新人合宿行動概要
5月3日(金) 晴 【二股-猿倉-小日向のコルBC】
メンバー:小林 長島 太田 長坂 松木 松本 籾山 島田 新妻 細井 宮武 宮津OB
白馬アルパインホテルで挨拶をして、タクシーで二股へと移動する。二股で故梶川OBの追悼をした後出発する。途中で一本とり、林道を進み猿倉に到着する。猿倉荘で、毛手袋、ピッケル、サングラスを身につける。空身で猿倉荘付近の雪の斜面に取り付き、キックステップの練習をする。練習後、中澤OBと合流し雪面に取り付く。猿倉台地で昼食をとった後、出発するが2年生1名が遅れ始める。そのため、2年生に宮津OBがついて隊を分ける。小日向のコル手前の急斜面はスリップに注意しながら登っていくが、1年生1名が遅れ始める。斜面を登っている際、谷山OBと合流する。その後、1年生1名が顕著に遅れ始めたため隊を分ける。先行隊は先にテントを一張り立て、後続隊が到着した後残りのテントを三張り立てる。テント設営中、大川OBと合流する。トイレ、ブロック設営もする。テント設営後、中澤OBが下山される。双子岩の水場では水が取れる。16時半頃、山本監督、松本OBと合流する。
CT)二股(7:17)-猿倉(8:52)-小日向のコルBC(13:39)
小日向のコルBC(13:55) 後続隊(1年、2年、谷山OB)
小日向のコルBC(14:16) 後続隊(2年、宮津OB)
5月4日(土) 晴後曇 本隊【三白平で雪上訓練】
メンバー:太田 松木 島田 新妻 細井 宮武 山本監督 谷山OB
食当の不手際で出発が遅れる。準備をして三白平に移動する。天気は晴で風も弱い。雪上訓練終了後、テント張替えを一張り行う。
<訓練内容>
カッティング 0’20”
キックステップ 1’00”
(ダイヤモンド歩行)
滑落停止 0’50”
アイゼン着脱・歩行 1’20”
Fix通過 0’30”
ワンアット 0’30”
コンテニュアス 0’40”
合計5’10”
CT)BC(6:05)-三白平(6:15)-BC(13:01)
唐松岳ロングラン上級生隊【BC-樺平-双子尾根-杓子岳-双子尾根-BC-三白平-BC】
メンバー:小林 長坂 籾山 宮津OB
準備をして出発する。BCからはトレースがついており、辿って行く。樺平でヘルメット、アイゼンをつける。2500m付近でザイルを付け、コンテニュアスで登っていく。他の登山者とは20人程とすれ違う。杓子岳に到着するが、風速27m程の強風が吹いており気温も低く稜線上の行動は危険と判断し引き返すことにする。頂上直下の下りはメインFix1ピッチで通過し、その後はコンテニュアスで行動する。ゴジラの背手前で大川OBと合流して下り、樺平でザイルを外す。BC到着後、三白平に移動しFix工作1ピッチとメインFix 1ピッチの訓練をした後、本隊と合流する。
<訓練内容>
Fix工作 1ピッチ
メインFix 1ピッチ 合計2’50”
CT)BC(3:52)-樺平(4:43)-杓子岳(6:58)-BC(9:51)-三白平(10:01)-BC(13:01)
白馬岳主稜上級生隊【BC-白馬主稜取り付き-白馬岳-杓子岳-双子尾根-BC】
メンバー:長島 松本 松本OB
アイゼンをつけて出発する。杓子尾根のコルで雨具を着て主稜取り付きへ向かう。取り付き到着時点で先行パーティが30人程見える。八峰手前でヘルメット、ハーネス、サングラスを装着し、コンテニュアスで進む。雪量は豊富で藪は完全に埋もれている。トレースもしっかりついておりコンテニュアスをしたまま一定のペースで進む。二峰付近からは徐々にガスが濃くなっていく。最後の雪壁では一時間ほど順番待ちをする。雪壁はワンアット2ピッチで登り、白馬岳頂上に到着する。写真を撮った後、杓子岳へ向かう。稜線上は風が強く視界も悪いためルートファインディングに注意して進む。杓子岳到着後、双子尾根を下り始める。上部の岩稜帯ではメインFix2ピッチで通過する。風は弱くなったがガスが濃くなり視界は5m程になる。地形図とコンパスを頼りに下っていくが、間違った尾根を下っている可能性があったため、登り返しをする。2650m付近で天気待ちをするが視界は良くならない。その後も偵察を繰り返したが、下降路を発見できず、天候も安定しないので16時のトランシーバー交信でサポート隊を呼ぶ。サポート隊とは18時頃、ゴジラの背付近で合流する。その後は樺平付近までメインFixを張りながら、ゆっくりとしたペースで下り、幕場へ到着する。
