2004年度 新人合宿(4/29-5/6)

メンバー:小久保 乙山 北村 三戸呂 齋藤 矢口 高野監督 中澤OB 豊嶋OB  早川OB 加藤OB 田中OB 天野OB 松本OB 

4月29日(木) 快晴

メンバー 小久保 乙山 北村 三戸呂 齋藤 矢口 加藤OB 田中OB

 前日、新宿駅には松本光司OB、山本篤OB、森OBと後から入山される高野監督、早川OB、天野OBが見送りに来て下さった。快速ムーンライト信州にて23:54離京。指定席だったが、がらがらであった。
 白馬駅で田中OBと合流。タクシーと田中OBの車で白馬アルパインホテルに向かう。朝食を頂き着替えをデポさせていただく。二股まで車で行き、故梶川OBの追悼を行う。梱包して出発。ゆっくりだが順調なペースで進む。ゲートは30日に開くはずだが途中何台か車が通過していく。猿倉でサングラス、毛手、ピッケルを出す。雪が出てからも順調に進む。小日向のコルへの急登の後半1年生1名が若干遅れ気味になるが、最後まで大きく遅れる事はなく、幕場に到着。テント設営、ブロック設営の後、田中OBは下山される。

CT)二股(7:45)-猿倉(10:10-10:40)-小日向のコル(13:40)

 

4月30日(金) 晴れ

メンバー 小久保 乙山 北村 三戸呂 齋藤 矢口 中澤OB 加藤OB 

 本日は三白平にて雪上訓練。始め小久保、北村が1年生につき、乙山、三戸呂が加藤OBに見てもらい上級生雪訓を行う。途中でメンバーを入れ替える。雪訓を終え幕場へ向かう途中、中澤OBと合流する。帰幕後、テント張り替えを3回行う。夜遅くに豊嶋OBが入山される。 

CT)B.C.(5:10)-三白平(5:20)

5月1日(土) 快晴

メンバー 本隊(大雪渓往復) 小久保 北村 齋藤 矢口 中澤OB 豊嶋OB
上級生隊(白馬岳主稜) 乙山 三戸呂 加藤OB

〈本隊〉
 小日向のコルから猿倉台地に下り、尾根の途中を巻きながら進む。トラバースが終わった所で一本とる。その後、大雪渓に入り、順調なペースで登っていく。大雪渓には右側の雪渓からのデブリがある。急斜面も特に遅れることなく村営宿舎に着く。ここで昼食をとった後、頂上へ向けて出発する。稜線上は風があり肌寒い。白馬山荘を越えて頂上へ向かっていると上級生隊のメンバーが迎えに来てくれる。
上級生隊と合流後、すぐに頂上到着。写真を撮って校歌を熱唱する。下りは急な所は慎重に下り、緩くなった所から白馬尻まで競馬をする。後は往路と同じように尾根を横切り、登り返しも声を出して登り切る。夜遅くに松本OBが入山される。
〈上級生隊〉
寝坊して出発が遅れる。大急ぎで出発し、駆け下る。尾根の末端を巻き、白馬尻でヘルメットを着ける。広い雪面を右側から巻くように登る。8峰手前の稜線上に出たところでアンザイレン。また所々で雪面が固いのでアイゼンも着ける。ルートは急登と細いリッジの繰り返し。トレースもはっきりしていて歩きやすい。3、4パーティーほどいたが順番待ちするようなことはなかった。2峰の登りは露岩の先が急な雪壁となっていて緊張を強いられるが、コンテで抜ける。頂上までの雪壁は、狭いところでの確保の訓練のために少し登ったところからワンアットを始め、1Pで頂上まで抜ける。写真を撮り、少し休んでから下り始めるとすぐに本隊と合流する。

CT) 〈本隊〉B.C.(5:02)-白馬岳頂上(10:45)-B.C.(14:00)
   〈上級生隊〉B.C.(4:20)-白馬尻(5:00)-8峰手前(6:30-6:40)-白馬岳頂上(10:05-10:35)-本隊と合流(10:40)

5月2日(日) 快晴

メンバー 本隊(雪上訓練)  乙山 三戸呂 齋藤 矢口 中澤OB 豊嶋OB
上級生隊(白馬岳主稜) 小久保 北村 松本OB

〈本隊〉
 出発間際、1年生1名が吐き気を催す。中澤OBについてもらい、一時テントで休ませる。
残りのメンバーで出発。
 最初にグリセードをやるが雪が軟らかく滑りにくい。形だけは一通りやり、早めに次に移る。他のメニューは順調にこなし、ワンアットの途中で、休養していた1年生と中澤OBが合流する。自由歩行で帰幕した後、テント張り替えを行う。その後高野監督と金子OBが入山される。上級生隊が遅くなりそうなので食事作りを少し遅らせ、その間に乙山、三戸呂は豊嶋OBに見てもらいFix工作・回収の訓練を1時間ほど行う。
〈上級生隊〉
 霧が出ていて視界が悪く、猿倉台地でルートファインディングを誤る。尾根の途中を巻きながら大雪渓に入るが、視界が悪く取り付きを過ぎて登ってしまう。その後晴れてきて視界が良くなり、主稜に取り付く。稜線に出たところでアンザイレンし、アイゼンを着ける。一カ所急なところをワンアットする。2峰の登りは順番待ちをした後、ワンアットで通過し、1峰でもワンアット2Pを行い、頂上へ着く。頂上からは夏道を杓子岳まで行く。杓子岳からの下りは頂上直下で2Pワンアットを行う。ハイマツの急斜面はハイマツの左側の雪のあるところを降りる。雪の下に岩があり、慎重に行く。その後ゴジラの背で懸垂下降をする。樺平から下では藪が出ているところがある。ペースが上がらない中、帰幕する。

