メンバー 佐々木 小林 遠藤 長島 宮原(8/9-8/13) 山本監督(8/9-8/13) 谷山OB(8/11-8/12) 松本OB(8/9-8/13) 小久保OB(8/9-8/13) 川村OB(8/9-8/13)
8月8日(月) 【部室-室堂ターミナル】
時間通りに部室に集合し、川村OBと一緒に出発する。新宿駅からバスに乗り、さいたま新都心で山本監督も乗り合わせる。睡眠を取り、富山駅到着後小久保OBと合流して朝食をとる。立山駅到着後に松本OBと合流する。
8月9日(火) 晴 【室堂ターミナル-剱沢BC】
メンバー:佐々木 小林 遠藤 長島 宮原 山本監督 松本OB 小久保OB 川村OB
時間通りに室堂ターミナルに到着する。警備隊の方に挨拶し、計画書を提出した後準備をして出発する。地獄谷経由で雷鳥沢へ到着後、故矢沢OBの追悼を行う。天気は晴れているが風があり涼しい。2本で別山乗越に到着し、トイレ休憩を取った後すぐに出発する。慎重に下り、剱沢へと到着する。到着後、高橋OBが高校生の引率で来られていたため挨拶をする。
CT)室堂ターミナル発(9:35)-野営場管理所(10:20-10:26)-別山乗越(13:01-13:11)-剱沢BC(13:58)
8月10日(水) 晴 【剱沢雪上訓練】
本隊:佐々木 遠藤 長島 宮原 山本監督 谷山OB 小久保OB
食当の不手際で出発が遅れる。BCを下ったところですぐに雪が出てきたのでハーネス、アイゼン、ヘルメット、毛手袋を装着して上級生隊と別れる。その後はアイゼン着脱・歩行、Fix通過を行う。その後12時に上級生隊と合流しFix通過、スタンディングアックスビレイについて説明を行う。14時頃谷山OBと雪上訓練場所で合流し訓練終了後帰幕する。
<訓練内容>
アイゼン着脱 0’30”
アイゼン歩行 1’00”
急斜面アイゼン歩行 1’30”
Fix通過 1’30”
スタンディングアックスビレイ 1’00” 合計5’30”
CT)BC(5:16)-雪上訓練場所(5:25)-剱沢BC(14:31)
上級生隊:小林 松本OB 川村OB
本隊とは出発後に別れて雪渓上部へ登っていく。訓練場所に到着してからはハーケンの打ち方、ボルトの打ち込み方、トップの確保の仕方など基本的な登攀技術を確認する。一通り説明を受けてからは実際に自分で支点構築、セカンドの確保を行う。稜線上に出てからは懸垂下降でザックをデポした所まで下る。その後本隊と合流しFix工作、スタンディングアックスビレイの訓練をする。
<訓練内容>
支点構築 1’10”
自由訓練 1’40”
懸垂下降 1’00”
Fix工作 1’40”
スタンディングアックスビレイ 1’00” 合計6’30”
CT)BC(5:16)-雪上訓練場所(6:11)-剱沢BC(14:31)
8月11日(木) 雨後曇
本隊【雪上訓練】メンバー:佐々木 遠藤 長島 宮原 山本監督 谷山OB 小久保OB
上級生隊と別れて出発する。BCから少し上がった所でハーネス、ヘルメットを付ける。その後別山の北に伸びている尾根が訓練に適していたため取りつき、Fix6pを行い稜線上に出る。尾根を下るが天候が悪化し始めたため途中で引き返す。剱御前小舎で昼食をとり、昨日の雪上訓練場所に移動する。ここで支点を作り、懸垂下降の訓練を行い帰幕する。
CT)剱沢BC(5:00)-別山(8:10)-剱御前小舎(9:24)-雪上訓練場所(10:20-13:50)
-剱沢BC(14:16)
上級生隊【剱沢BC-長次郎谷出合-八ツ峰6峰Cフェース剱稜会ルート-八ツ峰上半経由-池ノ谷乗越-剱岳-平蔵谷経由-剱沢BC】
メンバー:小林 松本OB 川村OB
予定時刻より15分早く出発する。暗い中、夏道を順調に進み雪が出てきた所でアイゼンを装着する。長次郎谷出合で小休止を取り、その後も順調に進んでいく。Cフェースの取り付きに到着するが、霧が濃く岩が濡れている。霧も濃く寒くなってきたため、Cフェースの頭で雨具の上着を着る。ここから慎重に登り、頂上へ到着する。落石に注意しながら平蔵谷を下る。平蔵谷出合からペースが落ちてくるが、剱沢の登り返しを気合いを入れて登り、帰幕する。
CT)剱沢BC(3:14)-長次郎谷出合(4:20)-八ツ峰6峰Cフェース取り付き (5:50)-Cフェースの頭(8:20)-池ノ谷乗越(11:00)-剱岳頂上(13:10)-平蔵のコル(13:50)-平蔵谷出合(14:45)-剱沢BC(16:30)
8月12日(金) 晴後曇
本隊【剱沢BC-長次郎谷出合-長次郎のコル-剱岳-平蔵谷経由-剱沢BC】
メンバー:佐々木 遠藤 長島 宮原 山本監督 松本OB 小久保OB
食当の不手際で出発が20分程遅れる。谷山OBと別れた後剱沢を下って行き、雪がついたところでアイゼン、ヘルメットを着用する。出合で一本とった後、上部の落石に注意を払いながら登っていく。熊の岩手前で1年生1名のペースが落ちるが気合いを入れて登らせる。熊の岩の上部を巻いて左俣をつめていく。途中、源次郎尾根に人が見えたためヨーデルをかけると返事が返ってくる。その後は順調に登って行き、頂上に到着し上級生隊と合流する。故飯田OBの追悼を行った後、平蔵谷から下る。出合手前で1年生1名が突然倒れる。原因は分からないがすぐに起き上がり、問題が無かったためそのまま進む。平蔵谷出合で一本取り、落ち着いた後出発するが別の1年生が腹痛を訴える。そのため隊を分け帰幕する。
