斜面を進むため登山道はあまり整備されておらず、浮石も多い。途中からは良く整備された道となり、針ノ木峠小屋へ到着する。到着後、テント設営を行い、針ノ木雪渓へ水を汲みに行く。上部に雪渓は残っていないため砂礫のジグザグの道を200m程下降する。
CT) 種池山荘TS (5:23)-岩小屋沢岳(6:45)-鳴沢岳(8:05)-赤沢岳(8:52)-スバリ岳(11:23)-針ノ木岳(12:12)-針ノ木峠(12:57)
10月23日(火) 雨後雪後雨 【針ノ木峠TS-蓮華岳-2600m付近-往路-針ノ木峠-扇沢】
食当の1名が朝食を食べるのが遅く、出発が遅れる。雨具と毛手袋を着けて出発する。小雨であるが、蓮華岳への登りは南からの風が強く顔が寒い。この登りでも1年生1名のペースが上がらない。頂上到着後は北葛岳へと下り始める。7時30分頃から雨が雪に変わり、その後も降り続けて登山道に雪が積もったため、現在地からその先のルート状況を考慮して引き返す判断をする。重量調節に使っていた水を抜き、1年生の荷も抜いて上級生が持つ。蓮華岳へ登り返していくが、1年生2名のペースが上がらない。吹きさらしの稜線上では目出帽、ミトンがあった方がよいくらい吹雪いている。毛手袋は凍りつき、顔は寒さで痛い。頂上直下は南西から強風が吹き、態勢を崩す程である。頂上付近の積雪は多い所で15cm程ある。針ノ木峠へ急いで下り、小屋の風下で一本とる。峠からの下りは上部に積雪があり、傾斜も急なためピッケルを持って下る。沢が出てきてからはルートに注意しながら沢沿いを下っていく。2000m付近から積雪は無くなり、雪も雨へと変わる。渡渉をする箇所があるが、水量はそれほど多くなく支障はない。大沢小屋で小休止を取り、毛手袋を外す。その後は登山道に沿って進み扇沢駅に到着する。
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