2006年度 冬富士合宿(11/25-12/1)
11月24日(金) 曇
メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 野口 冨家
予定通りバスとタクシーを乗り継ぎ、新5合に到着する。20時過ぎに中澤OBと合流する。
T)部室(11:00)-御殿場口新5合(15:50)
11月25日(土) 快晴
メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 野口 冨家
スムーズに食当、梱包を終え出発する。富士山には2300m付近からべったりと雪が付いている。出発早々から1年生1名がバテはじめ、ペースは上がらない。気合をいれながら歩かせるが、時々倒れこんでしまう。須山口2合8勺を過ぎた2200m付近で白目をむいて倒れる。全身が痙攣しており意識も朦朧としているためこれ以上の行動はできないと判断し、ツエルトを被せてしばらく休ませる。本日の行動はこれ以上無理と判断し、須山口2合8勺に下ることにする。須山口2合8勺にテントを設営し、倒れた1年生1名を収容する。中澤OBは倒れた1年生1名が入幕した後下山される。倒れた1年生1名は夕食も食べられない状況で寝たきりとなる。ミーティングにて、この者の体調が回復しないのなら明日下山させることにする。
CT)御殿場口新5合TS(5:57)-須山口2合8勺(10:30-11:00)-2200m引き返し地点(11:30-12:45)-須山口2合8勺TS(13:00)
11月26日(日) 曇後雨
メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 野口 冨家
朝、前日倒れた1年生1名は眩暈と頭痛がし、体がだるいとのことである。本日は体調の優れない1年生1名が10時までに回復しない場合、4年生1名と2年生1名でこの者を下ろすことにし、残りのメンバーで上部に行き雪上訓練することにする。
明日は予定通り走り6合入りとする。
<雪上訓練隊>
メンバー;北村 矢口 川村 平井 野口
食当、梱包は非常にスムーズに終えるが、念のためテントを補強した後出発する。雪上訓練ができそうな場所まで登っていく。少し平らになった2500m付近で雪上訓練を行う。本日は斜面も硬く、アイゼン歩行には適している。訓練内容は下記の通り。10時のトランシーバー交信で体調の優れない1年生1名を本日中に下ろすことを聞き、3年生1名と2年生1名を先に須山口2合8勺に下らせる。残りのメンバーで雪上訓練を続けるがコンテニュアスを行っている最中に暴風雨となり、雪上訓練を中止し雨具に急いで着替えて須山口2合8勺に下る。TSで搬送隊の帰りを待つ。
CT)須山口2合8勺TS(6:10)-雪上訓練(7:00-12:00)-須山口2合8勺TS(12:50)
<搬送隊>
メンバー;三戸呂 川村 冨家
雪上訓練を中断し下ってきた2年生1名と4年生1名で体調の優れない1年生1名を新5合までザック搬送で運ぶ。新5合で中澤OBに体調の優れない1年生を迎えに来てもらった後、須山口2合8勺に戻る。
CT)須山口2合8勺TS(11:40)-御殿場口新5合(12:50-13:40)-須山口2合8勺TS(15:10)
11月27日(月) 雨後曇一時雪
メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 野口 冨家
天気待ちをした後、走り6合を目指して出発する。序盤から2年生1名が腰痛でペースが全く上がらない。ゆっくりとしたペースで登っていくが、さらにペースが落ちたので隊を分けることにする。途中2600m付近で暴風雪となり、さらに視界も10m程となる。そこから少し登ったところでさらに天候が悪化し、視界も5m程度となり、立っていられない程の強風も続く。上級生2名で走り6合に偵察に向かうが、走り6合ではさらに強い暴風雪である。本日はこれ以上の行動は危険と判断し、少し下ったところで幕営適地を探しテント設営を試みるが、なかなかいい場所が見つからず、結局須山口2合8勺まで再び下ることにする。テント設営後、上級生2名で上部へ雪摂りに向かう。 明日は悪天候が予想されるため、走り6合へは向かわず、上部で雪上訓練を行うことにする。
CT)須山口2合8勺TS(6:25)-2600m付近引き返し地点(11:15-12:50)-須山口2合8勺TS(14:40)
11月28日(火) 晴時々曇
メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 野口 冨家
雪上訓練ができそうな2550m付近まで登り、ここで雪上訓練を行ってみるが雪が予想以上に軟らかいので走り6合まで登り雪上訓練を再開する。コンテニュアス、ワンアット、自由歩行を上級生3名と1年生1名で行っている間に他の上級生2名で前半後半に分かれて各100分ずつ上級生訓練を行う。
明日は走り6合入りを行う。
CT)須山口2合8勺TS(5:50)-雪上訓練(7:10-13:00)-須山口2合8勺TS(13:40)
11月29日(水) 曇
メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 野口 冨家
食当はスムーズに終了するが、テントを出て撤収をする時に、№4,№5天共に外張りが破れていることが判明し、テントを修理してから出発する。一定のペースで登っていき、3本で走り6合に到着する。
CT)須山口2合8勺TS(9:00)-走り6合(12:25)
11月30日(木) 曇後雪
メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 野口 冨家
コンロの不調により出発が大幅に遅れる。出発早々2年生1名が遅れがちであるが、全体としてはいいペースで登っていき7合5勺で一本とった後、大垂水沢に移動し雪上訓練を行う。訓練内容は下記の通り。自由歩行を行っている最中に天候がかなり悪化し暴風雪となる。ツエルトを被って天気待ちをするが天候はさらに悪化する。本日は雪上訓練を中止し、TSに下ることにする。暴風雪の中、慎重に下りTSに到着するが、№4天の外張りが破損し、さらにポールが折れている。幸い天候も落ち着いているため、急いでテント張替えと、修理をして入幕する。ミーティングにて、明日は3時間ほど雪上訓練のまとめをして下山することにする。
19時頃から再び強風となる。就寝間際に№4天の外張り、本体共に大きく破損し、テント内に大量の雪が入り込む。急いで私物整理を行い外に出る。修復も難しそうなので№4天を撤収し、私物と官物を整理したあと、№5天に全員が入る。№5天も同じく強風に煽られるので、皆で内側からテントを押さえる。一晩中、強風は納まらず、25時ぐらいに強風のピークをむかえる。
CT)走り6合(6:40)-大垂水沢(8:00-11:40)-走り6合(13:40)
12月1日(金) 晴時々曇
メンバー 三戸呂 北村 矢口 川村 平井 野口 冨家
4時半頃、外に出ると№5天の外張りが大きく破損しており、さらにポールも折れている。一先ず、レーションを食べ、外が明るくなるのを待つ。5時半頃に外に出て、テントを撤収する。本日の予定では雪上訓練を行ってから下山する予定であったが、テントが両方とも大きく破損した状態を考えると、一刻も早く下山することが最優先と考え、雪上訓練を行わず下山することにする。斜面が硬いためアイゼンを履いて出発し、慎重に下っていく。雪が無くなったところでアイゼンを脱ぎ、須山口2合8勺で服装を変えた後3本で青年の家に下山する。