CT)剱沢BC(4:20)-長次郎谷出合(5:50)-長次郎のコル(9:15)-剱岳頂上(9:50)-平蔵のコル(11:30)-平蔵谷出合(13:40)-剱沢BC(15:30)
上級生隊【剱沢BC-源次郎尾根-剱岳-平蔵谷経由-剱沢BC】
メンバー:小林 川村OB
出発予定時刻より10分程早く出発する。夏道を進んでいき、雪が出てきた所でアイゼン、ヘルメット、毛手袋を着用する。順調に進み源次郎尾根取り付きに到着し、平蔵谷側の草付きから登り始める。急登を登って行くが、最初の確保箇所で先行のパーティーがいたため待ってから取り付く。登り始めは灌木が多く、ペースが上がらない。1峰手前からは岩稜を慎重に登っていく。2峰を過ぎた所で本隊からヨーデルが聞こえる。25-30mの懸垂下降をし、その後は順調に進み頂上へと到着する。その後は本隊と合流する。
CT)剱沢BC(3:20)-源次郎尾根取り付き(4:25)-1峰(7:05)-2峰(7:46)-剱岳頂上(8:55)-本隊と合流(9:50)
8月13日(土) 曇 【剱沢BC-別山乗越-別山-一ノ越-五色ヶ原山荘TS】
メンバー:佐々木 小林 遠藤 長島 宮原 山本監督 松本OB 小久保OB 川村OB
食当の不手際で出発が20分程遅れる。別山乗越までOB方と同行し、その後OB方と宮原は室堂へ下山し、学生4名は縦走に移る。天気は曇っていて肌寒い。途中、吉田OBとお会いして挨拶をする。雄山まで順調に進み、そこで昼食を取り一ノ越まで下り始めるが、登山者の数が多く時間がかかってしまう。一ノ越で小休止を取り、歩き始めるが1年生のペースが上がらずゆっくり進む。鬼岳から獅子岳の区間に10m程雪がついているところがあった。雪が出てきたら事前にFixを張る予定であったが、傾斜は無くトレースがしっかり残っていたため上級生が下に付きながら通過する。数回休みを入れて五色ヶ原に到着する。
CT)剱沢BC(5:20)-別山乗越(6:17-6:41)-雄山(10:38)-一ノ越(12:20)-獅子岳(16:06)-五色ヶ原山荘TS(18:30)
別山乗越からのOBと宮原の行動概要
メンバー:宮原 山本監督 松本OB 小久保OB 川村OB
別れた後は雷鳥沢を順調に下り、室堂に到着する。
CT)別山乗越(6:40)-雷鳥沢平(7:46-7:56)-室堂(8:40)
8月14日(日) 晴後曇 【五色ヶ原にて晴天休養】
メンバー:佐々木 小林 遠藤 長島
起床後、サブ梱包してテントを出て梱包訓練を行う。天気が良く槍ヶ岳が見える。野菜干しを行い9時10分の天気図を全員で書く。その後は各自でゆっくり過ごし、15時半から食当を行い、20時頃に就寝する。
8月15日(月) 晴後曇 【五色ヶ原山荘TS-越中沢岳-スゴ乗越小屋TS】
メンバー:佐々木 小林 遠藤 長島
準備をして出発する。今日も天気が良く鳶山からは剱岳が見える。予定より早く越中沢岳に着き、昼食をとる。下りはロープが付いている所があり、危険箇所は上級生が二重歩荷をする。その後も順調に進み、一本でスゴ乗越小屋TSへ到着する。
CT)五色ヶ原山荘TS(5:00)-鳶山(6:28)-越中沢岳(8:09)-スゴ乗越小屋TS(12:08)
8月16日(火) 曇後晴 【スゴ乗越小屋TS-間山-北薬師岳-薬師岳-薬師峠キャンプ場】
メンバー:佐々木 小林 遠藤 長島
食当の不手際と梱包に時間がかかり出発が30分程遅れる。間山まで登りが続き、1年生のペースが上がらない。間山からは霧が濃く寒い。ガレている稜線上を進み北薬師、薬師岳に到着する。薬師岳山頂は少し曇っている。薬師岳を下ると天気が良くなり道も平坦になる。順調に進み薬師峠キャンプ場へと到着する。
CT)スゴ乗越小屋TS(5:36)-間山(7:32)-北薬師岳(9:41)-薬師岳(10:44)-薬師峠キャンプ場(12:42)
8月17日(水) 雨時々曇後晴 【薬師峠キャンプ場-太郎山-北ノ俣岳往復-飛越トンネル】
メンバー:佐々木 小林 遠藤 長島
食当の不手際と梱包に時間がかかり、出発予定時刻より20分程遅れる。そのため梱包訓練を15分切れるまで行い、1年生が梱包をしっかりできるようになった後出発する。太郎山までは順調に進むが、分岐までの登りでペースが落ちてしまう。空身で北ノ俣岳を往復後は神岡新道を下る。昨日と本日の雨で道はぬかるみ、予想以上に状態は悪い。スリップに注意して下るが、1年生は時折滑ってしまう。避難小屋付近で昼食をとって出発する。その後もぬかるんだ道を進み寺地山へと到着する。天気は次第に良くなり、雨具の上着を脱ぎ麦わら帽子を被る。1842m付近の分岐で一本取り、その後は道の状態も良く順調に進む。飛越トンネル近くになると起伏が激しいが、粘り強く歩いて全員元気に下山する。
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