2006年度 6月合宿(6/16-6/20)
6月15日(木)
メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口 山本
部室に小久保OBが見送りに来られる。部室周辺で食事をした後出発する。上野駅では中沢OBが見送りに来てくださり差し入れをいただく。急行能登で離京する。
6月16日(金) 晴時々曇
メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口 山本
室堂ターミナルにて上級生合宿を終えたパーティーと予定通り合流する。派出所に挨拶をし、ザックの再梱包後、乙山OBに見送られながら出発する。雷鳥沢にて故矢沢OBの追悼を行う。別山乗越に向けて雪面を登りだすも、すぐに1年生1名が遅れだし、スリップを繰り返す。意識が朦朧とし、体に力が入らないということである。斜面をトラバースしている時にスリップし、転倒の衝撃で眼鏡が破損する。すぐに予備眼鏡に変えさせる。途中から、トップを歩いていた2年生1名がバテ始めペースはさらに落ちる。気合を入れ続けるがペースは上がらず、かなりゆっくりとしたペースで登っていき4時間かけて別山乗越まで進む。別山乗越で休憩をとった後は1本で剱沢へ。行動終了後に上級生2名で雪上訓練場所の下見を行なう。
CT)室堂ターミナル(10:15)-雷鳥沢(10:55-11:10)-別山乗越(15:00-15:15)-剱沢BC(15:55)
6月17日(土) 晴
メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口 山本
食当の不手際で出発が遅れる。本日は剱御前側の斜面で雪上訓練を行なう。内容は以下の通り。自由歩行のまま帰幕する。帰幕すると小屋の方がテントの近くにホースで水を引いてくださる。帰幕時間がテント張替え目安の13:00を過ぎるが、水作りが無いことや、1年生にも余裕があることから№3天のみテント張替え訓練を行う。
CT)剱沢BC(5:11)-雪上訓練(5:20-13:15)
6月18日(日) 雨後晴時々曇
メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口 山本
食当の不手際で出発が10分遅れる。昨日の晩から雨が降り続くが出発直前に上がる。剱岳の上部はガスで覆われている。出発するが平蔵谷の出合で休憩中再び雨が降り出したので7:00まで天気待ちする。ガスが抜け頂上ははっきりと見えるが、雨は止まない。落石や岩場でのスリップの危険や、今後の天気が不明なこともあり引き返すことにする。帰幕後、両テントの張替えを行なう。その後、1時間ほど雪上訓練(自由歩行1時間)を行なった後、夕食を2回に分けて食当訓練を行なう。
CT)剱沢BC(5:10)-平蔵谷出合(5:40)-剱沢BC(7:50)
6月19日(月) 曇後晴
メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口 山本
食当の不手際で出発が20分遅れる。空は雲で覆われている。雨具の上を着て出発する。出合までは斜面は少しかたいがアイゼンの必要は無い。平蔵谷出合で休憩した後、ハーネスを着けて平蔵谷を登り始める。順調なペースで登っていくが、途中で大きな落石が発生しひやりとする。途中、休憩をとり2本で平蔵のコルに到着する。カニの縦ばいでは上級生が1年生を確保しながら登らせるが、岩場が初めての1年生の中にはスムーズに登れない者もおり、ここで時間をロスする。その後は順調に進み剱岳頂上に達する。残念ながら頂上はガスっており、景色は楽しめなかった。写真を撮り、昼食を摂った後下りはじめる。カニの横ばい手前で廣瀬OBとお会いする。カニの横ばい通過後の梯子でも上級生が1年生を確保しながら下らせる。平蔵のコルからは慎重に下っていく。時折、急斜面では後ろ向きになりながら下り、2時間かかって平蔵谷出合に着く。ここで雨具、ハーネスをとり休憩する。剱沢BCへの登り返しも順調なペースで進んでいくが。途中、1年生1名が遅れ始める。気合を入れ歩かせていると、BCまであと10分というところで、別の1年生1名が遅れはじめ、5分後に倒れ意識を失う。気を失ったのと同時ぐらいにトップを歩いていた上級生が、テントが飛ばされていることに気づき、飛ばされたテントに駆け寄る。テントはピッケル(廣瀬OBのもの)でこれ以上飛ばされないように固定されてあった。倒れた1年生には上級生が1名付き、残りのメンバーはとりあえず幕場まで移動する。残ったメンバーでテントを修理し、張り直す。これ以上の合宿の続行は困難と判断し、合宿を中止することを決定する。本日中の下山は無理なので、明日に雷鳥沢経由で室堂ターミナルに下山することにする。
CT)剱沢BC(5:20)-平蔵谷出合(5:50-6:05)-平蔵のコル(8:30)-剱岳(11:30-11:50)-平蔵のコル(12:50-13:00)-平蔵谷出合(15:10)-剱沢BC(16:20)
6月20日(火) 晴
メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 冨家 野口 山本
昨日から1年生1名が風邪をひいており食当に2年生1名が入ったこともあり、テント撤収まではスムーズにいくが、梱包で手間取り出発が遅れる。順調なペースで別山乗越を越え雷鳥沢まで行く。雷鳥沢から登り返しで2年生1名がバテ、その後はゆっくりとしたペースで進み、室堂ターミナルに下山する。