メンバー;三戸呂 山本篤OB
5月26日(水) 晴れ
7:30にJR豊田駅に集合。その後山本OBの車で富士宮口まで移動。準備体操をし、血中酸素濃度をパルスオキシメーターで計測し、出発。パルスオキシメーターは、その後も1日2~3回使用したが、どの時も大きな異常は無かった。天気が良く、風も無いので心地よい。振り返ると雲海が実にきれいだった。ゆっくりとしたペースだが、確実に登っていく。平日なので、他の登山者はそれほど多くなかった。登山道に途中まで雪は全く無く、沢にもあるにはあったが岩が出るなどしており、スキーに来ていた登山者も、皆九合目までで滑るのを止めていた。九合五勺を過ぎたところで、初めて登山道に雪が出てきたので、ここでピッケルを出す。慎重に登り、銀明水に到着。小屋の真横にテントを張るが、銀明水にも雪はほとんど無く、フライシートは竹ペグではなく石で固定した。その後テントに入り食事作りを開始。この日の夕食はすき焼き。山ではめったに味わえない豪華な夕食に、大変嬉しかった。しかし夕食後、三戸呂は高所の影響で気分が悪くなり、就寝中も体中が痛むなど、高所の厳しさを思い知った日であった。
CT)JR豊田駅(7:30)-富士宮口新五合(9:50-10:30)-2700m付近(11:45-12:00)3000m付近(13:10-13:30)-八合(14:45-15:02)-九合(15:25-15:30)-九合五勺上の分岐(15:55-16:00)-銀明水(16:10)
5月27日(木) 曇り後晴れ
起床後、軽い朝食をとり、ゆっくり準備をして出発。雨具を上着だけ着て出たが、全く寒くはなかった。また、お鉢にも雪はほとんど無く、アイゼンも一度も使わなかった。お鉢めぐりは反時計回りで小回りすることに。この日も風は吹いておらず、非常に歩き易かった。曇ってはいたが、途中、南アルプスの山々が頭だけ見えており、休憩しながらその風景をしばらく眺めた。しかし北アルプスは全く見えず、残念だった。剣ヶ峰直前の最後の斜面で硬い雪が残っていたが、しっかりステップを切り、ピッケルを突けば問題は無く、無事剣ヶ峰に着く。ここで、測候所の方のご好意により、特別に中を見せていただくことに。中ではコーヒーをご馳走になり、色々な機械の説明してもらったり、お話を聞いたりと、大変貴重な経験ができた。その後測候所を後にし幕場に戻る。テントを撤収した後、山本OBは先に下り始め、三戸呂は梱包し終わってから後を追った。この時、雨具も脱いだ。下りはブル道を下り、九合五勺手前で追いつき、その後も順調なペースで下る。下るにつれて、気分の悪さや体の痛みは取れた。八合を過ぎた辺りで一度ガスの中に入るが、新五合に着く頃にはきれいに晴れていた。
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