CT)
〈本隊〉B.C.(5:05)-三白平(5:15)-B.C.(12:10)
〈上級生隊〉B.C.(3:45)-取り付き(6:30)-白馬岳頂上(12:00)-杓子岳頂上(14:00)-B.C.(18:20)

5月3日(月) 晴れのち雨

メンバー 小久保 乙山 北村 三戸呂 齋藤 矢口 高野監督 中澤OB 豊嶋OB  松本OB

 Fix工作隊として北村・松本OBが先行する。食事・身支度に手間取り、出発が大幅に遅れる。始めから1年生1名の体調が優れずゆっくりとしたペースで進む。ブッシュ地帯の急な所2カ所をメインFixで通過。樺平の手前で中澤OBが下山される。樺平を過ぎてもペースは上がらないが、一定のペースでは進んでいる。ゴジラの背を過ぎた所で先行隊が整地をして待っていてくれた。そこでツェルトを張って昼食。J.P.から先は時間がないため、メインFixを張るため北村・松本OBパーティー、乙山・三戸呂パーティーが先行する。ハイマツの急斜面と頂上直下の岩稜にそれぞれメインFix1Pで抜けて頂上に達する。稜線上の夏道は皆気合いが入り良いペースで進む。湯沢の下降は霧が出ていて下降路がわかりにくいが降りるほどにはっきりしてくる。最後の登り返しも声を出してどうにか登り切る。幕場に着くと小疇部長と天野OBが入山され、豊嶋OBが下山された。3:30からの追悼式の後、小疇部長は下山された。 

CT)B.C.(6:00)-樺平(7:40)-杓子岳(11:55-12:05)-湯沢下降地点(13:00)-B.C.(14:50)

   

5月4日(火) 雨

メンバー 小久保 乙山 北村 三戸呂 齋藤 矢口 高野監督 天野OB 松本OB

 昨夜からの雨が止まず上級生隊、本隊共に出発の準備をして待機するが雨脚は強まるばかり。9:10の天気図をとり、1年生は私物整理の訓練をしてから以後は停滞とする。

5月5日(水) 曇り

メンバー 本隊(雪上訓練) 北村 齋藤 矢口 高野監督
上級生隊(唐松岳ロングラン) 小久保 乙山 三戸呂 天野OB 松本OB

〈本隊〉
 天気は良いとはいえない中、出発。斜面が少し固いのでしっかり足をけり込みながら30分程で雪訓場所の三白平に到着。滑落停止訓練を1時間、グリセードを40分ほど行った後、自由歩行に移り、ターン練習、コンテ確保、ワンアットと雪上訓練の総復習をする。その後、1年生同士のコンテ歩行で10時に帰幕。幕場で昼食ののち、テント張り替えをした。その後高野監督は下山された。
〈上級生隊〉
 暗い中出発。雨は上がり、霧雨程度。トレースは消えかかっている。樺平への降り口を見過ごして5分ほどロス。雪稜上はそれほどペースが上がらないが稜線上に出てからは良いペースで進み、湯沢の下降地点で松本OBは分かれ、本隊に合流する。その後2年生1名が足の痛みに苦しむが、まずまずのペースで進む。不帰の瞼の通過はワンアットとメインFixを交えて計5Pで通過。そのうち2Pを張ったままデポしていく。ここで予想以上に時間がかかる。それを越えるとまた普通の夏道を1本で唐松岳に着く。写真を撮って引き返す。不帰の瞼も特に問題なく通過するが、その後2年生が苦しそうでペースが上がらない。天狗の頭をすぎて少しペースを上げ、湯沢を一気に駆け下りて最後の登り返しで最後の気合いを入れ、帰幕時間ぎりぎりに幕場に着く。上級生隊が帰幕したのを見届け、松本OBは下山される。ミーティング後に早川OBが入山される。

CT) 〈上級生隊〉B.C.(2:58)-杓子岳(5:55)-湯沢下降地点(7:00)-不帰の瞼(9:00-11:00)-唐松岳(11:55-12:00)-不帰の瞼(12:45-14:15)-湯沢下降地点(16:20)-B.C.(17:50)

5月6日(木) 快晴

メンバー 小久保 乙山 北村 三戸呂 齋藤 矢口 早川OB 天野OB

 梱包が遅く出発が遅れたため、梱包訓練をしてから出発。遅く出たので雪はいくらか軟らかくなっているが1年生は度々転倒する。慎重に下り、猿倉台地に出てからは順調に進み、猿倉に到着する。

CT) B.C.(7:40)-猿倉(10:30)

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