2003年度 冬山偵察山行(11/2-11/3)

2003年度 冬山偵察山行(11/2-11/4)


11月2日(日) 晴 【大谷原-1663mピーク手前】

メンバー 小久保 乙山 小倉

 前日に大谷原までタクシーで入り、小さな公園になっているところにテントを張る。朝テントから出ると他の登山者が3,4人いる。橋の上から冷尾根の様子を見た後、川の右岸の林道を通り、川を渡り冷尾根末端に着く。末端は急な斜面だったので緩い所がないか周辺を探すと北側に回りこんだところに取り付けそうな斜面があり、そこを登って尾根上に出る。尾根は細く両側が切れている。進むとコルになるが、このコルまでは尾根に上がらないで横から来ることもできるので、横から来た方が安全であろう。尾根を登って行くと尾根上の樹種がブナからクロベ、コメツガへと変わる。胸の高さまでシャクナゲが生えており進むのに苦労する。標高1500m付近に露岩があり、ロープを出す。木の根や枝を掴みながら登りきる。その上は緩くなっており問題はない。1663mのピークの手前で幕営できそうな場所があり、時間もあまりなかったのでそこで幕営することとする。荷物を置いて1663mのピークを越えコルまで行き、上部の様子を見る。その後、荷物のある場所まで戻り幕営する。

CT)大谷原(6:00)-1663mピーク手前(15:30)

11月3日(月) 曇時々雨 【1663mピーク手前-1971mピーク手前-1663mピーク手前】

メンバー 小久保 乙山 小倉

 
コルから先は急傾斜の細い尾根になり、あいかわらずやぶの中を木の枝を掴みながら進んで行く。標高1750m付近に2mほどの露岩があり、ザイルを出す。そこを越えると平坦になる。その後も藪の中を木登りをするかのように登る。尾根が広くなってきて1971mピーク手前のジャンクションピークに着く。ガスで冷尾根上部は全く見えない。時間がないのでここで引き返す。露岩の所は下りもザイルを使う。その先の急な尾根を下って行くがガスが出ており視界が利かない。途中、尾根を見過ごし先に行ってしまうが元の場所まで戻り、正しいルートに戻る。尾根が急なのでガスが出ているとき上からであると尾根の下部が見えずルートファインディングに注意する必要がある。その後、テントに戻る。

CT)1663mピーク手前(6:00)-1971mピーク手前(11:30)-1663mピーク手前(16:00)

11月4日(火) 曇 【1663mピーク手前-大谷原】

メンバー 小久保 乙山 小倉

 
尾根がいくつか出ているところはルートファインディングに注意しながら冷尾根を下る。取り付きまで下りた後、大冷沢を渡る場所を探してみるが水量が多かったため、行きと同じ小冷沢を渡り、大谷原へと下山する。携帯電話が繋がらなかったので爺ヶ岳スキー場まで歩き、タクシーを呼ぶ。

CT)1663ピーク手前(6:00)-大谷原(11:00)

最近のコメント

    アーカイブ

    カテゴリー