CT)BC(3:55)-白馬主稜取り付き(5:18)-白馬岳(11:23)-杓子岳(13:17)-BC(21:05)
5月5日(日) 晴 【三白平で雪上訓練】
メンバー:小林 長島 太田 長坂 松木 松本 籾山 島田 新妻 細井 宮武 山本監督 高柳OB 谷山OB 松本OB 宮津OB
食当の不手際で出発が遅れる。早朝、高柳OBと合流する。昨日までの睡眠時間を考慮し、実動を変更して三白平で雪上訓練を行うことにする。滑落停止訓練終了後、本隊と上級生隊で分かれて訓練を行う。本隊はコンテニュアス、ワンアットを行い、上級生隊はFix工作訓練を行う。13時頃まで訓練を行い、各パーティごとに帰幕する。訓練終了後昼食をとる。テント張替えを一張り行い、その後は双子岩で追悼を行う。追悼後はブロックを補強する。
<訓練内容>
【本隊】
アイゼン着脱・歩行 1’30”
滑落停止 1’00”
自由歩行 3’30”
合計6’00”
【上級生隊】
Fix工作
松木、長島、松本OB 1ピッチ
太田、籾山、宮津OB 2ピッチ
長坂、松本、小林 1ピッチ 3’00”
CT)BC(6:54)-三白平(7:03)-BC(13:30)-双子岩(15:33-16:04)-BC(16:07)
5月6日(月) 晴後曇後雨 【BC-双子尾根-ゴジラの背手前で引き換えし-樺平-BC】
メンバー:小林 長島 太田 長坂 松木 松本 籾山 島田 新妻 細井 宮武 山本監督 高柳OB 谷山OB 松本OB 宮津OB
食当の不手際で出発が遅れる。ヘルメット、ハーネスを付けてコンテニュアスで出発する。上級生隊はメインFixを張る為、先行して進む。双子尾根は融雪が進み藪が出ている箇所もある。急斜面ではメインFixを張って通過する。上級生隊がゴジラの背に到着し、メインFixを張っている際、引き返し時間となったため本隊と上級生隊はゴジラの背手前で合流し、双子尾根を下り始める。再びメインFixを張るために上級生隊は先行する。下りは上級生が1年生の下につき慎重に下るが、時折スリップをしてしまう。1年生1名のペースが上がらず遅れたため4年生と2年生1名がつき隊を分けて下る。帰幕後はブロックを補強して、OBの方々は下山される。
CT)BC(5:42)-樺平(7:52)-ゴジラの背手前 (9:00)-BC(13:10)
BC(13:45) 後続隊(1年、2年、4年)
5月7日(火) 晴 【1750m付近で雪上訓練した後猿倉へ下山】
メンバー:小林 長島 太田 長坂 松木 松本 籾山 島田 新妻 細井 宮武
食当の不手際で出発が遅れる。小日向のコル近くの1750m付近の平地に移動し1年生の雪上訓練を行う。ザイルメンバーに分かれてワンアットは最低2ピッチを目安として、コンテニュアスは確保の練習を繰り返し行う。訓練終了後、小日向のコルへと戻りテント内で昼食をとり、テント撤収をする。強風が吹いていたため、先にポールを抜いて、テントが飛ばされないように気を付けながら撤収する。全員梱包した後下り始める。急斜面を注意しながら下り、猿倉台地を進んで行くが1年生1名のペースが上がらない。そのまま一定のペースで下り、猿倉荘に到着する。
<訓練内容>
自由歩行 2’30”
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